当ページは、アフィリエイト広告を含みます。

VIX指数の魅力と恐怖 CFD取引「米国VI」研究

VIX指数は、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出・公表している指数です。数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされます。別名恐怖指数とも呼ばれていて、相場が荒れるときに暴騰する傾向があります。CFD取引で売買することが可能で、魅力的な特徴を持っているので、いずれ今後売買対象としたいと思っています。ここで、定期的に記事を追加しながら戦略を練っていきます。

CFD取引「米国VI」 売り続けて利益とそのリスク

米国VIX指数は、GMOクリック証券では「米国VI]という銘柄で取引されています。2016年中ごろに新規取扱いとなった銘柄です。まずは、ここ11か月の価格調整額履歴をご覧ください。

 

VIX指数 CFD取引 米国VI

 

1枚の証拠金は2000円台です。それで売りポジション1枚で毎月1000〜2000円の価格調整額が受け取れるなんてかなる凄い事ですよね。1年間で証拠金が10倍になるくらいの勢いで価格調整額が受け取れます。

 

こうなると、「値動きは売りに不利なんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。

 

ここ1年ずっと上げ続けていればどんなに高額な価格調整額が発生していても帳消しになってしまいます。

 

ここ一年の実際の値動きもご覧ください。

 

CFD取引 米国VI値動き

 

VIX指数 CFD取引 米国VI 2

 

右下がりで推移しています。つまり、売りポジションを保有していれば「売買利益+価格調整額」の両方を受け取れたという夢のような状況です。

 

ここまで書いて、「なんて夢のような銘柄だ。すぐに売りポジションを仕掛けよう!」と思ってしまう方はあまりいないかもしれません。

 

あまりに好条件なので、「なんで?」「何か裏があるだろ!」と思ってしまった方が普通かもしれません。

 

実際、その通りです。

 

VIX指数は、平和なときには下げ続けるため売っておけば利益が得られるという特徴があります。ところが、荒れだすと一気に指数値が上昇します。

 

その上昇の仕方が半端ではないのです。世界情勢がちょっと不安になってくると一気に上昇します。ウィキペディアで過去の大きなものを拾ってみると以下のようなものがあります。

 

  • 1990年8月23日 イラク軍クウェート侵攻…36.47
  • 1997年10月28日 アジア通貨危機…48.64
  • 1998年10月8日  ロシアデフォルト(LTCM破綻)…49.53
  • 2001年9月21日 アメリカ同時多発テロ…49.35
  • 2002年7月24日 エンロン不正会計事件…48.46
  • 2002年8月5日  ワールドコム破綻…45.21
  • 2003年3月12日 イラク戦争勃発…34.40
  • 2008年9月18日 リー万・ブラザーズ破綻…42.16
  • 2008年10月24日 世界金融危機…89.53(史上最高値)
  • 2010年5月21日 ギリシャを筆頭とするPIIGSの国債懸念…48.20
  • 2011年8月9日 S&Pが米国債を格下げ…47.56
  • 2011年10月4日 ギリシャ国債のデフォルト危機…46.88
  • 2015年8月24日 中国経済失速懸念…53.29

 

いつもは10〜20くらいの間で動いているものが、この数値まで上昇するわけです。数倍になることもあり、売りポジションで仕掛けているのでレバレッジ1倍でもポジションが強制ロスカットとなるような状況です。

 

逆指値入れておけば大丈夫だろう!なんてのも甘い発想かもしれません。それで対応できるときもあるでしょうが、おそらく2008年のときは値が一気に飛んで逆指値も入らない状況も起こったと想定されます。FXで数年前に起きたスイス・ショックのような事態です。

 

VIX指数は、こういうリスクがある故「単純に売っておけば大儲け」という運用はできません。

 

ただ、大きな収益の機会が転がっていることには変わりません。じっくりと戦略を練り、万が一の暴騰対策をしっかりと取っていけば、有効な運用とすることも出来そうな気がします。

 

軽いポジションを乗せながら、やっていきます。

 

GMOクリック証券CFD取引に私が魅了される理由

2017/08/03


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
TOPへ