含み損抑制効果約50万円 勝ちやすい仕組みで必然的に勝つ運用スタイルを継続中
米ドル円がジワジワと下がる円高展開が続いています。この時期は、「FXオプションからのスワップ投資」の含み損抑制効果を確認するのに丁度よい時期でもあります。
今回は、現在の保有ポジション状況とともに後半部分で「現在の含み損抑制効果」の計算と「今後の方針」についてまとめました。
スワップポイント投資をされていて相場下落期に含み損増加で苦しんだ経験をお持ちの方などには参考になる部分もあると思います。
この運用法は以下の特長があります。
FXオプションからのスワップ投資 5つの特長
- 安値でFXポジションを作るのに有効
- FXオプションを使って、FXポジションの買い平均値を下げる
- FXオプションでプレミアム受取利益が発生。
- FXポジション変更後はスワップ投資でスワップポイント+為替利益を狙う
- 月5〜10万円のスワップ+プレミアム受取(2019年11月10〜20万より変更)による定期収入
- 米ドル円上昇時はFX買いポジションでの不定期利益
FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況
この運用で保有しているポジションは、「FXオプションのポジション」と「FXポジション」の2種類に分かれます。
それぞれの状況を定期的に確認しています。
FXオプション部分(5月7日)
現在保有中のポジションはこちらです。
保有中のFXオプションポジションは1本です。
米ドル円現在値は106.210円です。
- 作成日:2020年3月10日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
- 作成時点の米ドル円:105.400円
- 権利行使価格:105.00
- 権利行使期日:2020年5月27日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:2.369
- 利益上限:2.369×10万通貨=236,900円
- 損益分岐点:105.00−2.369=102.631円
プレミアム現在値は0.444です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム受取利益 | 236,900円 |
含み損 | −44,400円 |
差引損益 | 192,500円 |
プットオプション売りは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
このポジションは、権利行使日5月27日に米ドル円が権利行使価格105円を上回っていれば236,900円のプレミアム受取分の満額利益が確定します。
105円未満となった場合は、FX口座で105円の米ドル円買いポジションとする予定です。
FXポジション部分(5月7日)
米ドル円買いポジション20万通貨にふえています。。
FXポジションをくりっく365で保有するのは、「くりっく365の米ドル円スワップポイントが長年高水準を継続している実績」があるためです。
- くりっく365 41円(3日分)⇒1日換算13.7円
- サクソバンク証券 −9円
くりっく365の方が22.7円高いですね。
私は、有利な方を使っていきます。
FXオプションからのスワップ投資 過去の成績
2020年 月別成績推移
2020年の月別の確定利益推移です。
- 2020年運用開始時元金 11,850,114円
年月 |
利益額 |
2020利益 |
利益率 |
---|---|---|---|
2020年1月 |
345,680円 |
345,680円 |
2.92% |
2020年2月 |
125,700円 |
471,380円 |
3.98% |
2020年3月 |
29,200円 |
500,580円 |
4.22% |
2020年4月 |
-43,100円 |
457,480円 |
3.86% |
2020年5月 |
0円 |
457,480円 |
3.86% |
年度別成績
- 運用原資 12,000,000円
- 運用開始年月:2019年3月
年 |
利益額 |
累計利益 |
---|---|---|
2019年 |
-149,886円 |
-149,886円 |
2020年 |
457,480円 |
307,594円 |
今回の含み損抑制効果 総合損益推移で確認
項目 | 損益 |
---|---|
FXオプション損益 | 327,746円 |
FX損益(確定分) | −20,152円 |
FX+FXオプション(含み損益) | −570,210 |
総合損益(含み損益考慮) | −262,616円 |
米ドル円現在値 | 106.210円 |
- 運用開始日:2019年3月21日
- 運用通貨:米ドル円
- 買いポジション最大40万通貨(FX+プットオプション売り合計
- 運用資金1200万円(1万通貨あたり30万円)
総合損益は−262,616円です。円高傾向が続いているので、FX・FXオプションともに含み損が増加して総合損益が悪化しています。
総合損益は悪化中ですが、FXオプションの含み損抑制効果により、その増加は抑えられています。
参考記事:含み損抑制効果とその「限界」のまとめ
このFXオプションの含み損抑制効果は、今回の記事だけではよくわからないはずです。
過去記事との比較をすると見えてきます。
含み損抑制効果の計算
今回のケースでいくと、米ドル円108.945円だった4月9日時点での総合損益は+59,134円でした。
この時点で保有中していた米ドル円買い相当のポジションは30万通貨です。
- FX口座:米ドル円買いポジション10万通貨
- FXオプション口座:米ドル円プットオプション売り20万通貨
この後、4月29日の権利行使でFXオプション10万通貨がFXポジション10万通貨に変換されています。
参考記事:米ドル円10万通貨買い 権利行使にて発生
米ドル円買い相当のポジション数量は30万通貨で変化ありません。
更に1週間が経過したのが、本日5月7日です。
- FX口座:米ドル円買いポジション20万通貨
- FXオプション:米ドル円プットオプション売り10万通貨
5月7日の米ドル円は106.210円で総合損益は−262,616円です。
これを比較表にまとめるとこうなります。
保有数量 | 米ドル円 | 総合損益 | |
---|---|---|---|
4月29日 | 30万通貨 | 108.945 | +59,134円 |
5月7日 | 30万通貨 | 106.210 | ー262,616円 |
変化値 | 変化なし | 2.735円下落 | ー321,750円 |
FXポジションで保有数量30万通貨の場合、2,735円の下落であれば総合損益は2.735×30万通貨=820,500円悪化します。
それが、FXオプションで10〜20万通貨を保有していたことで総合損益悪化は321,750円と半分以下に抑えられています。
今回の含み損抑制効果:820,500円ー321,750円=498,750円
含み損抑制効果約50万円ということになります。
この含み損抑制効果は、FXオプションのプレミアム部分が相場下落期にクッションのような役割を果たしてくれるお陰です。
勝ちやすい仕組みで必然的に勝つ・・・という運用スタイル
この「FXオプションからのスワップ投資」のやり方は、円高期に含み損増加を抑制しながらポジション保有できるというのも特徴のひとつです。
含み損増加が抑制できれば、円高期に受ける精神的ストレスも少なくなります。
その分だけ、運用も落ち着いてできます。
そして、この円高期もいずれ終わります。
現在は、含み損を抑制しつつ我慢の時期です。
もう少し下げるところがあれば、もう10万通貨の買いを入れる予定でいます。
相場転換となって米ドル円が上昇期に入れば、今度は利益拡大期に入ります。買いを増やすか、このまま拡大期を待つかは米ドル円相場次第です。
いずれの状況になろうとも、自分のルール通りに売買をしていきます。
勝ちやすい仕掛けを続けるからこそ、必然的に勝てるようになる・・・これが「FXオプションからのスワップ投資」の基本的な考え方です。
米ドル円の次の上昇期には、利益を伸ばしていく状態もお見せできるはずです。
米ドル円売買で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。
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