米ドル円5万通貨売り コールオプションの代わりに仕掛けた理由
FXオプションからのスワップ投資で、新規ポジションを作成しています。
今回作成したのは「FX口座での米ドル円売りポジション5万通貨」です。
いつもであれば、「米ドル円コールオプション売り」のタイミングなのですが、全体の状況を考慮してFX口座での売りポジションに変更しています。
その経緯や作ったポジションなどについて、ここではまとめています。
米ドル円 チャート状況
12月25日の米ドル円日足チャートです。
この運用の売買判断では「RSI」と「移動平均線」を使います。
このチャートの設定については、ここをご覧ください。
米ドル円現在値は、75日移動平均線の上にあり、RSIは60近辺で推移しています。
私の売買ルールでは、ここは「コールオプション売り」を仕掛けるタイミング」です。
でも、このままコールオプション売りを仕掛けるのはためらいがあるのです。
理由は、「コールオプション売りで得られるプレミアム」にあります。
米ドル円コールオプション 現在のプレミアム
サクソバンク証券、米ドル円FXオプションのプレミアム表です。
いつもであれば仕掛ける対象である2020年1月15日権利行使日の「コールオプション売り」のプレミアムは、左側の薄赤色部分になります。
小さくてみずらいと思うので、抜き出してみます。
- 権利行使価格109.50円 コールオプション売りプレミアム0.178
- 権利行使価格109.75円 コールオプション売りプレミアム0.099
プレミアム0.178というのは、10万通貨のコールオプション売りを仕掛けて1.78万円のプレミアムが受け取れるという意味です。
米ドル円現在値は、109.40近辺ですので、権利行使価格109.50+プレミアム0.178=損益分岐点109.678円となり、利益は出しやすいポジションです。
とはいうものの、権利行使日1月15までには年末年始があります。
いつもであれば、0.300くらいのプレミアムはあるんです。10万通貨で3万円くらいは普通に取れるはずなんです。
プレミアム値は、金利・期間・ボラティリティなどの要素で決まっています。
現在プレミアムが低下しているのは、FXオプションのボラティリティが3%台まで低下していることが大きな要因だろうとみています。
こんな状況で、プレミアム低下している上に、年末年始要因も加わるため、「リスクに見合う利益」とはいいがたい気がしたのです。
なので、「10万通貨コールオプション売り」は見送りとしています。
その代わりに、「FXでの米ドル円売りポジション」を代わりに仕掛けています。
12月24日作成 米ドル円売りポジション5万通貨
今回作成した米ドル円売りポジション5万通貨です。
ここのところの米ドル円は、RSI60前後まで上がったあとは下げ気味に推移することが多くなっています。
今回のポジションは、「上げた後に下げ気味に推移するところ」を狙っています。
本来は「コールオプション売り10万通貨」の予定だったのですが、「米ドル円売りポジション5万通貨」で代用という形です。
ポジション数量を10万⇒5万と減らしたのは、FXオプションよりもFXの方が損失リスクが高くなることを考慮したからです。
先程計算したコールオプション売りの損益分岐点は109.678円でした。
それに対して、米ドル円売りポジションは現在値109.39円よりも上昇すれば損失が増えていきます。
しかも、FXでの米ドル円売りポジションにはマイナススワップポイント負担もあります。
コールオプション売りにはマイナススワップポイントはないので、保有日数が長くなると、それだけFXポジションの方が不利になりかねません。
米ドル円が大きく下げることは、今のところ想定はしていません。
今後の予定と現在のFX保有ポジション
FXオプションからのスワップ投資で保有中の米ドル円ポジションです。
- 買いポジション30万通貨 買い平均値107.060円
- 売りポジション5万通貨 売り平均値109.390円
今回の米ドル円売りポジション5万通貨は、利益数万円取れれば決済の予定です。
この数万円の利益は、コールオプション売りでとっているいつもの利益です。
コールオプション売りで得ていたプレミアム利益は、1回3万円前後です。
5万通貨で60銭程度の利益が取れれば、スワップポイントを考慮しなければ3万円程度の利益になります。
この辺も、日々の流れを見ながらやっていきます。
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