スイス中央銀行が無制限介入やめる?
スイス銀行が無制限介入中断する可能性がでてきたようです。その激変対応として法人口座中心に証拠金の見直しの動きがでています。法人口座は100〜400倍で取引できるため、万が一の対応としてレバレッジを下げる動きになっているようです。個人口座は25倍なので、証拠金引き上げの可能性は薄いのですが、1.20よりは絶対下げないという前提で保有しているポジションは対応が必要な状況になってきた気がします。
私も18万買いポジション保有しているので本日対応しておきました。
スイス中央銀行無制限介入中断をチャンスに変える
EURCHF買いポジションは、先日トライオートFX口座⇒に移動させたばかりなのですが、このまま放置している訳にもいかない状況と判断しました。
参考記事:アヴァトレードさん記事
スイス中央銀行が無制限介入中断が現実に起きた場合、想定されるケースは2つだと思います。
- 無制限介入ラインを1.18などに引き下げる。
- 無制限介入ラインを作らずに機動的に行う。
1の場合であれば、かつて1.20ラインを発表して大変動したときのようにEURCHFは一気に200pipsくらい動くことになるでしょう。私の18万程度の買いポジションでも数十万円以上の損失、あるいはそのラインが1.15ともなれば100万規模の損失となります。2の場合でも一時的に急激に動くものの、落ち着けば徐々に下落するような動きとなりそうな気がします。
2の場合であれば、ちょっとしたチャンスになるかもしれません。
見方を変えれば、2のシナリオ後のEURCHFは当面「買いの通貨」ではなく「売りの通貨」に変身すると想定できます。となれば、そのときのための売りポジションを今から作っておくという作戦がとれます。
そして、もうひとつ考えておかないといけないのがこの情報がデマで終わった場合です。売りポジションをノーリスク状態で作っておいて、どちらにでも動ける状況にするという目論見で以下の2つを実施しました。
まずは、買いポジションを10万通貨に減らしました。あまりに激しい動きがあると証拠金が飛んだりする可能性もないわけではないので、冒険するポジションは10万通貨に限定します。
私ののEURCHF買いポジションに対応する10万通貨売りポジションをDMMFXにて作成しました。
DMMFXは、EURCHF売りポジションでスワップポイントも受取れます。現在1万通貨で8円くらいですので毎日80円受取というところです。この80円は、EURCHFのスワップポイントとしては高いほうですが、まあ他社でもあまり神経質になるほどの差はありません(笑)。数ヶ月は保有するポジションなのでマイナススワップでなければ良いかなという感じで作成しています。
これで、EURCHFの10万通貨両建てポジションの出来上がりです。一応、両ポジションでのスワップポイント受け払いは今のところプラスという状況になっています。
この両建てポジションで数ヶ月推移を見守ります。もしも、情報どおりにスイス中央銀行無制限介入中断が現実化して2のシナリオとなれば、買いポジションを外して売りポジションにて利益を狙っていきます。
古今東西、噂が噂を呼ぶのが相場の世界でもあります。スイス中央銀行が噂を消すために大幅介入によってEURCHF縛上げなんてシナリオもないわけではありません。どのシナリオでも対応できるようにしておくつもりです。偶然ではありますが、EURCHFの売りポジションでスワップ受取り上位がDMMFXということを知りました。ちょっとスワップポイント負担の少ない業者というイメージが強いので、ちょっと意外でした。