インドniftyで利益を出す戦略
インドniftyは、インドの代表的株価指数です。
CFD取引では面白い特徴を持っているので使い方を考察してみました。
売買が出来るのは、GMOクリック証券のCFD取引で銘柄名は、「インドNIF」です。
まずは、その概要からご紹介します。
1万円から取引できるインドNIF概要
インドNIFの基本情報です。
取引は日本時間の午前10時からですので、日本での活動時間の中で売買できます。
必要証拠金は1枚11,886円で最大レバレッジ10倍の取引が可能です。
USD(米ドル建)の売買になるので、損益は米ドルで発生したものを日本円換算して受け取る感じになります。
1万円そこそこで1枚のポジションを持てるので、かなり手軽に売買できる銘柄ですね。
面白い特徴というのは、このインドNIFの金利調整額です。
売りポジションで発生し続ける金利調整額
インドNIFのここのところの金利調整額です。
この金利調整額には、2つの特長があります。
- 売りポジションで発生する金利調整額
- 毎月発生している。
ここのところは、1枚の売りポジションを保有しつづければ、毎月金利調整額が受け取れています。
この画像内で売りポジションで支払となったのは、2018年6月の1回のみです。
この前の年度をみても「売りで金利調整額受取」となる月ばかりです。
CFD取引でデータ提供されている2011年12月以降、「ほぼ毎月売りで金利調整額受取」が続いています。
しかも、結構な金額が受け取れます。
昨年2018年9月から2019年8月までの受取額を計算すると合計6322円です。
1枚の売りポジションを1年間保有し続けるだけで6322円の金利調整額が受け取れたという状況になっています。
この間のインドNIFは、2018年9月11089⇒2019年8月11037となっていて上昇期もあったものの1年でみれば下落しています。
売りポジションですので、値下がりすればこれも利益となります。
- 金利調整額受取+値下がりによる利益
両方の利益が受け取れたのが、ここ1年のインドNIFでした。
でも、いつもそんな都合よくいく訳ではありません。
インドNIFの値動き
インドNIFの月足です。
ここ1年は横ばい気味なのですが、長い目でみると「上げ傾向」なんです。
金利調整額が6322円というのは値動きで632.2に相当します。
インドNIFが632.2以上値上がりするようであれば、売りポジションは損失になるということです。
632.2というのは、インドNIFCFD値の5%に当たるので小さな上昇幅ではありません。
過去の値動きでいくと、2018年から2019年にかけては利益でしたが、その前年度は損失でした。
2018年9月くらいまでの世界株価は、全体的に上昇傾向でした。
ここから波乱の株価変動時代が続くとみているのであれば、このインドNIF売りポジションを保有しておくというのは有効な戦略になるだろうと思います。
もう一つみて頂きたい、チャートがあります。
NYダウとの組み合わせ戦略
この月足は、NYダウ(GMOクリック証券では米国30)です。
先程のインドNIFと同じ期間ですので、二つのチャートを比較してみてください。
値動き・・・似ていますよね。
NYダウの方が派手に上昇して派手に落ちている感じですが、全体的に似たような動きを示しています。
- NYダウが下げそうな時にインドNIFを売る
- NYダウとインドNIFをサヤ取りとして売買する
こういうパターンでも使えそうです。
値動きがゆったりしているのも、売りポジションを保有し続けるには好都合です。
使い方はいろいろと思いつきます。
2019年の株式市場は、前年度までのような「買えば儲かる」的な相場ではなくなりました。
株価の5%相当の金利調整額が受け取れるインドNIFを売っておく、いわば「インドは黙って売っておく戦略」は使い方次第で有効に機能しそうです。
いずれ仕掛けていきたい銘柄のひとつです。