FXオプション ツインドラゴン戦略で保有中
FXでは、リターンとリスクは同じになるのですが、FXオプションではそのバランスが違うものになります。
下げた時のリスクは10万通貨、上げら時のリターンは20万通貨、FXオプションを遣えば、そういう攻め方が可能になります。
現在、そういうポジションを保有中なので、その長所と短所などをまとめてみます。
ツインドラゴン戦略とは?
今回使っている戦略は、ツインドラゴン戦略と名付けています。
「名付けて」という表現の通り、私が勝手にそう呼んでいます。
この戦略の魅力は、「下げた時のリスクは10万相当の損失」なのに「上げた時は2倍の20万相当の利益を狙える」ところです。
こんな事は、FXではできません。
FXオプションを使うからこそ、できます。
現在保有中のポジションがこちらです。
現在保有中のポジション
抜き出すと以下のようになります。
- プット売り10万通貨:権利行使価格143.50円:権利行使日4月24日
- コール買い20万通貨:権利行使価格144.00円:権利行使日6月5日
この戦略は、2つのオプションを使います。
プット売りは「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。つまり、このポジションは下げ相場では10万通貨分のリスクを背負っています。
コール買いは「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定なし・損失限定」という性質を持ちます。つまり、このポジションは上げ相場で20万通貨分のリターンを得られる可能性があるということです。
オプションの売買では、ポジション作成時にプレミアム分の代金のやり取りがあります。この2つのポジションでは、こんな感じです。
- プット売り:プレミアム受取:4.385×10万通貨=438,500円
- コール買い:プレミアミム支払:2.087×20万通貨=417,400円
- 収支:438,500円ー417,400円=21,100円受取
コール買いは、プレミアム支払いになるものの、その代金はプット売りで受取っているプレミアム代金で賄っている形になっています。
具体的に、上げ相場・下げ相場では以下のような収支イメージになります・。
- 5円下落:リスク10万通貨なので、約50万円の含み損
- 5円上昇:20万通貨×5円=約100万円相当の含み益
私は、これをFX買いポジション10万通貨の代わりに保有しています。
一見、とっても良い感じに見えると思います。
ツインドラゴン戦略 長所
この戦略の長所は、リターンをリスクの2倍狙えるところです。
今回のポジションは、上げ相場狙いなので、下げ相場となれば含み損が増えるのは当たり前です。
それでも、その含み損はFX買いポジションと同等レベルのものに収まる形になります。
その状態で、上げ相場となれば大きな利益が狙えることになります。
ツインドラゴン戦略 短所
とはいえ、そう都合よくいかないこともあります。
権利行使日に清算することを前提とするのであれば、先ほどの「リスク10万通貨相当・リターン20万通貨相当」というものは、その通りになります。
でも、権利行使日前に大きく動くようなときもあります。
その場合、FXオプションの途中決済という形になり、プレミアムを売買して清算するかたちとなります。
実は、FXオプションの値動きがFXよりも鈍くなりがちです。
FXで5円相当上げても、プレミアム自体は3円相当という具合になったりするのです。
実際に、どんな感じになるのかは相場のボラティリティなどの状況にも左右されます。
こういう特徴があるので、短期売買でサクサクと利益を出すというニーズにはFXオプションは向きません。
私のように、数か月あるいは権利行使日まで保有することを想定しているタイプには、とても便利なツールということになります。
それぞれのニーズに合わせて、使い分けていくことが大切ということですね。
FXオプション口座はここ使っています。