米ドル円コールオプション売り10万通貨仕掛ける 【FXオプションからのスワップ投資2020年1月16日】
米ドル円上昇がある程度のところにきていると感じています。
本日、それに対応したポジションを入れています。
この運用法は以下の特長があります。
FXオプションからのスワップ投資 5つの特長
- 安値でFXポジションを作るのに有効
- FXオプションを使って、FXポジションの買い平均値を下げる
- FXオプションでプレミアム受取利益が発生。
- FXポジション変更後はスワップ投資でスワップポイント+為替利益を狙う
- 月5〜10万円のスワップ+プレミアム受取(2019年11月10〜20万より変更)による定期収入
- 米ドル円上昇時はFX買いポジションでの不定期利益
新規作成したのはコールオプション売りです。
コールオプション売り追加 1月16日
本日、コールオプション売り10万通貨を新規作成しています。
この記事中の「FXポジション発生後の運用ルール」で「上昇後の往来相場」に該当したとの判断でポジションを作成しています。
- 作成日:2020年1月16日
- FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
- 作成時点の米ドル円:109.939円
- 権利行使価格:110.00
- 権利行使期日:2020年2月5日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:0.379
- 利益上限:0.379×10万通貨=37,900円
- 損益分岐点:110.00+0.379=110.379円
コールオプション売りは、「上げ相場損失・下げ相場利益」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
コールオプション売りは、ポジション作成とともに37,900円のプレミアム受取利益が発生します。
「米ドル円の上昇が目先上限に近づいている」との判断で作ったポジションです。
このポジションの損益分岐点は、米ドル円110.379円となっていて、それ以下の水準であれば単純に最終利益確保となります。
米ドル円が110.379円以上の上昇をするようであれば損失となるものの、FXで保有中の米ドル円買いポジションは含み益増加となるため、ポジション全体として損失が増加することはありません。
満期となる権利行使期日まで約3週間、勝ちやすいポジションですが、どうなるかはわかりません。
「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。
FXオプションからのスワップ投資 概略
この取引は、「FXオプションからのスワップ投資」と呼んでいます。
- FXオプションを使って安値で米ドル円買いポジションを作る
- スワップポイント+プレミアム利益を受取りながら上昇期を待つ
- 上昇期には利益をだして資金を増やしていく
こういう流れを、このブログでお見せしていければと思っています。
参考記事:【FXオプションからのスワップ投資】とは
連載形式で詳細にまとめてある記事の第一回
米ドル円などの先進国通貨は、上げたり下げたりを繰り返しています。
新興国通貨のように値を下げ続けるような展開にはなりにくいという特徴があります。
理論上は、「米ドル円を安値で買いポジションを作ってスワップポイントを受取続けながら大きく上昇するのを待つ」というやり方はとても有効です。
とはいものの、「安値で米ドル円買いポジションを作る」というのは狙ってもなかなか出来るものではありません。
FXオプションを活用することで、「現在値よりも数円下の値でポジションを作る」ことが可能になります。
「現在値よりも数円買値を下げたポジション」を作っていけば、今までよりも安定感のあるなスワップ投資をやっていけるようになります。
それを現実の運用記録を元に公開しているのが、この運用記事です。
FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況
この運用で保有しているポジションは、「FXオプションのポジション」と「FXポジション」の2種類に分かれます。
FXポジションは、FXオプションの権利行使によって発生したものをくりっく365口座に移動させたものです。
それぞれの状況を定期的に確認しています。
FXオプション部分(1月16日)
現在保有中のポジションがこちらです。
保有中のFXオプションポジションは3本あります。
米ドル円現在値は109.925円です。
- 作成日:2020年1月6日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション買い
- 作成時点の米ドル円:107.866円
- 権利行使価格:107.000円
- 権利行使期日:2月26日
- 売買数量30万通貨
- プレミアム:0.745
- 損失上限:0.745×30万通貨=223,500円
- 損益分岐点:109.00−2.001=106.999円
プレミアム現在値は0.009です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム支払損失 | 223,500円 |
含み益 | 2,700円 |
差引損益 | −220,800円 |
プットオプション買いは「下げ相場で利益・上げ相場で損失」となり「利益限定なし・損失限定」という性質を持ちます。
このポジションは「米イラン衝突」による米ドル円下落にに備えて作成したポジションです。
権利行使日の2月25日に、107円よりも下げるような局面となれば大きな利益となる可能性があります。
ただ、権利行使日に107円以上であればプレミアム価値はゼロとなり、ポジション作成時に支払ったプレミアム代金の全額損失となります。
- 作成日:2020年1月9日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
- 作成時点の米ドル円:109.110円
- 権利行使価格:109.00
- 権利行使期日:2020年6月24日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:2.001
- 利益上限:2.001×10万通貨=200,100円
- 損益分岐点:109.00−2.001=106.999円
プレミアム現在値は1.628です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム受取利益 | 200,100円 |
含み損 | −161,800円 |
差引損益 | 38,300円 |
プットオプション売りは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」となり「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
1本目ののプットオプション買いとは真逆のポジションです。
今回のように、ポジション作成したばかりのときは含み損なのですが、この部分は為替相場が大きく動かなければ日数経過とともに収支が改善されていきます。
FXオプションのプレミアムは「時間的価値」が加味されているため、日数経過により時間的価値が減っていくとプレミアムも下げやすくなるからです。
その辺は、この運用の過去記事や今回のポジション状況推移を定期的に観察していくことでお見せできると思います。
- 作成日:2020年1月16日
- FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
- 作成時点の米ドル円:109.939円
- 権利行使価格:110.00
- 権利行使期日:2020年2月5日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:0.379
- 利益上限:0.379×10万通貨=37,900円
- 損益分岐点:110.00+0.379=110.379円
プレミアム現在値は0.417です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム受取利益 | 37,900円 |
含み損 | −41,700円 |
差引損益 | −3,800円 |
コールオプション売りは、「上げ相場で損失・下げ相場で利益」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
損益分岐点の110,379円の上昇までは利益確保できるのですが、それ以上の上昇になると損失が拡大していく可能性があります。
FXポジション部分(1月16日)
現在保有中のポジションは、米ドル円買いポジション10万通貨です。
この保有ポジションは、FXオプションの権利行使日にFXポジションとなったものを損きりして、くりっく365口座で建て直したものです。
参考記事:FXの実質買値を下げる方法と手順の事例
FXポジションをサクソバンク証券からくりっく365に移動させたのは、「くりっく365の米ドル円スワップポイントが長年高水準を継続している実績」があるためです。
- くりっく365 218円(4日分)⇒1日換算54.5円
- サクソバンク証券 39円
スワップポイント差は15.5円あります。毎日発生するスワップポイントは僅かなものですが、積み上がると大きなものになります。
このポジションは、長期保有前提でスワップポイントを受取ながら上昇期を待っているところです。
全体まとめ
項目 | 損益 |
---|---|
FXオプション損益 | 931,095円 |
FX損益(確定分) | −735,302円 |
FX+FXオプション(含み損益) | 154,130円 |
総合損益(含み損益考慮) | 349,923円 |
米ドル円現在値 | 109.925円 |
- 運用開始日:2019年3月21日
- 運用通貨:米ドル円
- 買いポジション最大40万通貨(FX+プットオプション売り合計
- 運用資金1200万円(1万通貨あたり30万円)
総合損益が前回291,703円⇒349,923円と増加してきています。
FX口座の米ドル円10万通貨買いポジションは保有したまま、大きな崩れに備えてのプットオプション買い30万通貨はそのままにしてあります。
米ドル円相場は落ち着きを取り戻しているので、プットオプション買いポジションはプレミアムゼロになって満期となる可能性も濃厚になってきました。
ただ、為替相場がこのまま安定したまま推移していくとも思えません。
大きな流れに乗ることだけを考えて、堅実な運用を心がけていきます。
米ドル円売買で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。
「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。
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