米ドル円 FXとFXオプション合成ポジション状況

米ドル先高傾向のあった時期に米ドル円売りポジションを撤退させるために作ったFXオプションとの合成ポジションが、本日時点で合計損益プラスとなってきました。無事撤退と出来そうなのですが、当初の予定とは違う形で興味深いものになっています。その辺を今回の記事でまとめてみました。

カバードプット 全体としては利益領域に入る

カバードプット 米ドル円


FXオプションポジションの本日時点の損益です。-267,200円の含み損ということで「ここのどこが成功なんだ?」と疑いたくなるかもしれません。

このFXオプションポジションは、過去記事:米ドル円プットオプション売り20万通貨で作成したものです。

  • FX:米ドル円売りポジション 20万通貨
  • FXオプション:米ドル円プットオプション売り 20万通貨

FXオプションポジションを作った時点の、米ドル円値は113円前後でした。

こういう合成ポジションで、カバードコールの真逆で「カバードプット」という感じのポジションになっています。

当時は、米ドル円が更に高くなりそうな状況であり、FXの売値112円の米ドル円売りポジションは20万円以上の含み損を抱えていました。

一方的な円安がずっと続くことはない。どこかで一休みするはずなので、その時点でFXポジションは損きりしよう。FXオプションは利益が出るはずなので、合計で損きり額を減らせればよい。

こんな思惑で12月7日に作った合成ポジションだったのです。

あれから18日が経過して、12月25日時点の米ドル円は110円台前半です。想定以上の円高となっています。

その結果、この合成ポジションは以下のような状況になりました。

口座 損益
FX(スワップポイント込み) 268,220円
FXオプション -267,200円
合計 1,020円


  • 米ドル円レート 110.35円前後
  • FX口座は、DMMFXくりっく365で10万通貨づつ保有。数字は2口座の為替評価損益+マイナススワップポイント累計合計値です。

合計で+1,020円利益です。ただ、当初想定の「FX損失+FXオプション利益」ではなく、「FX利益+FXオプション損失」になっています。

こういう面白い現象が起きた理由は、先日分かりました。

米ドル円の変動幅とFXオプションの変動幅が違うんです。例えば、米ドル円が1円下落しても、プットオプションは0.7円程度しか上昇しないといった具合です。

この差は、FXオプションの状況によって変わってくるので一概には言えません。

でも、この差を利用することでFXとFXオプションの合成ポジションを有利な方向に持っていくような取引が出来ることがわかりました。

これ、新しい収穫です。

ちなみに、この合計ポジション損益は、今の水準が続いて相場が落ち着いてくれば、更に増える予定です。

  • 相場が落ち着く⇒ボラティリティ低下⇒プレミアム低下によってオプション売りポジション利益増加要因
  • 日数経過⇒時間的価値減少⇒プレミアム低下によってオプション売りポジション利益増加要因

為替相場が動かないと仮定して、一日あたりの時間的価値減少をザツと計算すると4000円程度になります。

FX売りポジションのマイナススワップポイントが毎日1500円程度発なので、時間的価値減少分だけでも合成ポジションの利益額が増えていく予定です。

でも、今の状況でこの計算はあまり意味がないですね。為替が激しく動いている状況で、「動かないと仮定」することには無理がありますよね。

いずれにしても、相場が少し落ち着いたところで、この合成ポジションは一緒に決済する予定でいます。

多分、この表をみて、別の意見も持つ方もいると思います。

「FXの売りポジションだけにしておけば楽に利益だったんじゃないの?」

この結果だけ見れば、こう思うのが当然かもしれません。

でもですね。

この当時は違っていたんです。

「このままでは、円安で売りポジションの損失が大変なことになるかもしれない」

本気でそう感じ始めていたので、この合成ポジションにしたからです。この合成ポジションにしなければ、おそらく私は単純なFXポジションの損きりを選択していたはずです。

この形での合成ポジションは、今後も有効活用していけそうです。

2018/12/25


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