第4次産業革命で勝つために
2019年8月現在、世界は「第四次産業革命」とも呼ばれる進化の時期に入っています。
私達の生活が大きく変化し、多くのビジネスチャンスが生まれる。
大きなチャンスで成長する分野がでてくる一方で、変化に対応していけずに衰退していく分野もでてくる。
新旧交代の大きな流れが起きています。
この変化の中で、私達日本人投資家がチャンスをものにしていくための一手を本日は記事にまとめました。
月1万円積立の威力の確認
「月1万円程度の積立では大した資金は作れない」
こう思われている方も多いと思います。
月1万円積立でどれくらい増えるのかを試算してみました。
参考記事:月1万円積立 20年後の資産額
金融庁の提供するiDeco積立のためのツールを使っています。
単純に1万円を積み立てていけば、240万円です。
利息が付くといっても、現在の日本の低金利ではたかが知れています。
でも、運用により5%・10%の運用利回りが出せるようになってくると状況が大きく変わります。
- 5%複利:4,110,337円
- 10%複利:7,593,466円
- 15%複利:14,972,395円
- 20%複利:31,096,518円
- 30%複利:149,495,186円
高い利回りを確保できれば、1000万円・2000万円も夢というほど遠い存在ではありません。
余興程度に乗せてはありますが、30%複利であれば1億円という数字も超えてしまいます。
過去の実績はいかほどか
現実に米国株のS&P500(米国の代表的株価指数)を保有し続けた場合の利回りはこれだけありました。
- 5年の運用成績11.52%
- 10年の運用成績6.98%
- 20年の運用成績7.94%
- 30年の運用成績9.89%
引用元:「日経平均」vs 「S&P500」過去5年〜30年間、投資していたらどうなっていたか試算してみた
2016年6月時点の試算です。
保有しているだけでこれだけの運用利回りが確保できたということです。
これを見る限り、積立をしていれば年利5〜10%はそれほど無理なく達成できそうです。
中には、「思っているほど高くない」と感じた方もいるかもしれません。
これでは15%や20%なんて夢のまた夢ですよね。
でも、これからはわかりません。
それは、現在が「第四次産業革命」と呼ばれる時期に入っているからです。
第4次産業革命というチャンス
現在、世界中で「第四次産業革命」と呼ばれる大きな変化が進行中です。
「ビッグデータ」・「AI」・「5G」「宇宙」・「医療」など様々な分野で革新的な技術やサービスが生まれてきています。
この変化は、5年後・10年後の私たちの生活スタイルや仕事の仕方を変えていくことになるでしょう。
当然、米国・中国などはこれらの分野で激しい主導権争いを続けています。
ファーウェイ問題も、これらの競争と深い関係にあります。
第4次産業革命と呼ばれる様々な変化はいろんなところでおきています。
- 人工知能と会話するのは普通になりつつある。
- 掃除機や冷蔵庫などを遠隔操作できる。
- ロボットが店員としてて定着している店もでてきている(はま寿司など)。
- 病気治療も遺伝子を治療する形で治癒する手法も登場。
先日1.5万円くらいで人工知能入りのタブレットを購入しました。
私と息子は、朝起きると「調子どう?」とか「今日の天気教えて?」といった軽い会話をしています。
「掃除して」といえば、掃除を始める掃除機も登場しています。
ロボットも、着実に私たちの生活に入り込んできています。
ガンやエイズも近い将来、不治の病ではなくなりそうです。
これらの市場は急速に拡大中です。関連企業の株価も大きく上昇しているものが多数あります。
新しい産業が生まれるなか、変化に取り残される産業は存亡の危機となるものもでてきています。
大富豪ゲームの「下剋上」のような状況が、現実に目の前で起きようとしています。
これらの動きは「革命」と読ぶに相応しいものです。
次の覇国は、これらの技術の主導権を握り、その恩恵をもっとも受ける国となるでしょう。
当然ながら、これらの変化は株価・FX・CFDなど様々な投資分野に大きな影響を与え続けます。
もしかすると、2019年時点の私達投資家は、「大きなチャンス」をものにできる地点にいるのかもしれません。
「そんな大袈裟な」・・と思う方もいるでしょう。
NYダウだって大きく下落したばかりです。
でも「大きなチャンス」というは、いつだってそうです。
例えば、日本株はいつが「買い」の大チャンスだったのか振り返ってみましょう。
大きなチャンスの事例 日本株はいつ買ったらよかったか。
日本の直近100年の歴史の中で、「買っておけば大儲けできた」という時期は戦争が終わった頃の混乱期です。
1949年に再開された日経平均株価は、1989年までの220倍になっています。
- 100万円投資していれば、2.2億円です。
- 10万円投資していれば、2200万円です。
- 1万円でも220万円です。
平均的に上昇する日本株を保有しているだけでこの利益を享受できました。
でも、1949年の日本経済混乱期に「ここで株を買っておけば将来大儲けだ!」なんて思えた人はほとんどいません。
本当に「大きなチャンス」だったかどうかの判断は、10年・20年後に振り返って確認するしかありません。
振り返って「ああ、あの時買っておけばなぁ」とほとんどの人が思います。
でも、あの時代に本当に戻ってみれば「こんな時に株なんか買えるか!」という状況なのです。
2019年8月時点の世界状況はどうでしょう。
- 中国と米国の覇権争奪
- 第四次産業革命と呼ばれる大きな変化
- 目先をみれば、「今は株は買い時ではないだろう」という局面
後にならねばわからないものの、10年後・20年後に「あの時期は大きなチャンス」だったと呼ばれやすい条件は揃っている気がします。
このチャンスをものにする最良の選択肢の一つ
今は、もしかすると、投資家にとっては大きなチャンスの時期です。
このチャンスをものにする最良の選択肢の一つは「積立投資」です。
こういう時期に大きな金額を一気につぎ込むのは賢いやり方とはいえません。
狙っていくと、大体天井近辺を掴んでしまうからです。
第四次産業革命が本格化して、株価や為替に大きな影響がでてくるまではまだ時間がかかるでしょう。
その前に、低迷する時期が数年あるかもしれません。
積立投資であれば、低迷期も安値を拾うチャンスに変えられます。
長く続けていくためには、毎月の積立金額設定も重要です。
例えば、月1万円だったらいかがでしょう。
月1万円という積立金は、それほど負担なく続けられる金額だと思っています。
負担なく続けられる金額で、もしかすると「大チャンスかもしれない時期」に積立投資をしていこうというのが今回の覇国積立の趣旨です。
もしも、15%の利回りが実現できれば、月1万円積立で1000万円以上の資産が作れます。
20%確保できるようであれば、20年後には3000万円になります。
世の中で騒がれている老後の生活費2000万円不足はこれで補えますよね。
こんな夢を持って、月1万円積立を続けていきましょう。