FX会社ポイント・キャッシュバック制度5社比較ランキング 2017年10月
FX会社で取引によってキャッシュバック・ポイントが発生する制度を持つ口座比較です。低スプレッドなどの取引条件がほぼ同じであれば、取引でポイントが頂けるのはとっても有難いことでもあります。最も有利と感じるポイント制度を比較しながらまとめてみました。
取引で得するのはどこ?
2017年12月現在のポイント制度で比較しています。まずは、各社制度概要をご紹介させていただきます。
このポイント制度比較は、「ポイント発生基準」「ポイント発生のための準備」「ポイントランクの仕組み」「実際の取りやすさ」などから最もお得と感じるFX口座を順位付けしています。
インヴァスト証券 マネーハッチ
インヴァスト証券のマネーハッチは、提供しているサービスの利用状況によってキャッシュバックで還元される仕組みです。
キャッシュバック金額は利用サービスによって違ってきます。
サービス名 |
内容 |
---|---|
トライオート |
1万通貨あたり2円 |
シストレ24 |
1万通貨あたり6円 |
くりっく365 |
1万通貨あたり6円 |
FX24 |
1万通貨あたり2円 |
インヴァストカード |
カード買物 100円あたり1円 |
1万通貨で2〜6円相当のキャッシュバックが受けられます。この条件は、全口座の中でもダントツと思われます。
私が、ここで使っているのはトライオート口座です。トライオートFX口座は、トラリピとよく似たリピート系自動売買口座です。一度設定しておけば自動的に売買を繰り返してくれるため、自動的にキャッシュバックも発生してくれます。
ちなみに、取引によるキャッシュバックは、毎週発生します。
画期的なのは、クレジットカード「インヴァストカード」との連携です。普段のス−パーでの買物でも1%のキャッシュバックが受けられるため、FX取引とクレジットカードの両方でキャッシュバックを得ていくことができます。
キャッシュバック発生の準備は、各種サービスの口座開設後に「マネーハッチ」サービスの申し込みをすることです。マネーハッチ口座は、キャッシュバック金をそのままトライオートETFで自動売買させることが出来る口座です。自動売買を設定しなければ、キャッシュバック金を貯めておく口座としても使えます。
月間取引量に応じたポイントランクなどは、今のところありません。
最初の設定さえしておけば、1万通貨売買があればキャッシュバックが発生するためとても取りやすい制度です。
対象売買も往復売買どちらでもキャッシュバックが発生する有難い仕組みです。
私はキャッシュバツク制度が始まってからすぐに利用を始めました。
先程も書きましたが、トライオートFX口座であれば、自動売買設定しておけば売買もキャッシュバックも自動です。しかも、マネーハッチで自動売買設定しておけば、そのキャッシュバックがさらに増える可能性もあります。
管理の手間もかからず、自動キャッシュバック+自動運用ができるためたまに口座を除くのが楽しくなる制度です。
DMMFX 取引応援ポイント
DMMFX取引応援ポイントは、DMMFX口座でFX・CFD取引をすることで貯まります。
取引応援ポイントは、新規1ロット(1万通貨)売買より発生します。
1000ポイント=1000円で口座にキャッシュバック出来る仕組みです。取引応援ポイント有効期間は1年間です。
取引応援ポイントを受け取るための準備はとくに必要ありません。
DMMFX口座開設者は、普通に取引をすることで取引量に応じた取引応援ポイントが発生する仕組みです。
現在のポイント数も、口座管理画面でいつでも確認ができます。
DMMFX取引応援ポイントには、3つのランクがあります。
ランク |
条件と特典 |
---|---|
ゴールドランク |
前月までの3ヶ月連続で新規取引回数200回以上、ポイントがブロンズの最大3倍 |
シルバーランク |
前月の新規取引回数200回又は前月までの3ヶ月連続で新規取引回数10回以上、ポイントがブロンズの最大2倍 |
ブロンズランク |
ゴールドランク・シルバーランクに該当しない方、1万通貨新規取引で1〜2ポイント |
注目点は、取引数量ではなくて新規取引回数であることです。
制度上、10万通貨を1回で注文するより、1万通貨を10回に分けて注文するほうがゴールド・シルバーランクになりやすくなっています。
付与されるポイント数は、通貨ペアによって異なります。
上記画像はその一例です。
ゴールドランク・シルバーランクともに単純に、2倍3倍ではありませんが、ブロンズに比べると獲得ポイント数は大きくなっています。
DMMFX取引応援ポイントは、取引回数の多いハードユーザーであれば有効に使える制度です。
ただ、私のように取引回数・取引量ともに少ない場合は、1年間の取引応援ポイント有効期限に注意する必要があります。1年間で1000ポイントに達しない場合は、ポイントが失効してしまいます。
ブロンズランクで取引応援ポイントを1000ポイントというのは単純に新規取引1000万通貨売買が必要になります。
このポイント執行対策の小技としては、南アフリカランド円売買をDMMFX口座でも使うようにするのが有効です。
取引量キャンペーンなどでは10分の1扱いされることが多い南アフリカランド円ですが、取引応援ポイントでは米ドル円などと同じように1万通貨=1〜3ポイント獲得できます。
数十万・数百万単位で売買することの多い南アフリカランド円は、取引応援ポイント獲得には大きな力になってくれます。
マネパのキャッシュバックプログラム
マネパのキャッシュバックプログラムは、マネーパートナーズが毎月行っているキャッシュバック制度です。
マネパのキャッシュバックプログラムは、マネパの証券口座を開設することでパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引高、未決済建玉残高に応じて毎月キャッシュバックを受け取れる制度です。
長期保有ポジションに対してもキャッシュバックが発生するところが大きな特徴です。
キャッシュバック額は以下の表のようになっています。
種類 |
キャッシュバック金額 |
---|---|
取引高 |
米ドル円は1万通貨につき0.1円、それ以外の通貨ペアは1万通貨につき0.2円キャッシュバックされます。 |
未決済ポジション |
1万通貨につきパートナーズFX口座ポジションは0.2円、パートナーズFXnano口座ポジションは0.1円キャッシュバックされます。 |
キャッシュバックは、毎営業日終了ごとに計算して月末に集計した金額を翌月第一営業日に会員残高(未使用分)へ入金されます。
マネパのキャッシュバックプログラム対象となるには、マネーパートナーズの証券口座開設が条件になります。
尚、証券口座開設による費用・口座維持管理料などは無料です。株式取引等の証券口座の取引要件もありません。
証券口座を開設して、あとは普通にFX取引をしていれば参加申込も不要で自動的にマネパのキャッシュバックプログラム対象となります。
マネパのキャッシュバックプログラムでは、取引量などによるランクはありません。
証券口座を開設しておけば、1万通貨でもキャッシュバック計算が開始されるため獲得しやすい制度です。私も、毎月数百円くらいですが、キャッシュバックを得ています。
未決済ポジションも対象となるので、スワップポイント目的のポジションもマネパのキャッシュバックプログラムを活用すればスワップポイントの上乗せ的な活用もできます。
そういう活用をするのであれば、パートナーズFXnano口座がおすすめです。
パートナーズFX口座はスワップポイント水準が高くないのですが、パートナーズFXnano口座は、スワップポイントも高水準であるため、マネパのキャッシュバックプログラムを有効活用できます。
私は、株主優待銘柄を代用有価証券として証券口座も活用しています。代用有価証券制度は、パートナーズFX口座でしか使えないのですが、これも有益な制度です。
GMO外貨 FX応援Tポイントプログラム
FX取引でTポイントが貯まるのが、GMO外貨のFX応援Tポイントプログラムです。キャンペーン延長という形で続いている制度で、今後も続いてくれそうな制度です。
FX取引をすることで新規取引1万通貨につき、ランクに応じて1〜3のTポイントが発生します。
発生したTポイントは、集計されて翌月中旬に付与されます。
付与されたTポイントは、普通にTポイントとしてTSUTAYA・ガストなど提携レストランなどで買物・DVDレンタルなどに使えます。
FX応援Tポイントプログラム適用となるには、GMO外貨のFX口座である外貨ex口座にYahoo! JAPAN IDを登録して連携させます。
これで、Tポイント発生のための準備は完了です。
ポイントランクはスタンダードランク・プラスランク・ロイヤルランクの3つあります。
ランク | 条件 |
---|---|
ロイヤルランク | 前月の取引日数10日+前月の取引数量新規約定500万通貨 |
プラスランク | 前月の取引日数10日 |
スタンダードランク | プラスランク・ロイヤルランクに該当しない場合 |
上限新規約定200,000万通貨までとなっています。
取引日数は、1回でも新規約定があれば1日として計算します。少量でも良いので、GMO外貨口座を使ることが上位ランクになるコツのようです。
1万通貨で最低1Tポイントが付与されるので、GMO外貨を使っているとちょこちょこと付与があります。
得られるポイントが使いやすいTポイントというのもうれしいです。私は、海外TVのDVDレンタルをする際に使っています。
獲得Tポイントが少なくても付与されるので、失効の心配がないのも良いところです。
楽天FX+楽天銀行ハッピープログラム
楽天FX取引で楽天スーパーポイントが貯まる制度がハツピープログラムです。
手続き後に、楽天FXで10万通貨取引するごとに1楽天スーパーポイントが得られます。
実際の付与は1件単位で発生します。1件=100万通貨取引が必要なので、100万通貨で10楽天スーパーポイントが付与される仕組みと考えるた方が現実的です。
尚、楽天FXでのMT4売買は対象外となっています。
楽天FXでの取引で楽天ポイントを発生させるには、楽天銀行の口座を保有して「マネーブリッジ」へのお申込と、「ハッピープログラム」へのエントリーが必要になります。
ちょと手間はかかりますが、一度やっておけば済むことなので楽天FX口座お持ちの方はやっておいた方が良いです。
現状、ポイントランクはありません。
使いやすい楽天スーパーポイントとはいえ、100万通貨で10楽天スーパーポイントというのは厳しいところです。
正直に書くと、FX取引だけであればメリットは相当薄いです。
ただ、この制度は株式投資・投資信託・日経225先物取引などの他のサービスでも楽天スーパーポイントが発生するのも大きな特徴です。
FX以外にも株式投資などをされる方であれば、メリットの大きい制度という感じがします。
FX取引でのポイント・キャッシュバック制度 お得度ランキング
以上から、私の私感でランキングをまとめてみました。
キャンペーンとはいえ、1万通貨取引で10円のキャッシュバック、しかも新規だけでなく決済取引も対象というのはダントツの還元額です。
キャッシュバック頻度も毎週で、そのまま自動売買で更に増やすという仕組みも秀逸です。
取引が無くても未決済ポジションでも発生するのが有難いです。スワップ投資などで長期保有ポジションの多い方には有難い仕組みです。
1万通貨の新規取引から1Tポイントが発生するので取りやすいです。Tポイントは、日本全国使えるところが多数あるため買物・食事といろいろと使えます。
私のように、取引量が少ない投資家にとっては、1000ポイントたまらないとキャッシュバックできないのがつらいところです。1年間の有効期限が切れて失効させてしまうことが多いのです。取引量によって、2〜4位は順位が入れ替わる方もいるかもしれません。
FXだけでみると、取引量に対する付与額が他の制度には劣る気がします。株式投資などを併用される方は、順位が違ってくるかもしれません。