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異業者両建取引はなぜなのかまとめ

理屈はすぐにご理解いただけると思います。最初はとても不思議な感じがするんですよね。でも、慣れるととても気楽なのです。異業者両建取引はここではスワップポイントサヤ取りと呼んでおります。

為替リスクほぼゼロの仕組みの復習

最近メルマガ相場生活入門読者になられた方で、このスワップポイントサヤ取りの為替リスクほぼゼロの仕組みに疑問を持たれている方も多いようです。今回はその仕組みについて書かせていただきます。

 

豪ドル円を参考事例としてやってみます。FX業者は、前回紹介した2社を使います。

 

前回記事:今豪ドル両建てならこの組合

 

実際にはこんな感じになります。

 

買い:GMO外貨

スワップ受取 +66円

売り:DMM FX

売スワップポイント −50円;

スワップポイント差

16円

 

この2社で豪ドル円ポジションをそれぞれつくります。便宜上82.00円で2社とも同値で作成できたとしましょう。この時点での為替損益はゼロ円です。ポジションは10万通貨とします。

 

  • 10万豪ドル円買いポジション 92.00円
  • 10万豪ドル円売りポジション 92.00円
  • 為替損益 0円

 

*実際にはスプレッドがあるので全く同じ値にはなかなかなりません。

 

このまま為替相場が全く動かずスワップポイントも変化しないとすると10万通貨あたり毎日160円の利益が発生することになります。でも、為替が全く動かないということはありません。通常通り為替が動いた場合は、以下のように損益が推移します。

 

豪ドル円10円下落のケース

この状況で豪ドル円が92円から10円下落したとします。そうなると当然買いポジションでは大きな含み損が発生します。逆に、売りポジションでは大きな含み益となります。

 

各ポジションは以下のようになります。

 

  • 買いポジション含み損 ー100万円
  • 売りポジション含み益 +100万円
  • 為替損益 0円

 

買いポジションで大きな含み損がでても売りポジションで含み益が増えるので全体の損益には影響はありません。そして、2社のスワップポイントに変化がない限りスワップポイント差である毎日160円の利益は発生し続けることになります。

 

豪ドル円10円上昇のケース

今度は逆に豪ドル円が10円上昇したケースを考えて見ましょう。この場合、買いポジションでは大きな含み益となりますが売りポジションでは大きな含み損となります。

 

つまり、各ポジションは以下のようになります。

 

  • 買いポジション含み損 +100万円
  • 売りポジション含み益 ー100万円
  • 為替損益 0円

 

先ほどの10円下落の場合と同様、この上昇のケースでも為替損益は増えも減りもしません。そして、2社のスワップポイントに変化がない限りスワップポイント差である毎日160円の利益は発生し続けることになります。

為替値の影響を受けない

上げても下げても為替損益には変動なく、スワップポイント差である160円の利益が毎日発生していきます。

 

最初はちょっと不思議な感じがするかもしれませんが、慣れてしまうと気楽にできます。実際、私は昨年7月に作ったポジションを現在も保有中です。現在、500万円くらいの証拠金で南アフリカランド円を100万通貨両建中です。これで毎月2〜2.5万円くらいずつ利益が増えている状況です。

スワップポイントサヤ取り 2014 目次

2014/03/15


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