確定拠出年金(401k)所得控除証明書類到着
昨年より始めた確定拠出年金(401k)の所得控除証明書となる小規模共済等掛金払込証明書が届きました。この確定拠出年金(401k)は、あまり経費が作れない専業トレーダーにとっても数少ない有効な節税手段のひとつでもあります。キャッシュバックを受けながら、投資信託運用ができるようなものなので有り難く活用させていただきたいと思っています。
25万円で5万円キャッシュバックみたいな・・
こちらが小規模共済等掛金払込証明書の明細部分です。
節税できる金額は所得額によって違ってくるのですが、申告分離20%の専業トレーダーであれば、276,000円×20%=55,200円税金が軽減されることになります。ちなみに、税金の軽減の仕方は所得税と地方税で違います。
- 所得税は年末調整などで還付
- 地方税は来年の税金が減る形で還元
20%軽減と書かれていて確定申告をするとそんなに還付がないので「少ない!」と思ってしまうケースがあるのですが、それは所得税部分だけだからということがほとんどです。でも、計算違いがない限り地方税での還元部分も考慮するとしっかりと軽減されています。
ちなみにこの還元パターンは、「ふるさと納税」でも同じです。
参考記事:ふるさと納税 確定申告後の還付事例
サラリーマンの方など、年末調整で大きく戻ってくると期待しているとガックリくるかもしれませんのでご注意下さいませ。実は、私のところにも昨年そういう相談メールがありましたので書かせていただきます。
でも、この掛金の20%が還元されるのは大きいですね。確定拠出年金(401k)は元本保証型もあります。もしも元本保証型でやっているのであれば、積立貯金してその中から20%もキャッシュバックがあるのと同じです。25万円預けてノーリスクで20%の5万円がキャッシュバックされるようなものです。そんな金融商品は、まともなものでは他にありません。
私が運用しているのは、不動産投資信託(REIT)です。元本保証ではないのですが、別に気にしていません。不動産投資信託は元本割れもあるので、リスクがあります。でも、こういう投資信託や株式投資が2割引で購入できるとい感覚でやっています。
いずれ、運用成績が悪くなる時期は当然あると思うのですが、それでももともと2割引で購入しているようなものなのでゆったりと構えていられる気がします。参考までに、私の確定拠出年金(401k)の運用成績はこうなっています。
確定拠出年金(401k) 運用成績状況
薄赤色の部分だけみていただくとわかりやすいと思います。運用成績に反映しているこれまでの掛金が253,000円で総資産残高が270,472円です。差引き17,472円の利益です。
これで税金が5万円以上戻ってくるのですからうれしいです。
確定拠出年金(401k)は、掛金の限度枠の撤廃や専業主婦も加入できるようにするなどの改正が現在検討されているようです。私は現状今の掛金が上限なので、枠がもっと増えるようであれば前向きに検討したいと思っています。
まあ、ドルコスト平均法運用状況でのFX積立なども月10万円やっていますので、余裕があるかどうかは微妙なのですけどね。ちなみに、確定拠出年金(401k)の掛金は年に1回変更が可能です。枠が増えたら増額してみて支払が苦しいと思ったら翌年は減額という手も使えます。
私が、こういう積立投資を積極的にやっているのは、万が一の備えのためです。専業トレーダーというのはいつ大失敗して一文無しになるかわかりません。私はいいのですが、家族まで路頭に迷わせるわけにはいきません。これらの積立はそのときに家族の建て直しにも使えます。
リスクを取ったFX初心者向けミドルリスク運用法 1日1分実践法と成績でしっかりと稼ぎながら、万が一の運用失敗でも路頭に迷わずに済む備えも固めながらやってまいります。