ふるさと納税 確定申告後の還付事例
2012年末にFX税金対策の一環としてやってみた「ふるさと納税」の結果をまとめてみました。ふるさと納税は、寄付した金額から2000円差し引いた分が税金還付されるという仕組みですが、複雑な計算式があるせいかどのように税金が還付されるのかは今ひとつわかりにくくなっています。
私の事例で、その概略を掴んでいただけるかと思います。
ふるさと納税について初耳の方は、以下のページをまずお読みになって頂くとよいかもしれません。
所得税率10%のケース
私が、昨年「ふるさと納税」で寄付したのは5万円です。ふるさと納税は、地方税の1割を目安に寄付を行えば、2000円を差し引いた分の税金が減るという仕組みです。ふるさと納税することで自治体によっては記念品を用意しています。
例えば、右の画像は高知県四万十市さんより頂いた記念品です。自治体によって霜降牛肉やソーセージなど、地方特産物を中心に内容も様々なです。
ふるさと納税の本来の趣旨からははずれるのかもしれませんが、私達にとっては、この記念品が一番の魅力だったりします。
ただ、税金が減る仕組みがちょっと複雑です。メルマガ読者からも以下のようなメールも届いたくらいです。
顧問税理士に相談したところ、「ふるさと納税はそんなに税金戻ってきませんよ」ということでした。キヨヒサさん大丈夫でしょうか?
税理士さんにこう言われてしまうと、私も少しだけ不安になったりもします。でも、計算手順などをじっくり読めば当初予定どおりの税金が減ることになるので、自分を信じて地方税の納税通知書が届くのを待っていました。
昨日、市役所から市民税・県民税の納税通知書が届き、計算どおりで安心したところです。
実際の写真もちょっとご紹介しますね。
これは、確定申告書の控えです。寄付金控除欄に「50000−2000円=48000円」を記入します。これにより、48000円×10%=4800円税金が減ります。
市民税・県民税の納税通知書の寄付金控除額欄です。左側25,920円が市民税で減る分、右側17,280円が県民税で減る分となっています。
50000円の寄付金は、3つに分かれて税金が減っていくことになります。私の場合はこうなりました。
- 所得税 4,800円
- 市民税 25,920円
- 県民税 17,280円
- 合計 48,000円
ちなみに、この割合は所得税率によって違ってきます。所得税率が20%以上の方は所得税で減る分が大きくなって市民税・県民税の分が減る仕組みになっています。地方税の一割を上限として行うというルールを守っていれば、「寄付金額ー2000円分の税金が減るという効果」は給与所得金額に左右されずに同じになります。
今後もふるさと納税は利用していくつもりでいます。
11月くらいになって、その年の利益額の見通しがついてきたら寄付する自治体を選んで寄付していく予定です。しっかりと寄付が出来るように、FX運用していきたいと思います。