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米ドル円買値を下げる仕掛け(109.50⇒109.00円)の実行と解説

米ドル円買いポジションの買値を下げる仕掛けをしています。今回は109.50⇒109.00円へと50銭下げられる予定です。

 

この仕掛けが確定するのは8月7日です。

 

この取引は、単純なFX売買によるものではなく、FXオプションを活用したもので、公開運用を続けている米ドル円三方よし戦略によるものです。

 

 

この仕掛けには、「制約」もあります。

 

その部分も含めて解説記事としてまとめてみました。

 

実際に買値を下げることができる取引ですので全FXユーザーに有効な方法だと思います。

 

 

米ドル円買値を50銭下げる仕掛け(お小遣いつき!)内容

 

まずは、米ドル円買値を下げる仕掛け(お小遣いつき!)の売買とはどのようなものかを売買の流れとともに説明させていただきます。。

 

行った取引は2つです。

 

2つの取引内容

 

米ドル円買値を下げる FXオプション

 

  1. 109.50円米ドル円買いポジション5万通貨 損きり
  2. 109.00円米ドル円プットオプション売り5万通貨 新規作成

 

それぞれ補足があります。

 

米ドル円買いポジション損きり額 -67,880円

 

先程の米ドル円買いポジションの損きり額はー83,200円です。このポジションには、これまで発生したスワップポイントが加味されていません。

 

米ドル円買値を下げる FXオプション 2

 

この15,320円のスワップポイントを合算した金額が実際の損きり額になります。

 

  • 米ドル円109.50円の損きり額計算:-83,200円+スワップポイント15,320円=−67,880円

 

この後に米ドル円プットオプション売りを作成しています。

 

米ドル円109.00円となる予定の仕掛け

 

次に、将来米ドル円109.00円となる予知の仕掛けがこちらです。

 

米ドル円買値を下げる FXオプション 3

 

米ドル円プットオプション売りポジション5万通貨です。権利行使価格109,00円で権利行使日は8月7日、約3種間後になっています。

 

プットオプション売りの特徴などは、FXオプション総合ページでもまとめています。

 

 

この中の「FXオプション⇒FX買いポジションに変身されることも可能」のところで説明していることを今回やっています。

 

受取プレミアムは72,900円です。

 

この仕掛けは、権利行使日の米ドル円値で運命が分かれます。

 

  • 米ドル円109.00円未満:FXで109.00円の米ドル円買いポジション発生
  • 米ドル円109.00円以上:FXオプションポジション消滅して取引終了

 

いずれの場合も、プレミアム受取利益72,900円は一緒です。

 

米ドル円現在値は、108円前後です。このまま8月7日までいけば、FX口座で米ドル円109.00円の買いポジションが発生します。

 

でも、上昇に転じて109円を超えるようだと、このプレミアム受取分の利益が利益上限になって取引終了となります。

 

この利益上限が、記事冒頭で書いたこの仕掛けの「制約」部分です。

 

私の米ドル円見通しでは、「米ドル円は当面もっと下げる可能性がある」とみています。なので、保有米ドル円ポジションの買値を下げておけるのであればやっておきたいという気持ちです。

 

FXオプションを使えば、それが可能になります。

 

この2つの売買の合計収支もまとめておきます。

 

合計収支(お小遣い部分)

 

項目 損益額
FX損益 -67,880円
FXオプション損益 72,900円
合計 5,020円

 

2つの売買の合計利益5,020円です。

 

この5,020円がお小遣い部分です。この仕掛けの主たる目的は、将来の米ドル円買値を109.50⇒109.00円に下げることです。

 

これだったら、FXで米ドル円買いポジションを持ったままでもスワップポイント受取で似たようなことになるだろうと思った方もいるかもしれません。

 

でも、スワップポイントの累積では、8月7日までの3週間程度で50銭相当の金額は望めません。

 

8月7日まで20日程度なので、スワップポイントで埋められるのは10〜15銭程度です。

 

この仕掛けで有れば、権利行使日に米ドル円が109.00円以下であれば確実に買値を50銭下げておけます。

 

これが達成できたうえに、利益も出たのでお小遣いと表現させていただきました、

 

「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。

 

 

米ドル円三方よし戦略についても興味のある方はこの先もご覧ください。

 

米ドル円三方よし戦略 概略

 

この米ドル円三方よし戦略は以下の特徴があります。

 

  • 米ドル円が上がってよし
  • 米ドル円が下がってもよし
  • 米ドル円が動かなくてもよし

 

米ドル円相場がどのように動いても、自分にとっては良い結果になるはずなのでが、この運用法のポジションです。

 

伊藤忠商事の経営理念などで有名な近江商人の「三方よし」にあやかり、「米ドル円三方よし戦略」と呼んでいます。

 

FXオプションを使うことで、これが可能になります。今回の戦略は、以下のような方に有効です。

 

今回戦略の目論見

 

  • 長期的には円安になるだろうとみている。
  • でも、短期的には円高もありそうだ。
  • 円高時に米ドル円買いポジションを有利な値でつくりたい。
  • もしくは、このまま円安になっても利益をとりたい。

 

こう考えている方には、米ドル円がどのように動いても三方よしとなるのが今回の戦略です。

 

こう考えていない方には、三方よしになるとは限らないかもしれないのでご注意ください。

 

日米の経済成長格差を見る限り、一時的には円高傾向となっても、長期的には円安傾向になるのが自然だろうと私はみています。

 

米ドル円買いポジションを持ち続ければ長期的に問題はないと思っています。でも、超長期保有というのはそれなりのリスクも取り続けないといけません。

 

出来るならば「買いポジションを米ドル円が下がったところで作っておきたい」という気持ちもあります。今回の「米ドル円三方よし戦略」でそれができるかもしれません。

 

やり方は簡単です。

 

米ドル円のプットオプション売りを長期保有するだけだからです。

 

プットオプション売りの仕組み

 

米ドル円 105.5円の買い プットオプション 3

 

米ドル円プットオプション売りは上図のような性質を持ちます。「売り」の性質上、オプション値が上がれば損失・下がれば利益となります。

 

FXオプションの仕組みは下記ページにてまとめています。

 

 

今後の値動きでどうなるかを列挙するとこうなります。

 

  • 期日までは、米ドル円上げなら下がり(利益増あるいは損失減))、米ドル円下げなら上がる(利益減あるいは損失増)
  • 日数が経てば時間的価値減少とともに下がりやすい(利益増または損失減)
  • 利益が取りやすいものの利益上限は限定される。
  • 大きな円高となれば、相応の含み損となる。
  • 米ドル円が期日に権利行使価格よりも上がればプレミアム分の利益を受け取れる。
  • 米ドル円が期日に権利行使価格よりも下がればプレミアム分の利益を受け取って買いポジションが発生する。

 

つまり、「米ドル円三方よし戦略」に合わせて表現しなおすとこうなります。

 

  • 上げてよし:単純に利益」となります。
  • 下げてよし:利益+現在値よりも安値で米ドル円買いポジションを保有できます。
  • 動かなくてよし:時間的価値減少により利益が増え易くなります。

 

なんか・・・・本当にそうなるの?・・・・って感じですよね(笑)。

 

どうなるかは、今後の状況でお見せしていきます。

 

尚、要注意は下げ相場です。

 

米ドル円プットオプション売りは、米ドル円買いポジションと同じ宿命を負っています。つまり、米ドル円下げ相場では含み損となるということです。

 

この含み損も、現在値で米ドル円買いポジションを作ったよりは少なくて済むのですが、10円・20円の円高となればそれなりの含み損となりえます。

 

このリスクは、資金管理や損きりで臨機応変に対応していきます。

 

この戦略での大切な条件は、プットオプション売りの権利行使価格を現在値よりも安値を選ぶことです。

 

こうすることで短期的に円高になりそうだと思ったときには、「現在値よりも安値で米ドル円買いポジションを作る布石」としてFXオプションが使えることになります。

 

まあ、この説明は実際にポジションを作って、その推移を見ていかないとわからない部分もあります。

 

今後も、この戦略で作ったポジション状況をお見せしながら、解説させていただきます。

 

米ドル円三方よし戦略 FXオプション保有ポジション状況

 

米ドル円買値を下げる FXオプション 4

 

米ドル円三方よし戦略で保有中のFXオプションポジションは、4本あります。

 

すべて米ドル円プットオプション売り(FXの米ドル円買いポジションと似た性質を持つ)ポジションです。

 

つまり、「米ドル円が上昇すれば利益・米ドル円が下落すれば損失」ということです。

 

この画像の一番右の損益部分が、「プレミアム受取利益ー含み損益」の実質の利益部分になっています。

 

含み損抑制効果は、以下の2つを比較すると確認できます。

 

  • FXオプション差引損益
  • FXポジションだったら発生していたはずの含み損

 

上記画像の実際に保有中のポジションをこの視点で説明していきます。

 

米ドル円現在値は107.98円です。

 

米ドル円プットオプション売り 1本目

 

先程の画像、1番上のポジションです。

 

  • 作成日:2019年3月21日
  • FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
  • 作成時点の米ドル円:110.740円
  • 権利行使価格:110.00
  • 権利行使期日:9月4日
  • 売買数量10万通貨
  • プレミアム:2.358
  • 利益上限:2.358×10万通貨=235,800円

 

プレミアム現在値は2.579です。

 

2019年7月16日現在、このポジションの損益状況

 

項目 損益
プレミアム受取利益 235,800円
含み損 ー257,900円
差引損益 −22,100円

 


米ドル円110.74円のときに作った10万通貨のポジションですので、2.76円下落しています。

 

FXポジションであれば276,000円の含み損となるところですが、現在22,100円の含み損で済んでいます。

 

米ドル円プットオプション売り 2本目

 

上から2番目のポジションです。

 

  • 作成日:2019年4月26日
  • FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
  • 作成時点の米ドル円:111.600円
  • 権利行使価格:111.00円
  • 権利行使期日:10月9日
  • 売買数量10万通貨
  • プレミアム:2.046
  • 利益上限:2.046×10万通貨=204,600円

 

プレミアム現在値は3.846です。

 

2019年7月16日現在、このポジションの損益状況

 

項目 損益
プレミアム受取利益 204,600円
含み損 ー384,600円
差引損益 −180,000円

 

10万円くらいの含み損ですが、ポジションを作ったときの米ドル円値は111.60円でした。

 

111.60−107.98ですので、そこから3.62円下落しています。10万通貨のFX買いポジションであればスワップポイント受取を加味しても362,000円程度の含み損となっているはずのポジションです。

 

米ドル円プットオプション売り 3本目

 

上から3番目のポジションです。

 

  • 作成日:2019年7月5日
  • FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
  • 作成時点の米ドル円:107,825円
  • 権利行使価格:107.00円
  • 権利行使期日:11月6日
  • 売買数量3万通貨
  • プレミアム:1.547
  • 利益上限:1,547×3万通貨=46,410円

 

プレミアム現在値は1.445です。

 

2019年7月16日現在、このポジションの損益状況

 

項目 損益
プレミアム受取利益 46,410円
含み損 ー43,380円
差引損益 3,030円

 

このポジションは、作成時の米ドル円値107.825円です。

 

そこからは、15.5銭上昇しています。

 

売買数量3万通貨ですので、FXポジションであれば4,650円の含み益となっているところです。

 

しかしながら、プットオプション売りは「利益上限が決まっている」という特徴があります。このポジションでの利益上限は、46,410円です。

 

このため、このFXオプションポジションの差引損益は3,030円に留まっています。

 

上げ相場では利益が限定されるのですが、下げ相場では含み損増加抑制効果を発揮してくれているということになります。

 

米ドル円プットオプション売り 4本目

 

一番下のポジションになります。

 

  • 作成日:2019年7月15日
  • FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
  • 作成時点の米ドル円:107,836円
  • 権利行使価格:109.00円
  • 権利行使期日:8月7日
  • 売買数量5万通貨
  • プレミアム:1.458
  • 利益上限:1,458×5万通貨=72,900円

 

プレミアム現在値は1.398です。

 

2019年7月16日現在、このポジションの損益状況

 

項目 損益
プレミアム受取利益 72,900円
含み損 ー69,900円
差引損益 3,000円

 

このポジションは、作成時の米ドル円値107.836円です。

 

そこからは、14.4銭上昇しています。

 

売買数量5万通貨ですので、FX米ドル円買いポジションであれば7,200円の含み益となっているところです。

 

しかしながら、プットオプション売りは「利益上限が決まっている」という特徴がありますので、利益額は抑えられています。

 

このポジションは、本日前半で紹介したポジションです。プレミアム現在値は1.398は、途中決済したくなったときの売買値です。

 

ここまでの利益確定分成績

 

この戦略での総合成績です。

 

項目 損益
FXオプション部分 オプション損益
FXオプション損益(保有中) 559,710円
FXオプション損益(終了分) 23,170円
@FXオプション合計損益 582,880円
FX部分 FX損益
FXスワップポイント 15,320円
FX売買損益 −91,630円
AFX損益合計 −76,310円
総合計 総損益
(@+A)総損益 506,570円

 

ここまで利益確定した合計金額が、(@+A)総損益の金額です。

 

FXポジションを損きりして、FXオプションで利益を追加した形になっています。

 

まとめ

 

利益上限という制約を受け入れることで、買値を下げる可能性という見返りを得られる。

 

これが、FXオプション「売り」の魅力です。。

 

FXオプションを使い始めて半年くらい経ち、その有効活用が形になってきたと感じています。

 

プットオプションとコールオプションなどのFXオプションの「売り」には、利益上限という制約があります。

 

でも、これのお蔭で「買値を下げる」つまり「含み損を減らす」といった使い方ができます。

 

これまで含み損で苦しんだ経験をお持ちの方であれば、どなたでも一度は思ったことがあるはずです。

 

「この含み損をどうにかして減らせないものだろうか」

 

これが、FXオプションをうまく活用することで出来てしまいます。

 

その代償が「利益上限が決まる」という「制約」です。

 

今回のポジションも、このあと米ドル円が110円超えになるようなことがあっても利益は決められた上限以上には増えません。

 

それを我慢することで、買値を着実に下げていって含み損も抑制していけるというのがプットオプション売りの特徴です。

 

プットオプション売りには、大きく下げればFX同様に含み損が膨らむというリスクもあります。

 

下落が暴落規模となれば、今回のような仕掛けで買値を1円や2円下げたって、焼け石に水ということだってありえるわけです。

 

万能の杖はありません。

 

でも、起こりうる最悪の状況に対策を確実に打っていくことが出来るようになれば、大きく負けることは少なくくなっていきます。

 

その確実な一手として、FXオプションは有効に使えます。

 

まだ活用されていない方は、私の運用記録を見ながら研究されてみてください。

 

「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。

 

 

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2019/07/16


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