ナスダック100運用でのトラリピ使いどころ
トラリピをナスダック100運用でどう使っていくか。私の基本的な考え方をまとめました。
売買ルールの元となっている部分です。
ナスダック100運用でトラリピをどう使うか?
当初ナスダック100でのトラリピ運用は考えてもいませんでした。
FXと同じ発想でいくのは難しいからです。
値動き幅が、とても大きく、往来相場でもありません。
ナスダック100 5年間の値動(〜2022年12月)
ここ5年間の値動きをみても、6000台から16000台まで2.5倍以上上昇した後、現在の11000台まで落ちてきています。
- 下値近辺で買いのトラリピ
- 上値近辺で売りのトラリピ
こんな仕掛けで完全自動売買、というのはちょっと無理な値動きです。
どうみても往来相場には見えないので、「ちょっと無理かな」と思っていたのです。
ただ、サヤ取りを続けていて、値動きパターンがある程度決まっているようなこともわかってきました。
このパターンは。トラリピが使えるかもしれない。
それが、トラリピでナスダック100運用を始めるきっかけになりました。
暴れ馬ナスダック100をトラリピで攻略
ナスダック100は、上げにせよ下げにせよ、値動き幅が大きい傾向にあります。
そして、一度動き出すとある程度まで一気に行く。
上げだすと短期で1000以上押し目もなく大きく上げたかと思えば、下げだして押し目もなく1000以上下げるような値動きを繰り返しています。
押し目なく動いたりするので、上げの途中を小刻みにとるような設定は向かない。
「利益幅100で利益確定」なんて設定にしておくと、売買が回転せずに、利益は少ないまま、買いなおしもできずに上昇してしまい、大きな動きを取りそこなうなんてことが、ザラに起こります。
幸い、「しばらく下げそう」とか「しばらく上げそう」という大きな流れはぼんやりながら掴みやすいところもありあます。
こんな激しい値動きをみながら、「トラリピが使えるかもしれない」と感じた使いところがあります。
買いのトラリピの使いどころ
ナスダック100は、下げだすとガンガン下げていきます。底なしの下げに見るようなことも多く手を出しにくいところがあります。
でも、「底が見えない下げ」と見えても必ず底はあります。
そして、きっちりとした底は後にならないとわかりません。
こういう下げ相場は、裁量トレードでちょこちょこ拾っていくのは怖いし、私のような小心者は怖気づいて続けられません。
そこで、トラリピの登場です。
資金に余裕をもたせて自動売買設定しておくことで、底になりそうなところを攻めていきます。
これによって、良いポジションが作りやすいのです。
眠っているときの急落時や裁量トレードでは怖くて買えないところでも自動売買設定しておけば拾ってくれます。
私は、毎日夜9時くらいには寝てしまうので、NY時間にナスダック100の値を確認することはありません。
でも、起きていたとしても急落している時に買いポジションを作っていくのはかなりの勇気がいるものです。
多分、起きていたら買いポジションを、これだけサクサクとは作れません。
買いのトラリピは、そんな使い方をしています。
売りのトラリピの使いどころ
ナスダック100は、米国の成長企業がひしめく新興市場でもあります。その性質上、上がりだせばいずれは16000を大きく超えていく時期もいずれくるだろうとみています。
「どこが天井」という上値のメドがつきづらいので、「売りのトラリピ」は、「下げ相場と自信がある時」か「買いポジション保有していて両建てにする時」などで使うほうがよさそうです。
なので、「売りのトラリピ」を活用した完全自動売買は、今のところするつもりがありません。
なので、私の運用では下げ相場を積極的に狙うために「売りのトラリピ」を設定してはいません。
買いポジションを作った後、ある程度上昇してから「売りのトラリピ」を設定することが多いです。
結果的に両建てになるので、そこから大きく上昇することがあっても、その売りポジションの含み損で苦しめられるというような事態は避けられます。
詳しいやり方は、売買ルールにてご説明させていただきます。