【仕掛け編】 スワップポイントサヤ取りの仕掛け方

スワップポイントサヤ取り

 

両建てポジションをスムーズに作っていくための流れをまとめました。

 

 

【仕掛け編】 私の売買の流れ

 

仕掛ける通貨ペアと口座と資金配分を決めて、口座に入金したら両建てポジションを作ります。

 

こう書くと簡単ですが、実際にやると最初のうちはちょっと緊張するはずです。

 

仕掛けは、以下の手順でやっていきます。

 

  1. 注文を出す時間帯
  2. 順張りで仕掛けていく
  3. 1分足チャートで流れを見る
  4. 指値注文が有効な通貨ペアとFX口座

 

順番に説明させていただきます。

 

注文を出す時間帯

 

注文は「スプレツドが狭く値動きがゆるい」時にだすようにしています。

 

毎日の小さい利益を出していくために、スプレッドコスト回収日数を意識することが大切であることは既に書きました。

 

 

通貨ペアにもよりますが、朝方8時前はスプレッドが広目になる通貨ペアが多いです。

 

そして「値動きがゆるい」方が良い仕掛けを落ち着いて作れます。

 

朝8時50分以降は、株式市場が始まることもあり、値動きが激しくなることが多いです。

 

株式市場が休みとなる、11時30〜12時30分も為替の値動きはちょっとゆるめです。

 

あとは、日本の株式市場が終わって欧州市場の値動きが本格化するまでの15時〜17時くらいもゆるめです。

 

私がポジションを作ることが多いのは、この3つの時間帯です。

 

  • 朝8時〜8時50分
  • 11時30〜12時30分
  • 15時〜17時

 

これ以外の時間帯にポジションを作ることもあります。

 

その場合でも「激しく動いいている時」は避けます。

 

為替相場の動きの激しい時に両建てポジションを作ると、短時間のうちに不利な方向に大きく動いてしまうことがあるからです。

 

順張りで仕掛けていく

 

注文は順張りで出します。

 

具体的にはこんな順番です。

 

  • 上げ相場:買いポジション⇒売りポジション
  • 下げ相場:売りポジション⇒買いポジション

 

順張りで両建てポジションを作るというのは、現実にはこういう流れです。こうすれば、成行注文でやっていても、自然に有利なポジションが作りやすくなります。

 

例えば、こんな流れになることが多いです。

 

上げ相場と判断した場合

 

買いポジション作成 107.000円

 

上げの流れであれば、売りポジション作るまでに少し上昇する。

 

0.5銭でも1銭でも上昇したところでポジションを作れば、それだけ両建てポジションが有利になる。
      ↓

売りポジション作成 約定 107.010円

 

これによって、できた両建てポジションはこうなります。

 

買いポジション107.000
売りポジション107.010

 

最初から1銭の含み益となっているので、こういうポジションが作れるとこの後のスプレッドコスト回収日数を考えなくてよくなります。

 

こんなイメージです。両建てポジションを0.1銭でも有利にできればそれだけ利益が出やすくなります。

 

でも、有利なポジションを作ることにこだわり過ぎて、流れが変わってしまっては困ります。

 

ここ、とても重要な部分です。

 

ここを欲張ってしまうと、流れが変わったときに痛い目をみることになります。

 

「0.1銭でも有利ならOK」という気持ちでやられてください。

 

流れをみるのには、短時間のチャートを使います。

 

1分足チャートで流れを見る

 

私が良く使うのは1分足チャートです。

 

このチャートをみながら、短時間の傾向を判断します。

 

  • 上げ気味なのか
  • 下げ気味なのか
  • 揉み合いなのか

 

「上げ気味」または「下げ気味」と感じれば、先程の手順で順張りで仕掛けていきます。

 

「揉み合い」と感じる時は、少し待ちます。

 

流れがでてきたら基本的に「成行注文」で約定させます。

 

これで両建てポジション完成です。

 

この方法で、まあまあ良い感じでポジションが作れるのはだいたい60%くらいかなという気がします。

 

そのまま反転して逆の方向に動いていくことだってあります。

 

そういう時にポジションを作り損ねて、しばらく待つこともあります。

 

そのまま戻ってこないようなときは、スプレッドが開いた両建てポジションとなるのですが、それはしょうがないとあきらめることにしています。

 

ポジション作りで失敗しても「スワップポイント差が開いた状態が続いてくれれば」利益にできます。

 

決済のときに失敗分を取り戻せる可能性も高いです。

 

基本的に成行注文と書いたのですが、指値注文を使った方が有利なケースもあると感じているパターンもあるので、ご紹介します。

 

指値注文が有効な通貨ペアとFX口座

 

スプレッド広目な通貨ペアでくりっく365を使う時には、指値注文を使うことがあります。

 

例えば、南アフリカランド円です。

 

現在の提示値よりも0.5銭有利になるところで指値注文を入れると約定することが多いのです。

 

例えばこんなケースです。

 

  • BID 7.205
  • ASK 7.210

 

こういうときに南アフリカランド円の買いポジションを作るとしましょう。成行注文でやれば7.210となるところです。

 

ここで、7.205で指値注文を入れてみるんです。

 

そうすると結構な確率で刺さります。約定したときのスプレッドは0銭だったりします。

 

このやり方、原則固定スプレッド制のFX口座では通用しないんです。

 

スプレッドが固定されていないくりっく365ならではの現象です。

 

もしかすると、マーケットメイカーの値を提供する担当者が、「これなら良い」という値であれば拾ってくれるのかもしれません。

 

ここは、あくまで私の推測です。

 

ここは私が誤解している部分かもしれないので、機会があれば試してみてくださいませ。

 

私は、これ以外のときは成行注文を使うことが多いです。

 

年間成績をプラスにするための仕掛け方 5つのポイント

 

次に、仕掛ける時に私が心掛けているポイントを5つご紹介します。

 

2010年公開運用を始めてから1度も年間成績をマイナスにせずにやってこれた注意点なので、参考にしていただける部分があると思います。

 

仕掛けの時に意識していることが5つのポイントとはこれです。

 

仕掛け成功のための5ポイント

 

  1. 欲張らない
  2. 順張りを基本にする
  3. 迅速を基本とする
  4. スプレッドの収縮を意識する
  5. FX口座での為替レートの差を確認する

 

 以下、順番に説明させていただきます。

 

その1:欲張らない+欲張りたくなったときの限度について

 

両建てポジションを0.1銭でも有利に作りたい。

 

その気持ちは皆同じです。

 

最初のうちは、5銭くらい欲張りたくなるかもしれません。

 

昔の私がそうでした。

 

この「0.1銭でも」という気持ちは、この運用法では捨てるようにした方が良いです。

 

何度かはうまくいくのですが、いずれ失敗します。片方のポジションが建ったまま含み損がどんどん増えていくような状況になります。

 

ただ、どうしても踏ん張ってみたいという気持ちは理解できますし、おそらく誰もが一度は欲張りたくなるものでもあります。

 

そういう時は「限度枠」を作るようにします。

 

限度枠の参考例

 

私がよく使う限度枠は2つあります。

 

  • 5分経ってダメなら成行注文で両建てポジションにする
  • 5銭逆に動いたら諦めて成行注文で約定させる

 

どちらでもよいのですが、共通して大切なことがあります。

 

それは「決めたことは必ず守る」ということです。

 

5分と決めたら5分後には為替レートがどう動いていても、成行注文で成立させる。

 

5銭の値動きと決めたときも同様です。5銭以上逆に動くようであれば、観念してポジションを作ってしまいます。

 

やってみるとわかるのですが、結構な気力がいります。

 

でも、手堅くやっていくためには大切な部分です。

 

その2:順張りを基本とする

 

スワップポイントサヤ取りは、順張り気味に仕掛ける方がうまくいくようです。

 

その方法については、すでに書かせていただいたとおりです。

 

1分足チャートをみて相場の方向性が「上げ」「下げ」なのかを決めます。

 

「上げは買いより 下げは売りより」

 

これが合言葉です。

 

私も、過去にはいろんな仕掛け方をしています。

 

逆張りでの仕掛けも何度もしました。

 

逆張りだと、ポジションを作ってすぐに不利な方向に動きやすくなります。

 

いつも「買い」からという売買パターンを決めたやり方もやりました。

 

相場には「短期」「中期」「長期」の大まかな流れがあります。

 

その流れに乗せていくのが、手間少なく条件の良い両建てポジションを作るには良いというのが、私の感じるところです。

 

尚、この方法でやるときは両建てポジションを作るまでにあまり長い時間をかけないようにしてください。

 

私の方法は、「短期の流れ」で判断しているので、その有効期限は数時間できれるからです。

 

時間がたって、流れが変わって保有ポジションに不利な流れになれば、通常の裁量トレード同様の為替変動リスクを負うことになります。

 

その3:迅速を基本とする

 

指値注文で両建てポジションを作る場合でも、片方のポジションを仕掛けてから両建てポジション完成までは、「迅速」にやることを心がけています。

 

相場の流れが逆になったからといって、ずっと指値注文を入れたまま待っていたりするのはやめた方がよいです。

 

経験上、そのまま約定できずに不利な方向に動いていくことが多いからです。

 

運用を続けていくうちには、「上手な仕掛け」ができることもあれば「下手な仕掛け」となるときもあります。

 

私の場合でも、5回に1回くらいはちょっと失敗気味の仕掛けになっている気がします。

 

最近は、あまり気にならなくなりました。

 

買いポジションと売りポジションで約定値が少々不利になっても、スワップポイント差が開いたままであれば、いつかは利益になってくれるからです。

 

すぐにスワップポイント差が縮小してしまった場合は、諦めるしかありません。

 

他の通貨ペアで稼げばよいと考えるようにしています。

 

その4:スプレッドの収縮を意識する

 

仕掛けの手順のところで「注文の時間帯」を選んでいることを書きました。

 

FX口座・通貨ペアによっては、もう一つ意識しておくとよいポイントがあります。

 

南アフリカランド円などの新興国通貨ペアでは、スプレッドが固定していないFX口座もあります。

 

この代表格はくりっく365です。

 

南アフリカランド円を例にすると、0〜2銭くらいのスプレッドで為替レートが動いています。

 

このスプレッド拡大と縮小は、時間帯にはあまり関係なく起きることもあります。

 

こういうFX口座では、注文を出す時間帯に提示されているスプレッドを見てから、その時間に注文を出すかどうかを決めるようにしています。

 

「今、南アフリカランド円のスプレッドは1〜2銭の範囲で動いている。スプレドが広目なので、注文を出すのはあと数時間してから検討しよう」

 

こんな感じです。

 

幸い、上昇しようと下落しようと両建てポジションを作るのに、有利不利が生じることはありません。

 

この運用法にとっては「スプレッドが拡大している時にポジションを作る」ことがリスクとなります。

 

主要FX口座は、原則固定スプレッドを採用しているところが多いので、この辺はあまり気にしなくてよいです。

 

その5:FX口座での為替レートの差を確認する

 

一部で話題になるのですが、「FX口座によって提示レートが違うこと」があります。

 

この現象が起きやすいのも、南アフリカランド円やメキシコペソ円などの高金利通貨です。

 

私自身は、メキシコペソ円で目視で0.5銭くらい差がでているのを確認したことがあります。

 

両建てポジションで0.5銭も差がでてしまうと、ちょっと痛いです。

 

為替相場全体が大きく動いているときに起きやすいようですので、注文を出す前に確認するようにしています。

 

米ドル円など先進国通貨では、この仕掛けをするときにFX口座間で大きな差が出ていたことは経験がありません。

 

でも、油断はせず確認するようにされて下さいませ。

 

最後に

 

これらのポイントを守って、淡々と続けていけば、年間を通じてマイナス成績となることはなくなるだろうと思います。

 

私の公開運用も2010年より始めて、10年くらいになります。

 

その間、年間を通じて損失となった年は1度もありません。

 

前回書いた「急変動での強制ロスカット」を完全に回避できれば、相当な確率で利益を積み上げていけます。

 

堅実に稼いでいきましょう。


2019年版 スワップポイントサヤ取り目次

2019/10/14


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