下げ相場でドルコスト平均法は有効か
下げ相場でドルコスト平均法を使った場合の効果を検証してみましょう。
下げ相場での検証 豪ドル80⇒60円
豪ドルが、仮に80円から60円まで下げていく過程でドルコスト法と通常の分割買いの試算比較をしてみます。
- 1000通貨づつ5円ごとに5分割で買った場合
- 約定代金8万円ずつ5円ごとに買った場合
まずは、単純に5分割で買った場合です。
1000通貨づつ5円ごとに5分割で買った場合
豪ドル値 | 80円 | 75円 | 70円 | 65円 | 60円 |
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買い数量 | 1000 | 1000 | 1000 | 1000 | 1000 |
合計数量 | 1000 | 2000 | 3000 | 4000 | 5000 |
買平均値 | 80 | 77.5 | 75 | 72.5 | 70 |
下げ相場に合わせて買い下がっていった場合は、5000通貨で買い平均値70円となります。では、この買いを1000通貨ではなく約定代金8万円づつドルコスト平均法で買った場合も試算してみます。
約定代金8万円ずつの通貨数量を5円ごとに買った場合
豪ドル値 | 80円 | 75円 | 70円 | 65円 | 60円 |
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8万円分 | 1000 | 1066 | 1142 | 1230 | 1333 |
合計数量 | 1000 | 2066 | 3208 | 4438 | 5771 |
買平均値 | 80 | 77.42 | 74.77 | 72.06 | 69.28 |
この場合は、合計5771豪ドルを買い平均値69.28円で購入できることになります。
1000通貨ずつ購入した場合に比べると0.72円買い平均値が低くなることになります。売買には、1通貨単位で売買できるSBIFXトレードを使います。
下げ相場の後の上昇相場では、ドルコスト平均法は2つの点で優位になります。
- 買い平均値が低い
- 購入数量が1000通貨づつ買っていたよりも多くなっているので利益額もその分大きめになる
ただし、その後も大きく下げる場合もあります。その場合は損が膨らむケースもありますので、資金には充分に余裕を持っておくことも大切です。