利益2〜3.5倍の差 直近5カ月でみえてきたFXオプション効果
FXオプションを使った効果が、徐々にでてきています。その効果は約2〜3.5倍程度になっています。
この運用法は以下の特長があります。
FXオプションからのスワップ投資 5つの特長
- 安値でFXポジションを作るのに有効
- FXオプションを使って、FXポジションの買い平均値を下げる
- FXオプションでプレミアム受取利益が発生。
- FXポジション変更後はスワップ投資でスワップポイント+為替利益を狙う
- 月5〜10万円のスワップ+プレミアム受取(2019年11月10〜20万より変更)による定期収入
- 米ドル円上昇時はFX買いポジションでの不定期利益
昨日の権利行使状況とFXオプションを使った効果がどのようなものになっているのかについてまとめました。
権利行使で174,550円満額利益確定
昨晩、保有ポジションで権利行使が発生しています。
権利行使時点でプレミアム価値がゼロになっています。
- 作成日:2019年8月9日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
- 作成時点の米ドル円:105.954円
- 権利行使価格:108.00円
- 権利行使期日:12月11日
- 売買数量5万通貨
- プレミアム:3.491
- 利益上限:3.491×5万通貨=174,550円
プットオプション売りですので、ポジション作成時点にプレミアム受取があります。
今回の場合、174,550円受取です。
昨日の権利行使日にプレミアム値がゼロになったので、この利益の満額受取が確定したという流れです。
こんなことを続けていくだけなのですが、半年も続けていくと相応の効果がでてきます。
この運用口座では、FXでのスワップ投資に比べて2〜3.5倍の効果がでてきています。
詳細は、記事後半部分「全体まとめ スワップ投資の2〜3.5倍の効果」でまとめてありますので、ご一読くださいませ。
FXオプションからのスワップ投資 概略
この取引は、「FXオプションからのスワップ投資」と呼んでいます。
- FXオプションを使って安値で米ドル円買いポジションを作る
- スワップポイント+プレミアム利益を受取りながら上昇期を待つ
- 上昇期には利益をだして資金を増やしていく
こういう流れを、このブログでお見せしていければと思っています。
参考記事:【FXオプションからのスワップ投資】とは
米ドル円などの先進国通貨は、上げたり下げたりを繰り返しています。
新興国通貨のように値を下げ続けるような展開にはなりにくいという特徴があります。
理論上は、「米ドル円を安値で買いポジションを作ってスワップポイントを受取続けながら大きく上昇するのを待つ」というやり方はとても有効です。
とはいものの、「安値で米ドル円買いポジションを作る」というのは狙ってもなかなか出来るものではありません。
FXオプションを活用することで、「現在値よりも数円下の値でポジションを作る」ことが可能になります。
「現在値よりも数円買値を下げたポジション」を作っていけば、今までよりも安定感のあるなスワップ投資をやっていけるようになります。
それを現実の運用記録を元に公開しているのが、この運用記事です。
具体的には以下の手順で行います。
- 現在値よりも安値の権利行使価格で米ドル円プットオプション売りを作成(プレミアム受取利益発生)
- 権利行使日、米ドル円が権利行使価格よりも安値であれば米ドル円買いポジション発生
- 権利行使日、米ドル円が権利行使価格よりも高値であればポジション消滅で終了
- 発生した米ドル円買いポジションでスワップ投資開始
FXオプション活用といっても、やり方は簡単です。
米ドル円のプットオプション売りを長期保有するだけだからです。
プットオプション売りの仕組み
米ドル円プットオプション売りは上図のような性質を持ちます。「売り」の性質上、オプション値が上がれば損失・下がれば利益となります。
FXオプションの仕組みは下記ページにてまとめています。
参考記事:FXオプションの仕組み
今後の値動きでどうなるかを列挙するとこうなります。
- 期日までは、米ドル円上げなら下がり(利益増あるいは損失減))、米ドル円下げなら上がる(利益減あるいは損失増)。
- 日数が経てば時間的価値減少とともに下がりやすい(利益増または損失減)。
- 利益が取りやすいものの利益上限は限定される。
- 大きな円高となれば、相応の含み損となる。
- 米ドル円が期日に権利行使価格よりも上がればプレミアム分の利益を受け取れる。
- 米ドル円が期日に権利行使価格よりも下がればプレミアム分の利益を受け取って買いポジションが発生する。
プットオプション売りは、米ドル円が大きく下げればオプションポジションを作ったときの米ドル円値よりも安値でFX口座での米ドル円買いポジションへと変身します。
上昇してしまった時は、FX口座での米ドル円買いポジションは発生しないのですが、プットオプション売りポジション作成時のプレミアム受取分は単純に利益になります。
このプレミアム受取利益も、積み上がると大きなものになります。
この辺は、現実のポジションに合わせて運用記事の中で解説させていただきます。。
尚、要注意は下げ相場です。
米ドル円プットオプション売りは、米ドル円買いポジションと同じ宿命を負っています。つまり、米ドル円下げ相場では含み損となるということです。
この含み損も、現在値で米ドル円買いポジションを作ったよりは少なくて済むのですが、10円・20円の円高となればそれなりの含み損となりえます。
このリスクは、資金管理や損きりで臨機応変に対応していきます。
FXオプションからのスワップ投資 保有ポジション状況
この運用で保有しているポジションは、「FXオプションのポジション」と「FXポジション」の2種類に分かれます。
FXポジションは、FXオプションの権利行使によって発生したものをくりっく365口座に移動させたものです。
それぞれの状況を定期的に確認しています。
FXオプション部分(12月12日)
ここでは、現実のポジションをもとに、プットオプション売りの2つのポイントが確認できます。
- 下げ相場:含み損を抑制する効果がどのようなものか
- 上げ相場:利益が限定されるということがどのようなものか
つまり、相場が下落したときにFXでの含み損よりも小さくなる、または利益になってしまうという特徴です。
現在保有中のポジションがこちらです。
保有中のFXオプションポジションは2本あります。
米ドル円現在値は108.540円です。
2番目のポジションです。
- 作成日:2019年9月5日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
- 作成時点の米ドル円:106.560円
- 権利行使価格:106.00
- 権利行使期日:2020年1月8日
- 売買数量2万通貨
- プレミアム:1.918
- 利益上限:1.918×2万通貨=38,360円
プレミアム現在値は0.141です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム受取利益 | 38,360円 |
含み損 | ー2,820円 |
差引損益 | 35,540円 |
このポジションの権利行使価格は、106.00円です。
このまま2020年1月8日の権利行使日に米ドル円が権利行使価格106円以上であればプレミアム価値はゼロ円となり、このポジションで得たプレミアム利益受取38,360円の満額受取が確定することになります。
あと1か月、のんびり保有継続します。
2番目のポジションです。
- 作成日:2019年11月22日
- FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
- 作成時点の米ドル円:108.610円
- 権利行使価格:109.000円
- 権利行使期日:12月18日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:0.326
- 利益上限:0.325×10万通貨=32,600円
- 損益分岐点:109.000+0.326=109.326円
1本目は、プットオプション売りで「上げ相場利益・下げ相場損失」というポジションでした。
このポジションは、コールオプション売りですので「下げ相場利益・上げ相場損失」というポジションになります。
プレミアム現在値は0.165です。
本日のポジション損益状況
項目 | 損益 |
---|---|
プレミアム受取利益 | 32,600円 |
含み損 | ー16,500円 |
差引損益 | 16,100円 |
権利行使日まであと1週間、権利行使日の米ドル円値が109.00円以下であればプレミアム値はゼロとなりため、32,600円の利益満額受取が確定します。
もしも、権利行使日に上昇して損きりとなるようであれば、FXポジションの含み益と相殺することも検討します。
FXポジション部分(12月12日)
累計スワップポイントが145,840円まで増加。30万通貨のスプレッド換算で50銭相当なので、米ドル円が106.5円くらいまで下がってもこのFXポジションは含み損にならなくて済む状況です。
保有ポジションのうち20万通貨は、FXオプションの権利行使日にFXポジションとなったものを損きりして、くりっく365口座で建て直したものです。
参考記事:FXの実質買値を下げる方法と手順の事例
FXポジションをサクソバンク証券からくりっく365に移動させたのは、「くりっく365の米ドル円スワップポイントが長年高水準を継続している実績」があるためです。
このポジションは、長期保有前提でスワップポイントを受取ながら上昇期を待っているところです。
本日のくりっく365米ドル円スワップポイントは3日分で159円、1日換算で約53円です。
30万通貨の買いポジション保有中なので、53×30万通貨=1日1,590円、月換算で47,700円くらいのスワップポイント発生ペースになっています。
ちなみに、サクソバンク証券の米ドル円買いスワップポイントは33円です。くりっく365より1日あたり20円少ないです。
30万通貨で1ヶ月保有した場合、くりっく365の方が約1.8万円ほどスワップポイントが多くなる状況です。
毎月1.8万円ですので、年換算では約21.6万円になります。
この差は大きいです。
全体まとめ スワップ投資の2〜3.5倍の効果
項目 | 損益 |
---|---|
FXオプション損益 | 916,595円 |
FX損益(確定分) | −1,026,427円 |
FX+FXオプション(含み損益) | 570.480円 |
総合損益(含み損益考慮) | 460,648円 |
米ドル円現在値 | 108.540円 |
- 運用開始日:2019年3月21日
- 運用通貨:米ドル円
- 買いポジション最大40万通貨(FX+プットオプション売り合計
- 運用資金1200万円(1万通貨あたり30万円)
保有ポジション全体での総合損益は460,648円です。
今日現在の総合損益を見ているだけだと「ふ〜ん、そんなものか」程度だと思います。
でも、為替値が同じ水準だった7月ごろの数字と比較すると、FXオプションを使った効果が見えてきやすいかもしれません。
この運用法の7月時点と現在12月時点の比較です。
一番下の薄赤色部分の米ドル円値がご覧ください。7月108.618円・12月108.54円とほぼ同水準です。
同水準なのに、総合損益は7月:−249,210円⇒12月:460,648円と709,851円増加しています。
この間、保有しているポジション数は米ドル円買いポジション30〜40万通貨(FX+FXオプション合計)でほぼ同一です。
仮にですが、FX口座のみで米ドル円30万通貨の買いポジションを保有していた場合で考えてみましょう。
FXでも5ヶ月もあればスワップポイント累積だけで20〜30万円の発生が見込めます。でも、FXオプションを使ったことで、増加額は約70万円相当になっていいるんです。
その差約2〜3.5倍です。
- プットオプション売り仕掛け時に現在値よりも安値で仕掛ける
- プレミアム受取分を上乗せ
これらの地道な積み上げの効果が5カ月経過して利益額として表にでてきています。
この調子で利益の上乗せをしていくつもりでいます。
米ドル円売買で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。
「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。
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