下げ相場に強いの高金利通貨はどれ?
高金利通貨は、下げ相場に弱い傾向があります。逆に見れば、下げ相場で下げにくい通貨ペアを選べば安定したスワップ投資もやりやすくなります。そこで、参考資料として現在の下げ相場で、トルコリラ円・メキシコペソ円・南アフリカランド円の高金利人気3通貨ペアがどのような値動きをしているのかをまとめてみました。
ペソ・ランド・リラ 3通貨比較
今回使用したチャートは、マネーパートナーズFXです。
ここ3カ月間の3通貨の日足チャートは以下のようになっています。
トルコリラ円
南アフリカランド円
メキシコペソ円
3通貨ともに下げ相場というつらい時期です。
ただ、下げ方はチャートの形からもそれぞれ違ってきているのがわかります。
メキシコペソ円は、5,85くらいで強力な抵抗線があるらしくここ2週間は上げ相場に転じています。
これだと大雑把にしかわかりませんので、3通貨の変動を表にまとめてみます。
通貨ペア |
9月27日 |
10月27日 |
11月27日 |
変動率 |
---|---|---|---|---|
TRYJPY |
31.656 |
29.797 |
28.142 |
-11.10% |
ZARJPY |
8.385 |
7.986 |
7.877 |
-6.05% |
MXNJPY |
6.248 |
5.934 |
5.996 |
-4.03% |
- TRYJPY=トルコリラ円
- ZARJPY=南アフリカランド円
- MXNJPY=メキシコペソ円
- 9月27日・10月27日・11月27日の始値で比較しています。
9月27日から1ヶ月おきの値の推移をみています。この表でみると、トルコリラ円が一番下落していてメキシコペソ円が一番下げ幅が小さいという結果になっています。
国際情勢が不利に働いている部分もあるので、いつもこの順位になるとは限りません。
ちなみにこの同時期の先進国通貨米ドル円と豪ドル円を同様の基準で計算すると以下のようになっています。
- 米ドル円 −0.66%
- 豪ドル円 −4.03%
偶然ですが、メキシコペソ円の下落率は豪ドル円と全く同じ下落率になりました。
メキシコはまだ先進国ではないのですが、為替市場ではすでに高い安定度を持ち始めているようです。
過去記事FX格付け・政策金利比較でも格付けも中進国の中ではトップ水準でもあり、成長性も併せてその実力を市場が評価している表れという気がします。
この3通貨、スワップポイント水準はほど同じレベルです。メキシコペソ円(MXNJPY)スワップポイント比較 2017年で定期的に比較をしています。
今後も値動きは定期的にみていく予定です。