当ページは、アフィリエイト広告を含みます。

FTSE100 取引条件に大きな差

FTSE100は、価格調整額が魅力なCFD銘柄です。FTSE100の取扱いがあるCFD口座はいくつかあるのですが、それぞれ価格調整額の額や発生時期に大きな違いがあります。FTSE100スプレッド比較でまとめたように、スプレッドにも大きく差があります。今回は、くりっく株365GMOクリック証券CFD取引で価格調整額の比較をしました。

FTSE100 価格調整額比較 それぞれの特徴

では、単純に価格調整額の金額と利回りを計算してみます。最初に、それぞれの価格調整額実績をご覧ください。

 

くりっく株365

 

FTSE100 価格調整額 比較

 

くりっく株365FTSE100 の価格調整額は配当相当額という呼び名です。この特徴は、毎週のように配当が発生するところです。また、配当相当額とは別に金利相当額もあります。配当相当額は買いポジションで受け取れるのに対して、金利相当額は買いポジションで支払となります。

 

そのため、くりっく株365FTSE100買いポジション保有時の受取金額は(配当相当額ー金利相当額)となります。なので、上記画像の昨年の1枚の買いポジションでの受取額は、23376円ー375円=23001円となります。

 

この配当相当額は、FTSE100採用の英国企業の業績が大幅に変化しない限りはこの金額が大きく増減することは無いという特徴があります。この意味は、この後のGMOクリック証券CFD取引との大きな違いでもあります。

 

また、くりっく株365の取引金額は取引レート×100倍で売買できます。仮に6200で買い6300で売り300の利益がでたとき、1枚の利益額は300×100倍=30000円となります。

 

GMOクリック証券CFD取引

 

FTSE100 価格調整額 比較

 

GMOクリック証券CFD取引のFTSE100のここ1年の価格調整額発生状況です。単純に薄赤色部分を合計した金額になります。(606+1005+1016+958)=3,585円となります。一見、くりっく株365よりも大幅に少ないように感じるかもしれません。それは、単なる錯覚で1枚あたりの約定代金の差が大きな原因です。

 

GMOクリック証券CFD取引のFTSE100の約定代金は、為替レートも考慮したものになっています。計算式は、取引価格×英ポンド円為替レート×0.1で計算です。昨日の終値6293で計算すると以下のようになります。

 

6293×186円(英ポンド円レート)×0.1=117,060円

 

くりっく株3651枚の約定代金は取引レート×100倍という計算式になり為替レート考慮無という違いがあります。、昨日の終値が6310なので、以下の数値となります。

 

6310×100倍=631,000円

 

こんな具合に、約定代金に大きな差があるので単純に1枚あたりの価格調整額額でどっちが有利というのは決められません。

 

そして、GMOクリック証券CFD取引の価格調整額には、もう一つ大きな特徴があります。それは、「価格調整額の額が大きく変動する」というものです。これは、価格調整額の算出方法の違いに原因があります。

 

  • くりっく株365の配当相当額は、単純にFTSE100採用の英国企業が出す配当金をもとに計算されています。
  • GMOクリック証券SFD取引の価格調整額額は、先物価格同士の価格差(サヤとも呼ばれます)を元に算出されています。

 

先物同士の価格差は、英国金利を反映したものでもあるのですが他の要因(例:英国株の暴騰または暴落で市場が大きく動いている等)で大きく変動します。そのため、それを元にした価格調整額も大きく増減しやすいということになります。

 

そして、GMOクリック証券CFD取引の価格調整額は、配当回数も年4回に集約されています。その分1回あたりの金額も大きくなるのですが、くりっく株365の毎週配当形式とは大きく違います。

 

同じFTSE100という商品でも、これだけの違いがあります。

 

でも、こういう違いは投資家にとっては大きなチャンスでもあります。こういう商品性の違いには、市場間の歪みもでやすいからです。市場間の歪みが大きければ大きいほどリスクを減らして利益を出すことができる可能性があります。調度、FXのスワップポイントサヤ取り(異業者両建)のようなイメージです。気楽に利益を取れるチャンスが転がっているのがFTSE100ということでもあります。

FTSE100価格調整額 利回り比較 レバレッジ3倍で10%の利回りが可能

先ほどのような特徴の違いはあるものの、昨年と同実績だとすれば以下の配当利回りが期待できることとなります。

 

くりっく株365 FTSE100

(23376−375)÷631,000円=約3.64%

GMOクリック証券 FTSE100


3585÷117,060円=約3,06%

 

計算式:直近一年間の価格調整額÷1枚あたりの約定代金=配当実積利回り

 

昨年一年間での配当実績比較であればくりっく株365に軍配が上がります。でも、GMOクリック証券のFTSE100の価格調整額額は時期によって大きな差がでてきます。配当回数が4回と毎週配当の違いや為替レートを考慮するかしないかというところも利用価値のあるポイントです。

 

これらの違いを把握しながら、実際の売買に活かしていきましょう。FTSE100は、単純にレバレッジ3倍で買いポジションを保有しても配当利回りが10%以上になる高配当銘柄です。FXのスワップ投資同様に、買いポジションを保有して配当を受け取り続けるというのも有効です。

 

買いタイミングをしっかりと選べば、高配当+売買益も狙えるというのは大きな魅力ですね。私は、両方の口座の特徴を活かしながら使い分けていく予定です。

 

2015/11/10


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
TOPへ