権利行使にて最終利益確保 FXオプションからのスワップ投資運用状況
2月5日のNY時間に権利行使となったポジションがでています。
その内容と全体の損益状況をまとめました。
この運用法は以下の特長があります。
FXオプションからのスワップ投資 5つの特長
- 安値でFXポジションを作るのに有効
- FXオプションを使って、FXポジションの買い平均値を下げる
- FXオプションでプレミアム受取利益が発生。
- FXポジション変更後はスワップ投資でスワップポイント+為替利益を狙う
- 月5〜10万円のスワップ+プレミアム受取(2019年11月10〜20万より変更)による定期収入
- 米ドル円上昇時はFX買いポジションでの不定期利益
2020年2月6日 権利行使期日到来 最終利益確保
昨晩、保有中のFXオプションポジションで満期となったものがあります。
コールオプション売り10万通貨です。
- 作成日:2020年1月16日
- FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
- 作成時点の米ドル円:109.939円
- 権利行使価格:110.00
- 権利行使期日:2020年2月5日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:0.379
- 利益上限:0.379×10万通貨=37,900円
- 損益分岐点:110.00+0.379=110.379円
ポジションを作った際に受け取ったプレミアム代金が37,900円、満期日のプレミアム価値が0円ですので、最終利益37,900円満額確保できています。
コールオプション売りは、「上げ相場で損失・下げ相場で利益」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
利益限定ではあるものの「利益となりやすい」のです。
今回も109.933円のときに損益分岐点110.379円という仕掛けでした。40銭程度の上昇であれば最終利益にできるという条件ですので利益となりやすい訳です。
この運用法「FXオプションからのスワップ投資」では、こういう「利益の出しやすい」ポジションで利益上乗せ」をしていきます。
1回1回は小さな利益でも、この積み上げは大きなものになっていくはずです。
これとは別に、FXでの米ドル円買いポジションではスワップポイントが蓄積していきます。
「FXのスワップポイント」+「FXオプションのプレミアム受取利益」というダブル利益の構造で、単純なFXのスワップ投資よりも収益力を上げていくという仕組みです。
ここからも、ゆっくりと利益を増やしていきます。
「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。
FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況
この運用で保有しているポジションは、「FXオプションのポジション」と「FXポジション」の2種類に分かれます。
FXポジションは、FXオプションの権利行使によって発生したものをくりっく365口座に移動させたものです。
それぞれの状況を定期的に確認しています。
FXオプション部分(2月6日)
現在保有中のポジションはこちらです。
保有中のFXオプションポジションは3本あります。
米ドル円現在値は109.79円です。
- 作成日:2020年1月6日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション買い
- 作成時点の米ドル円:107.866円
- 権利行使価格:107.000円
- 権利行使期日:2月26日
- 売買数量30万通貨
- プレミアム:0.745
- 損失上限:0.745×30万通貨=223,500円
- 損益分岐点:109.00−2.001=106.999円
プレミアム現在値は0.018です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム支払損失 | 223,500円 |
含み益 | 5,400円 |
差引損益 | −218,100円 |
プットオプション買いは「下げ相場で利益・上げ相場で損失」となり「利益限定なし・損失限定」という性質を持ちます。
このポジションは「米イラン衝突」による米ドル円下落にに備えて作成したポジションです。
権利行使日の2月25日に、107円よりも下げるような局面となれば大きな利益となる可能性があります。
ただ、権利行使日に107円以上であればプレミアム価値はゼロとなり、ポジション作成時に支払ったプレミアム代金の全額損失となります。
- 作成日:2020年1月9日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
- 作成時点の米ドル円:109.110円
- 権利行使価格:109.00
- 権利行使期日:2020年6月24日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:2.001
- 利益上限:2.001×10万通貨=200,100円
- 損益分岐点:109.00−2.001=106.999円
プレミアム現在値は1.444です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム受取利益 | 200,100円 |
含み損 | −144,400円 |
差引損益 | 55,700円 |
プットオプション売りは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」となり「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
1本目ののプットオプション買いとは真逆のポジションです。
このプットオプション売りでは、為替相場が大きく動かなければ日数経過とともに収支が改善されやすい傾向があります。
FXオプションのプレミアムは「時間的価値」が加味されているため、日数経過により時間的価値が減っていくとプレミアムも下げやすくなるからです。
プレミアムが下がれば、「売り方」であるプットオプション売り保有者は利益が増加するという仕組みです。
- 作成日:2020年2月3日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
- 作成時点の米ドル円:108.450円
- 権利行使価格:106.000円
- 権利行使期日:3月25日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:0.356
- 利益上限:0.356×10万通貨=35,600円
- 損益分岐点:106.000ー0.356=105.644円
プレミアム現在値は0.166です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム受取利益 | 35,600円 |
含み損 | −16,600円 |
差引損益 | 19,000円 |
このポジションは、スワップポイント同等額部分を低リスクで取るという目的で実験的に作ったポジションです。
3月25日の権利行使日に米ドル円が106円割れしなければ、10万通貨買いポジションで受け取れるスワップポイントよりも3割程度多い利益が確定します。
仮に106円割れしたときは、「FXの米ドル円買いポジションに変身」する予定です。その場合、そのままFX保有ポジションとして加える方針でいます。
FXポジション部分(2月6日)
現在保有中のポジションは、米ドル円買いポジション10万通貨です。
この保有ポジションは、FXオプションの権利行使日にFXポジションとなったものを損きりして、くりっく365口座で建て直したものです。
参考記事:FXの実質買値を下げる方法と手順の事例
FXポジションをサクソバンク証券からくりっく365に移動させたのは、「くりっく365の米ドル円スワップポイントが長年高水準を継続している実績」があるためです。
- くりっく365 164円(3日分)⇒1日換算54.7円
- サクソバンク証券 38円
スワップポイント差は16.7円あります。
継続観察していますが、大体16〜22円程度の差があります。
長い目でみると、大きい差です。
含み損抑制効果の確認
項目 | 損益 |
---|---|
FXオプション損益 | 966,695円 |
FX損益(確定分) | −735,302円 |
FX+FXオプション(含み損益) | 352,970円 |
総合損益(含み損益考慮) | 428,763円 |
米ドル円現在値 | 109.790円 |
- 運用開始日:2019年3月21日
- 運用通貨:米ドル円
- 買いポジション最大40万通貨(FX+プットオプション売り合計
- 運用資金1200万円(1万通貨あたり30万円)
ここのところの米ドル円上昇で、含み損もいれた総合損益は428,763円になりました。
前回30万円くらいだったので10万円以上増加しています。
この運用法での基本的なポジションは、FXは米ドル円買いポジション・FXオプションはプットオプション売りポジションと「米ドル円が上がれば利益が増えるポジション」が中心です。
なので、米ドル円が上昇すれば総合損益も増える仕組みです。
ただ、米ドル円がここから大きく上昇する流れになるとは思っていません。
適度に上昇して「目先の天井感」がでてきたら、今回満期となったような「コールオプション売り」を入れていく予定でいます。
コールオプション売りは、下げ相場で利益になる性質なのですが、現在値近辺で推移しても利益を確保できるような仕掛けを入れるようにしています。
これからも状況を見ながらやっていきます。
米ドル円売買で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。
「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。
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