FXオプション 10倍以上になったポジション事例
FXオプションは、10倍・20倍になることもある魅力的な金融商品
でも、実際に10倍以上になったという話はあまり聞いたことがありません。
今回、実際に10倍以上で決済できたポジションが発生したので記事として報告させていただきます。
1月30日 仕掛けた時の状況
今回仕掛けたのは、豪ドル円のプットオプション買いです。この画像は、仕掛けた当時の約定画面です。
これは1月30日に仕掛けたものです。
もしも、豪ドル円が70円割れをするような時期がきたら活躍してくれるポジションとして投下しました。
当時の豪ドル円は73円台で、「70円割れはないだろう」と思われていた時期です。
プットオプション買いのプレミアムは0.232で50万通貨ですので、プレミアム代金116,000円で作成しています。
プットオプション買いは「下げ相場で利益・上げ相場で損失」で「損失限定・利益限定なし」という性質を持ちます。
70円割れになる可能性は薄かったものの、最大損失は116,000円で済むという、比較的気楽なポジションでもありました。
実際のところ、そのあと75円台まで上昇したこともあり、このプットオプション買いポジションは「利益は絶望的」な状況がつづいたのです。
それが、先週位より70円割れとなる日がでてきて、本日決済しています。
3月9日 全ポジション決済
FXオプションの決済約定画面です。
決済値が3.078で受取代金が1,539,000円です。
- 豪ドル円73.60円⇒67.20円前後
- プレミアムレート:0.232⇒3.078
- 実際のプレミアム代金:116,000円⇒1,539,000円
仕掛けから決済まで、豪ドル円の値動きは約6.4円でした。
ここのところの豪ドル円下げにより、プレミアムレートが0.232⇒3.078に値上がりしています。
それを50万通貨保有していたので、116,000円⇒1,539,000円となりました。
値上がり率を計算すると、1,539,000÷116,000=13.26倍となるんです。
実は、本日の朝まではもう少し保有しようと思っていたんです。
でも、午前中の値動きをみたときに64円まで大きく下げて、そのあと数円戻ってきたのをみて決済を決めました。
今日の形は、強制ロスカットを巻き込んで勢いづき、実体以上に下落した時によくあるパターンです。
こういう時は当面の底になることが多いので、決済するには良いタイミングと判断しました。
備えておいて良かった
10倍になったのもうれしいのですが、それ以上に感じていることがあります。
それは・・・
下げ相場に備えてプットオプション買いを入れておいてよかったです。
・・・ということです。
73円台に作ったポジションでしたので、当時としてはこのプレミアム代金116,000円は捨て銭に近いものでした。
豪ドル円が70円台で推移していれば、全額没収となる予定だったお金です。
こういう備えって、大切ですね。
豪ドル円はまだ下げるかもしれません。
新型コロナウイルスによる株価・為替相場の崩れはまだまだ続きそうです。
まだ下値がありそうだという気持ちもあるのですが、今回はこの辺で豪ドル円オプションポジションをゼロにしておきます。
これからも、この方法は時折使っていきます。
今後も、状況に合わせて「FX+FXオプション」で攻めてまいります。
FXオプションはサクソバンク証券を使っています。
この運用法の考え方は、亀千人投資術を基本としています。
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