スワップポイントサヤ取り 豪ドル円編 2014年3月
豪ドル円でスワップポイントサヤ取りを行う場合、どのFX業者を使うといいのかについてまとめました。2014年3月時点の状況です。
豪ドル円両建てで使うFX業者
まずは、最近のスワップポイント比較をご覧下さい。
スワップポイントサヤ取りでは2つのFX業者を使って両建てをします。
- 買いスワップポイント受取の多い業者⇒買いポジション用FX業者
- 売りスワップポイント支払の少ない業者⇒売りポジション用FX業者
上記表は、買いスワップポイントでの比較です。売りスワップポイントは買いスワップポイントに数円上乗せされているところが多いので比較表で低スワップ業者のHPで売りスワップポイントの詳細を確認して使うかどうかの判断をします。ちなみに、この運用で使う業者はここ数年だいたい決まっています。
FX業者名 | 豪ドル円スプレッド |
---|---|
3.2銭 |
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1.2銭 |
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0.88銭 |
ここ3年ぐらいは、が豪ドルスワップポイントの高さでは一番になることが多いです。その代わりスプレッドは広目となっています。1万通貨で2銭=200円に相当しますので、スワップポイント差が1〜3円程度であれば、GMO外貨やSBIFXトレードのほうが無難です。
FX業者名 |
豪ドル円スプレッド |
---|---|
0.8銭 |
|
1.2銭 |
2014年3月11日時点での一番良さそうな組合せはこれです。
買いポジション用FX口座 |
売りポジション用FX口座 |
---|---|
GMO外貨 +66円 |
DMM FX −50円 |
スワップポイントに変動がなければ1万通貨両建てで毎日16円の利益が発生する計算になります。この2社にはそれぞれ留意事項がありますので、その点にも触れておきます。
強化期間に高スワップ傾向 GMO外貨
GMO外貨は、全体的に高スワップポイント傾向の業者さんなのですが、時期によってちょっとした高下があります。過去5年にわたって比較してきた私の推測ではあります。スワップポイントが高くなる時期は、「他社とは違う別の理由」があるように思われます。「他社とは違う別の理由」とは、例えばGMO外貨さんで口座開設数を増やしたいという時期です。
その時期に該当しそうなのが、「社名変更した今」です。
これまでの傾向からすると、暫くの間は高スワップポイントが期待できるかもしれません。 これからの豪ドル円新規買いポジション用業者としては有力候補としてよいと思っています。
あくまで私の推測にすぎませんけどね。
強化期間が終わると、木曜日のスワップ3倍デーのスワップを低目にする傾向があります。ヤフーグル−プ入りで社内の体制の変わっているので、今後はわかりませんが、強化期間が終わったかどうかの目安になるかもしれません。
DMMFXの注意点
DMMFXは、スワップポイントを長期間変動させないで固定させる傾向にあります。売りポジション時で低スワップポイントで安定しているため、このスワップポイントサヤ取りではとても有り難い業者さんでもあります。通常の裁量トレードでも昔から売りポジション用業者として使っています。
この業者で注意して欲しいのは煩雑な入出金です。
最近どこの業者さんでも似たような規定はできているのですが、DMMFXさんは特に厳しいという印象があります。今のところ、このスワップポイントサヤ取りの資金管理ルールで口座凍結されたという話は聞いたことがありませんが、今後はわかりません。
この辺の対策は、この連載の資金移動でも書く予定です。
スワップポイントサヤ取り 2014 目次
連載スワップポイントサヤ取り2014の目次です。