スワップサヤ取り 決済をうまくやるためのコツ
スワップポイントサヤ取り決済をうまくするために
スワップポイント差が開いている間は、両建てポジションを維持して利益を溜めていく。
そのうち、スワップポイント差が縮小期にはいったり、突然の変動でスワップポイント逆転現象が起きる。
こうなってきたら「決済」の検討に入るかと思います。
これがうまくできないという方は、案外多いんですよね。
両建てポジションを外すので、ちょっと慌てているだけかもしれません。
私が心掛けているポイントは、大きく4つあります。
まずは、その4つのポイントから悦明させて頂きます。
決済時に心がけている4つのポイント
まずは、大きな流れに合わせるということです。
決済する順番は、流れに合わせて行うとうまくいきやすいです。
- 上げ相場:売りポジションより決済
- 下げ相場:買いポジションより決済
これが基本です。
いつも決済の順番が同じという方もいるかもしれません。
「買いポジションから決済する」というパターンです。
あるいは・・・「含み益のポジションから決済する」という方もいるようです。
この辺は、「流れが上げか下げか」だけにこだわるようにしましょう。
両建てポジション決済で「利益を伸ばすことにこだわる」のも失敗の元になります。
僅かな利益を積み上げていくのがスワップポイントサヤ取りですので、「あと1銭でも利益を伸ばしたい」という気持ちはよくわかります。
でも、ここは貯めた利益をきっちりと確定できたことを素直に喜んで終わるべきです。
1回1回の利益確定は腹八分に抑えるようにしましょう。
先程の「欲張る」と関連している部分ですが、決済に時間をかけてしまってうまくいかないケースもあります。
下げ相場と判断して買いポジションから決済した。
ちょっと下げたけれど、その後は反転してしまった。
売りポジションが不利な状況になって利益が大幅に減った。
どうしよう・・・なんてケースです。
こういう場合は、5分くらいをメドに決済するようにしています。
5分以上となったら腹をきめて決済するという感じですね。
簡単ですが、ここまでの3ポイントを守っていけば、ある程度スムーズに利益確定が出来るようになると思います。
でもですね。
たまに、私もたまにあるんです。
うまくいかないで5分を超えるようなことがたまにあるんです。
流れが上げと判断して買いポジション決済した。そこが目先の天井になって、そのまま下落しだした。
なんてことが、やはり起きます。
実際の値動きがいつも思い通りになる訳はないので、どこまでも完璧はないんですよね。
私もたまにこじれます。
その場合は、対応は2つに分かれます。
- 利益が減っても割り切って決済する。
- 流のみたてに自信があるのであれば、長期戦で挑む。
後者はおすすめしません。
何年か前に、トルコリラ円で失敗したことがあります。
数十万円利益が乗ったポジションだったのですが、私がこだわり過ぎて利益をすべて吹き飛ばしてしまいました。
その後は、大きな失敗はありません。
たまに、損きり決済となることはあるのですが、次の売買で取り戻せるレベルに抑えられています。
尚、決済のときにみる流れというのは「超短期の流れ」になります。
超短期というのは、数分〜数十分ということです。
この時に使っているのが、1分足チャートです。
実際に、どうやって使っているのかも説明させていただきます。
1分足チャートを使った単純な方法解説
本日の豪ドル円1分足チャートです。
このチャート状況は、以下のような条件が揃っています。
- 大きな流が下げ
- ちょっと戻った。
- でも息切れして後が続かなかった。
ここからあと1本か2本、時間にして1〜2分程度下げが続きそうだと感じるチャートです。
こういう時に決済を実行します。
先程のポイント「下げ相場は買いポジションより決済」のどおりに買いポジションより決済を行います。
その後、流れが変わらないうちに速やかに売りポジションを決済するという流れです。
この形は、数分後こうなりました。
先程の画像から、3本のローソク足が追加された状況です。
だいたい2分20秒くらい経過したくらいですが、ちょっと下げていますよね。
この流れで、買いポジション⇒売りポジションの順番で決済していきます。
「下げてきたからもうちょっと様子を見よう」なんて考えません。
「しっかりと貯めてきた利益をきっちり確保しよう」とだけ考えてください。
こんな感じでやっていけば、スワップポイントサヤ取りの決済でまごつくことは少なくなるだろうと思います。
以上、簡単ですが参考になれば幸いです。
スワップポイントサヤ取りは、同通貨の両建てポジションうぃお作ってそれを維持していくことでスワップポイント差利益を貯めていく運用法です。
こんな運用法でも、累計利益は500万円を超えています。コツコツ積み上げていけば、その利益は大きなものになります。
これからも、資金に余裕を持たせながら、堅実にやっていきます。