スワップ変動により連載急遽中止
FX業者間のスワップポイント差を利益に変えていく運用法が、スワップポイントサヤ取りです。同通貨ペアの両建てポジションをつくるため、為替変動リスクはほぼゼロとなる超ローリスク運用法としても知られています。
利益率は低くてもよいから確実性高く少しでも増やしていきたいというニーズに合う運用法です。これからもう少し書きたかったのですが今回で急遽終了とさせて頂きます。実は、売り対象のFX業者のスワップポイントが上昇傾向になってきており、この連載とタイミングが合うためその影響を考慮しました。
豪ドル両建てについてまとめ
私のメルマガ連載を始めて数回で上昇し始めたのは過去に記憶がないのですが、もしかすると少しは影響があったかもしれないので様子をみたいと思います。
ということで今回は今後豪ドル両建てをする際に注意して欲しい部分を羅列させていただきます。
NZドル・南アフリカランド円でやるときも考え方は同じです。資金配分や資金移動タイミングがちょっと違いますがここで書いたくらいの余裕を持たせれば不測の事態はおきにくいだろうと思います。
資金管理と資金移動
スワップポイントサヤ取りを豪ドルで行う場合の資金配分は、私は以下くらいを目安にしています。
- 買いポジション用口座資金 10万円
- 売りポジション用口座資金 10万円
- 待機資金 10万円
- 合計 30万円
現在1万豪ドル円買いポジションの証拠金は4万円程度です。10万円の証拠金であれば6円相当の値動きに耐えられます。待機資金を含めると16円、さらに大きく動きそうなときはもう一方の口座から5万円移動できるので+5円で合計21円の値動きに対応できます。
これよりも余裕を持たせて資金を増やすのはかまわないのですが、これよりも資金を少なくしてポジションを作る場合は充分にご注意ください。
資金移動について
両建て後に為替変動が起きれば資金移動をする必要があります。以下のページを参考にしてください。
豪ドルは、1日に5円くらいうごくことがあります。ここのところ値動きが落ち着いているので油断しがちなのですが、ウクライナ情勢や中国
の動向次第では為替が突然乱高下する可能性はあります。この運用法は、小利を積み上げていくため、いかなるリスクにも対応できるよう安全性に配慮してやらねばなりません。
そして「頻繁な資金移動」には充分にご注意下さいませ。
頻繁な資金移動は、「口座凍結」や「過去に遡って取引を無効にする」という措置を多くの業者が規定に盛り込んでいます。口座凍結だけなら傷は浅いのですが「過去に遡って取引を無効にする」措置をとられると大損となりかねません。
大損だしている取引を無効にすることはまず考えられませんからね。
頻繁な入出金を避けるためには、最初の資金配分を充分に余裕をもたせる必要があります。
他にも注意点がありますが、興味のある方は過去の連載記事を参考にして頂ければと思います。
連載自体は定期的にやりたいとは思っています。ただ、連載がスワップポイント情勢に大きな影響を与えているような事象が起きたら停止検討したいと思うので、気づいた点あれば教えて頂けると助かります。
変な終わり方で申し訳ありません。
スワップポイントサヤ取り 2014 目次
連載スワップポイントサヤ取り2014の目次です。