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スワップポイントサヤ取り 成功のための資金配分

スワップポイントサヤ取り成功の要の一つは「資金配分です。私自身がこれまで強制ロスカットをされることなくやってきた考え方をご紹介させていただきます。

 

スワップポイントサヤ取り(異業者両建)の低リスクなやり方

スワップポイントサヤ取り 成功のための資金配分 目次

 

 

資金配分 2つのパターン

 

スワップポイントサヤ取りでの資金配分は、3分割を基本としているということは前回書かせていただきました。

 

具体的な資金配分は保有ポジションの状況に応じて2つのパターンで考えています。

 

  • 1通貨両建てのみのケース
  • 多通貨で両建てしているケース

 

スワップポイントサヤ取りポジションを「豪ドル円のみ」で保有している場合と「豪ドル円とNZドル円と南アフリカランド円」という具合に数通貨で両建て保有している場合では、管理の仕方を変えています。

 

いうまでもないですが、多通貨で両建てしている場合のほうが管理はちょっと複雑になります。運用口座合計が4口座・5口座と多くなるのも普通なので、うっかりしていると管理ミスをしやすいので注意が必要です。

 

まずは、シンプルな1通貨両建てのケースから説明させていただきます。

1通貨両建てのみのケース

 

1通貨両建ての場合の資金配分は、現状以下を基本としています。

 

  • 1万通貨1口座15万円を基本とする。
  • 予備資金は1口座入金額の半分とする。

 

*南アフリカランド円は、10万通貨を1万通貨に置き換えて考えています。

 

私が、スワップポイントサヤ取りで基本通貨としているのは「豪ドル円」です。この運用法を始めたのが「豪ドル円」であったのと、それ以降も両建てにする機会が多いというのが理由です。

 

大雑把にですが、豪ドル円の必要証拠金とその通貨の変動幅を考慮して各口座の入金額を決めています。

 

通貨別の目安は以下のような感じです。

 

*2019年1月の為替水準での通貨別目安

 

  • 豪ドル円 15万円×2+5万円
  • 米ドル円・米ドル系(***USD系通貨)は15万円×2+5万円
  • ユーロ円・ユーロ系(***EUR系通貨)は17万円×2+6万円
  • ポンド円・ポンド系(***GBP系通貨)は20万円×2+7.5万円
  • 南アフリカランド円 15万円×2+5万円
  • トルコリラ円 15万円×2+3万円
  • NZドル円 15万円×2+5万円

 

英ポンドなどは他の通貨よりも証拠金を厚めにしているものの、これでもブレグジットのような大変動には対応はできません。為替相場全体が大きな変動期に入った時期には、これでも対応ができないことがあると思われます。そういう時期は、更に余裕資金を大幅に増やすか、この運用を一旦停止するなどの措置をとることをおすすめいたします。

 

あのような大変動の時には、両建てポジションは一旦決済してしまうつもりでいます。

 

1通貨運用時の資金移動・資金管理

スワップポイントサヤ取り 資金配分

売り買いともに「常時5円(南アフリカランド円は0.5円)」くらいの値動きに対応できるように口座資金を維持するよう心がけています。

 

米ドル円・ユーロ円・豪ドル円などは、このルールで過去の大変動もほぼ対応できます。このルールで対応できない可能性があるのは、南アフリカランド円などの新興国通貨です。何年かに1度この枠を飛び出る大変動を起こすことがあります。
特に暴落気味に動くときが要注意です。

 

南アフリカランド円は2015年12月に8.5円から7.5円まで1円以上の下落があり、2017年1月にトルコリラ円が33円くらいから一気に29円割れまでいきました。こういう暴落相場では、FX口座によっての差も大き異という部分にも注意が必要です。

 

トルコリラ円も更に1円くらい下の値をつけたところもあるようです。

 

「これは尋常ではない」

 

こう感じるときは、予備資金にこだわらず余裕資金を増やしておくか、場合によっては流れに飛び込んで、両建てポジションを決済しておくようにしています。両通貨ともに、定期的にスワップポイント差が大きく開くこともあり、スワップポイントサヤ取りでは活躍してくれる通貨ペアです。

 

「尋常ではない相場」かどうかを感じ取るのは、それほど難しくはありません。要人発言や重要指標発表のような通常の為替変動要因が引き金となることはあまりないからです。

 

「英国のユーロ離脱」や「予想を覆してのトランプ政権誕生」など、国家・あるいは世界の枠組みが大きく変わるようなときに、「尋常ではない相場」が発生しています。スプレッドは大きく開くものの、相場の方向性も見えやすい傾向があるので、それを利用して両建てポジションをはずすかどうかを検討します。

 

両建てポジションが1通貨のみの場合には、この辺の対応は迅速にできます。数通貨で両建てポジションを保有しているときは、いつもの管理に一工夫が必要となります。

 

スワップポイントサヤ取り(異業者両建)の低リスクなやり方

数通貨両建てのメリット・デメリット

 

スワップポイントサヤ取りで数通貨のポジションを保有には、メリットとデメリットがあります。

 

  • デメリット:資金管理が複雑になる。
  • メリット:通貨を入れ替えながら利益を出し続ける状況を保てる。
  • メリット:一部通貨が大変動しても口座全体としては余力を維持できることもある。

 

他にもメリットはあります。

 

今のところスワップポイントサヤ取りで、組み合わせが全く作れないということはありません。いつも何らかの通貨ペアである程度の収益が狙えるという状況が続いています。

 

この環境を利用すれば、数通貨で両建てポジションを保有していくことで常に利益を出していく仕組みが作れます。安定してやっていくには、資金管理をしっかりとやっていくことが必須となります。

 

数通貨両建て 私の資金配分

 

私の数通貨両建て時の資金配分は以下を基準としています。

 

  • 数通貨でやるときは大枠で考えている。
  • 全通貨:1万通貨1口座10万円で計算
  • 全通貨:予備資金は1口座入金額の半分で計算
  • 全体の資金管理:スワップポイントサヤ取り管理簿で把握

 

*南アフリカランド円は10万通貨を1万通貨として扱う。

 

例えば、以下のような感じです。

 

3通貨両建て保有の場合

 

  • 豪ドル円10万通貨
  • 南アフリカランド円100万通貨
  • NZドル円10万通貨

 

A口座で3通貨のポジションを保有しているとします。この場合、ポジション作成時に各口座に入れておく資金は以下のようになります。

 

  • 豪ドル円 150万円
  • 南アフリカランド円 150万円
  • NZドル円 150万円
  • 合計450万円

 

1通貨両建ての時は、各通貨ごとに口座入金額を変えていました。数通貨保有するときは通貨に差をつけずに、全体をまとめて管理しています。

 

こういう形にしたのは、数通貨のポジションを保有することで一部通貨が大きく動いても、他の通貨がそれほど動かないということも多いため、全体としては資金余力が大きく減るような事態が起きにくいということが実感できたためです。

 

ただ、口座全体の余裕資金などはしっかりと把握しておかねばなりません。そのために、全体の管理に「スワップポイントサヤ取り管理簿」を使っています。

 

参考:スワップポイントサヤ取り管理簿

 

口座全体の資金1〜2週に1回くらい資金余力を入力していきます。

 

資金移動

 

数通貨保有の場合の資金移動も全体で考えます。

 

3通貨両建て保有の場合

 

  • 豪ドル円10万通貨
  • 南アフリカランド円100万通貨
  • NZドル円10万通貨

 

先程の事例でいくと、A口座には上記ポジションがあり当初450万円が入っています。口座の資金余力がなくなってきたときに追加入金を検討するのは、450万円が3分の2の300万円くらいになったときです。

 

この際、「追加入金をする」か「既存ポジションを決済するか」の検討をします。

 

スワップポイント差が大きく開いた状況が続いていれば追加入金して利益を得ていくのが最良の選択肢です。でも、現実にはスワップポイント差が大きく縮小して利益があまり出ていないこともよくあります。そういう時は、資金移動せずにポジションを一旦決済してしまいます。

 

その後、場合によっては別の通貨の両建てポジションを作成します。大雑把ですが、大体こんな感じでやっています。

 

手堅くいきたい方に向く運用法

 

スワップポイントサヤ取りは、利益は少ないものの手堅くできる運用法です。同じ通貨ペアの両建てですので、ポジション全体で大損することも少ないです。

 

ただ、続けていくとどうしても「もっと利益率を上げることは出来ないか」とどなたも考えるようになっていくようです。

 

資金余力を少なくすれば、表向きの利益率を上げることはできます。でも、それはリスクという面では「諸刃の剣」でもあります。

 

この運用法で変化を加えていくのであれば、その辺を意識して行うようにされてください。

 

スワップポイントサヤ取り(異業者両建)の低リスクなやり方

スワップポイントサヤ取り 資金配分について

2017/08/30


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