積立投資で利益を上げる一番の方法
2019年7月よりまったりと3つの月1万円積立を始めています。
全体をまとめて「覇国積立」と呼んでいるのですが、今回はこの積立の考え方などをまとめました。
積立投資で利益を上げる一番の方法
積立投資で、大きな利益を上げるためにもっとも良い方法があります。
「将来。最も繁栄する国に投資すること」
10年後・20年後に繁栄しそうな国をみつけて毎月積立投資をしていけば、投資対象が倒産などしない限り、誰でも大きな資産を作れます。
「将来最も繁栄する国」を見つけられれば、積立投資は8割がた成功したといっても過言ではありません。
でも、これって簡単そうで現実にはなかなか出来ないんです。
現在繁栄している国が、将来も繁栄し続けるという保証はどこにもありません。
かといって、いま調子の良い新興国が将来まで成長し続けることも現実には難しいものです。
2019年現在ある程度予想ができそうなのは、「将来世界の中心国=覇国となる国」です。
候補は3国あります。
3国まで絞れる状況であれば、「分散投資」が有効になります。
将来覇国となりそうな3つの候補国に積立投資をしていけば、10年・20年先には大きな資産が作れるかもしれません。
という目論見で、7月より3つの積立を始めています。
まだ、始めたばかりなので、ルールも固まってはいません。
ただ、月1万円積立で手軽にできるものですので、どなたでも一緒にやっていきやすいかなと思っています。
3つの積立の総称は、「覇国積立(ハコクツミタテ)」です。
覇国とは、「覇権国」の略です。
世界の覇権国=最強国としてリーダーシップを取っていく国をいいます。
覇国積立は、この候補となる3国に積立投資をしていくというものです。
覇国は、歴とともに交替するものです。
欧州の富豪たちも、覇国の移り変わりとともに投資対象を選別してきました。
「将来覇国となりそうな国に投資をしていく」
資金規模は違いますが、これと似たようなことをこれからやっていくつもりでいます。
国家盛衰と覇国交替の必然性
歴史は繰り返す。されど、まったく同じ歴史は繰り返さない。
投資の世界でよく言われる言葉ですが、これは世界史にも当てはまります。
特に、国家の盛衰などは、お決まりの如くおなじような事を繰り返しています。
- 荒廃した時代を乗り切った後には繁栄があります。
- 繁栄がある程度続くと腐敗が始まります。
- 腐敗が続き定着すると国家の衰退がはっきりしてきます。
- 衰退が続くと、その国は存亡の危機に立たされます。
- 存亡の危機の混乱が続けば、国家は荒廃していく。
ほぼ例外なくこの繰り返しです。
世界のリーダーというべき、覇権国家も例外ではありません。
最強国となり、その繁栄が永遠に続くかと思われた覇権国もいずれは、その座を追われるときがきます。
現在の世界最強国家は米国です。
2019年現在、米国に挑んでいるのが中国です。
歴史の流れからいけば、今回の米中の争いは「起こるべくして起きた事」でもあります。
きっかけを作ったのはトランプ大統領かもしれませんが、この流れは大統領が変わっても終わらないでしょう。
中国が成長し続ける限り、米国への挑戦は続くと私はみています。
米国も簡単に覇権を中国に渡すことはありません。それ故に、争いは長引くでしょう。
さて、覇権国と投資運用にはわかりやすい傾向があります。
- 覇権国の株価は大きく上昇しやすい。
- 覇権国の通貨も長期的に上昇しやすい。
株価の指標の一つにPER(株価収益率)というものがあります。この倍率が高いほど「買われ過ぎ」を示すもので、株式投資家であればだれでも知っている指標です。
PERが高ければ高いほど「割高」を示し、低ければ低いほど「割安」を示します。
2019年8月現在のPER(株価収益率)を国別にみてみるとこんな感じになっています。
- 米国:約20倍
- 先進国平均 約17倍
- 中国:約13倍
- 日本:約12倍前後
- ドイツ:約11倍前後
米国が抜きんでて高くなっています。先進国平均が17倍といっても、これは米国が全体を引き上げているだけです。
日本やドイツのPERは、米国の半分程度に留まっています。
これだけをみて、「米国株は割高だからやめておこう」という売買判断は普通はしません。
米国株は、割高ではあるものの「まだまだ上昇する」と見ている投資家が多いからです。
日本株が割安に見えても、「それほど上値はない」と見ている投資家が多いために、積極的に買う投資家はそれほど多くはありません。
米国の成長力が評価されているうちは、割高に見えても株価は更に上昇していきます。
為替にもその影響はでてきます。
5年くらいで見れば、上げたり下げたりしている米ドルも、10年・20年という大きな期間でみれば、ほとんどの通貨に対して上昇しています。
その証拠金、10年・20年単位でみると米ドルに対して上げ気味に推移しているのは「日本円」を含めわずかです。
日本も米国を脅かすほどの力を持った時期もあるので、その名残でもあります。
話を世界の覇権に戻します。
現在の米中の状況は、今後も長く続くでしょう。
今は米国が圧倒的に優勢ですが、今後はどうなるかわかりません。
過去の歴史をみても、最初は劣勢だった国が最後には追い抜いてしまったことがよくあるからです。
今の状況だけをみて、10年・20年先のことを決めてしまうのは早計すぎます。
覇権交替が起こるかもしれない時代に、投資家はどうすれば利益を得ていけるか。
私なりの答えの一つが、今回の「覇国積立」ということです。
覇国積立 3つの候補国
2019年8月現在、将来世界で覇国となりうる国は3つあるとみています。
- 米国
- 中国
- ドイツ
この3国です。
積立は既に始めています。
米国と中国ばかりがクローズアップされるのですが、EUの盟主であるドイツも可能性があるとみています。
米国と中国が激しくあらそれば争うほど、両国が傷つく展開が想定されるからです。
大いに傷つく形となったときに、無傷なまま力を貯めておける国が台頭してくるという流れもあります。
所謂、「漁夫の利」です。
「漁夫の利」と書くと、「運が良かっただけ」と解釈されがちですが、そんな単純なものではありません。
そもそも米国が覇国となれたのも「漁夫の利」的な要素が大きかったのです。
米国が英国から独立して新興国として力をつけ始めていた当時、欧州諸国は勢力争いに明け暮れていました。
「太陽の沈まぬ国」と言われた英国とフランスやドイツとの争いです。
欧州諸国の争いは激化して大戦へと発展していきます。
2つの大戦戦争が終わった頃には、ドイツもフランスも英国もボロボロとなりました。
米国は、この間欧州の勢力争いには参加せずに、力を溜め続けました。
その結果、米国はどこの国もかなわない強国になり世界の覇国として君臨し続けることになったのです。
過去の歴史を振り返ってみれば・・・
私は、現状のドイツは欧州諸国が争い続けた時期の米国と同じような立場にいるとみています。
なので、今回の覇国積立の対象国としてドイツを入れました。
つまり、「本命米国・二番手中国・大穴ドイツ」という位置づけです。
ところで・・・・
日本人に覇国であることの本当のメリットは、多分理解できません。
私も、実際のところ「別に2番手でもいいんじゃない」と思っています。
純粋に投資家として、「覇国に投資した方が利益が大きくなる」ということを感じているだけです。
でも、米国・中国・ドイツは違います。中心国として世界を動かしていくことが、どれだけのメリットがあり利益を生み出すかをこれらのの国々はよく知っています。
なので、短期間でこの争いの結果はでません。
いつもそうですが、投資というのは「結果が出てから動く」とそれほど大きな利益は得られないものでもあります。
どこが覇国になろうと利益を得ていくための月1万円積立、それが今回始めた覇国積立です。