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CFD取引と株式取引 手数料比較 CFD取引入門 第4回

わかりにくいCFD取引の手数料負担について株式投資と比較してみました。CFD取引は売買手数料は無料です。ただ、売買の際にはFX同様にスプレッドがあるため、それが投資家負担コストとなり現実の手数料と同様の意味になります。こう書くと「本当にCFD取引が得なのかどうかわからない」という気にもなります。

 

今回は、サヤ取りのような両建て取引をする際に、株式投資の場合とどれだけ手数料負担が違うのかを比較してみることにします。

GMOクリック証券は株式手数料も業界最安値

株は「一本値でスプレッド0」と思いがちですが、売りと買いの差は存在するためスプレッドと似たようなところがあります。GMOクリック証券の手数料は約定代金20万円までは105円と証券業界の中では格安です。信用取引手数料も約定代金500万円までは100円です。

 

信用取引では、買いポジションで金利負担があり、売りポジションを持っても貸株料というコストがかかります。現物株は長期保有していても手数料以外にコストはかからないのですが、信用取引は「買いでは手数料+金利」「売りでは手数料+貸株料」がかかる仕組みとなっています。
株式投資でサヤ取りをする際は、これらのコスト負担を考慮して「買い:現物株買いー売り:信用取引売り」という両建てを作るのが普通です。

 

なので、サヤ取りの際には「現物株手数料+信用取引手数料+貸株料」という手数料負担が発生することになりますGMOクリック証券の現在の貸株料は年1.1%です。20万円の約定代金であれば、1日の貸株料は、大体以下の計算式となります。

 

20万円×1.1%÷365日=6円

 

現在の私のポジションのように3か月くらい保有するとこの費用は、6×90日=540円とちょっとした負担となってきます。私の二国サヤ取りを株式投資で行い、半年間ポジションを保有して決済すると以下のようになります。

 

  • 買い:現物株往復手数料  105×2=210円
  • 売り:信用取引往復手数料 100×2=200円
  • 貸株料                    540円
  • 手数料合計 = 210+200+540 = 950円

 

これは、「約定代金買い20万円+売り20万円」くらいのサヤ取りでの手数料負担です。 

 

ちなみに、GMOクリック証券の信用取引の金利や貸株料は証券業界で最低水準グループです。大手証券で同様の取引を行えば2倍以上の手数料負担となるのです

 

でも、CFD取引にはかないません。

CFD取引にかかるコストと比較

最初に書いたように、GMOクリック証券のCFD取引は手数料無料ですが、スプレッドが必ずあります。私の売買する2銘柄のスプレッドは以下のようになっています。

 

  • 米国30 1〜5pips程度
  • 日本225 3〜7pips程度

 

株式投資で売買するにも、スプレッドは存在します。売りと買いがうまくかみ合わないときや売買数量の多くない銘柄では、その差は広がります。そういう意味ではCFD取引のスプレッドは株式投資をする際の売りと買いの差とそれほど大差はないと感じています。

 

仮にスプレッドを完全に手数料換算したとしても、1pips=10円程度ですので米国30と日本225で一番合計スプレッドが開いた状況でもそのコストは、12pips=120円程度ということになります。これ以外の手数料・金利負担はありません。

 

つまり、先ほど株式投資で計算した950円の負担は生じないということになります。

 

二国間サヤ取りで使っている「米国30」と「日本225」では、信用取引のような金利・貸株料は発生しません。そのため、1年以上両建てポジションを保有したとしても余計な負担は生じないのです。

 

ただ、CFD銘柄やCFD業者によってはこの事情が違ってきます。

 

例えば、同じGMOクリック証券のCFD取引でも人気銘柄「金」などは金利調整が毎日発生しています。この辺の金利負担は、売買銘柄によってこの辺は違ってくるので売買前に確認する必要があります。

 

過去の実績をみればすぐわかりますので、確認方法は簡単ですから心配は要りません。

 

ちなみに、最近の「金」は買いポジションで1日平均ー1円くらいの金利負担がでているようです。これくらいの負担でレバレッジは20倍までかけられます。金は定期的に人気がでる銘柄ですが、CFD取引で低手数料負担で売買できるものの一つですので、興味がある方は確認してみてくださいませ。

 

CFD取引は一般取引でも小資金で負担少なく取引できます。このメリットを活かして利益を出していきましょう。

CFD取引比較入門 目次

2015/02/07


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