豪ドル円 FX+FXオプション合成ポジションで攻める
豪ドル円が更に崩れそうな感じがでてきています。積極的に売り込んでいくつもりがないのでFX+FXオプションの合成ポジションを組んでみました。
豪ドル円 「微上昇+下げ」利益合成ポジション 本日投下
今回の合成ポジションは、豪ドル円10万通貨売り+豪ドル円プットオプション売り10万通貨の形です。
FXポジションはDMMFX口座、FXオプションはサクソバンク証券を使っています。
FX:豪ドル円10万通貨売りポジション 77.957円
FXオプション:プットオプション売りポジション10万通貨
プットオプションで受け取れるプレミアムは、最大22.3万円です。豪ドル円が上がれば損失、下げれば利益という組み合わせです。ただし、最大利益額は22.3万円に限定されています。
単純なプットオプション売りは「下げれば損失・上げれば利益」というポジションですので、ちょっと混乱されている方もいるかもしれません。
豪ドル円上昇・微上昇・下落、それぞれの場合で合成ポジションの損益構造を整理しておきます。
- 3円上昇したと想定
- 豪ドル円売りポジション 3円分の含み損発生(10万通貨で30万円)
- 豪ドル円プットオプション売り 1.2程度の含み益発生(10万通貨で12万円)
- 合計収支変化:30万円−12万円=18万円損失増加
上昇時には、単純な豪ドル円売りポジションよりも損失を減らす効果があります。
- 3カ月後に0.5円程度上昇
- 豪ドル円売りポジション 0.5円分の含み損発生(10万通貨で5万円)
- マイナススワップポイント負担累積300×90日=2.7万円
- 豪ドル円プットオプション売り 0.8程度の含み益発生(10万通貨で8万円)
- 合計収支変化:8−(5+2.7万円)=0.3万円利益
効果を実感できるのは数週間後くらいからですが、合成ポジション保有中は豪ドル円がちょと上げても総合収支はプラスになり易くなります。
- 1円下落したと想定
- 豪ドル円売りポジション 1円分の含み益発生(10万通貨で10万円)
- 豪ドル円プットオプション売り 0.3〜4円程度の含み損発生(10万通貨で6〜7万円)
- 合計収支変化:10万円ー6〜7万円=3〜4万円利益増加
私は、豪ドル円は更に崩れそうだとみています。ただ、下げ幅が大きくなる可能性は少ない気がしています。
こういう時は、ちょこまか動いて底値で売りポジションを作るなどの失敗をしやすいものです。
私としては、豪ドル円買いポジションを保有したまま、下げ相場を余裕をもってみていられるだけの利益が得られれば十分という気持ちでいます。
あとは流れを見ながら、FXオプションのみを決済したり、FXポジションを利益確定するなどして動いていくことにしています。