外貨取扱サービス GMOクリック証券で開始
GMOクリック証券にて、外貨取扱サービスが2024年4月より始まっています。
円安は、日本円資産の価値を減らしているということは、多くの日本人が感じ始めています。
FXの証拠金と言えども例外ではありません。
「証拠金そのものを米ドルで出来れば・・・」と考えたことがあるのは、私だけではないはずです。
その想いが、GMOクリック証券さんによって実現することになりました。
このサービス、円安時代の資産防衛策としても使えそうです。
この辺のサービスは、SBI証券やマネーパートナーズFXが先行しています。
その辺との違いなども入れながら、GMOクリック証券の外貨取扱サービスを見ていきましょう。
まずは、概要と今後の予定をご覧ください。
外貨取扱サービス 概要
特徴は、大きく3つです。
まず、両替手数料が無料・・・これは大きいです。
SBI証券では、米ドル両替時に25銭のスプレッドが存在します。GMOクリック証券ではFXネオのMIDレートを使用するため実質0銭となります。
ちなみに、マネーパートナズFXも現状スプレッドほぼスプレッド0銭で提供中なので、ここは同条件です。
スプレッド0銭って、FX業者さんがどこで利益を出すのか心配になってしまうのですが、これ以上の条件改善は無いといっても良い水準まできたってことですね。
次に、スワップポイントを米ドルで受取れる。
これ業界初です。
米ドルで蓄積して日本円で受取れるという口座はくりっく365などでやっているのですが、米ドルのまま日本円に両替せずに受取れるという口座は、これまでありませんでした。
ユーロドルやポンドドルなど、米ドルでスワップポイントが発生する口座は、この仕組みが使えます。
3つ目が、米ドルをFXの証拠金として利用できることです。
これは、マネーパートナーズFXでも可能で、おそらく日本で2社目かなと思われます。
今後の発展予定
今後、このサービスは「外貨入出金」や「証券口座」サービスなどに拡大していく予定のようです。
このサービス拡大が実施されると、かなり使えるサービスになります。
例えば、米ドルの外貨MMFは現在金利が5%くらいあります。
外貨MMFというのは、証券会社が扱う預金のようなものです。
長期的に円安だと見ているのであれば、手持ちの日本円を米ドルに変えて外貨MMFに預けておけば円安対策をしながら利息も受取り続けられます。
外貨入出金サービスが可能となるとさらに便利になります。
海外旅行や米ドル表示の買物をするときは、この米ドルがそのまま使えてしまいます。
米ドル払いにクレジットカードの引き落とし銀行口座に、GMOクリック証券で両建した米ドルを振り込むという使い方です。
通常、銀行で外貨両替をすると1米ドル=1〜2円程度の為替手数料が取られます。
FX口座で両替すれば実質0円なのですから、相当有利になるのは間違いありません。
今後の展開が、相当楽しみです。