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両建て派のためのFX口座

私のFX取引は、スワップポイントサヤ取り(異業者両建)をはじめとして両建てを多用します。1口座内で豪ドル円両建てなど、同一通貨を両建てすることもよくあります。1口座内で同一通貨を両建てする場合は、FX口座をどこにするかの選択も重要になります。今回は、2017年段階で口座内で同一通貨両建てに向くFX口座のポイントと実際に使っている口座についてまとめてみました。

両建て派のFX口座選び 4つのポイント

私は、現在くりっく365口座にて豪ドル円で20万通貨の両建てがあります。

 

相場の流れに合わせて「買いポジションのみ」にしたり「売りポジション+買いポジションの両建て」にしたりという売買をずっと続けています。

 

同一通貨の両建ては、短期的にはどちらに動いても損益は発生しない低リスク状態のため、長期戦略に基づいた売買ができるというメリットがあります。

 

私のように大きく上昇する時期のために長期間買いポジションを保有しているタイプも、下げ気味の時に定期的に売りポジションを入れていくことで「もう一つの収益源」をリスクを抑えながら確保していくという使い方ができます。

 

同一通貨で両建てを活用するのに適した口座の条件は、大きく4つあります。

 

  • 売りと買いのスワップポイント差が小さい事
  • 低スプレッドである事
  • 証拠金MAX制度採用
  • 建玉整理が使える

 

両建てに向く2口座比較表

 

2019年時点で、この4点を網羅しているのは、くりっく365・DMMFXの2口座です。

 

項目

DMMFX

くりっく365

スワップポイント差

低スプレッド

証拠金MAX

×

建玉整理

×

 

 

各項目を個別に補足させていただきます。

 

売りと買いのスワップポイント差が小さい事

 

同一通貨の両建てを保有し続けた場合に、心理的負担になるのが「売りと買いのスワップポイント差」です。例えば、10万通貨買いスワップポイント500円・売りスワップポイント600円という口座で両建てをすると1日ごとにマイナス100円徴収されることになります。

 

短期であれば気にならない数字なのですが、両建てポジションを長期間保有するようなときは期間が長くなるにつれて心理的負担が大きくなる傾向にあります。

 

DMMFXくりっく365など、スワップポイントが売りと買いで全く同じという口座であれば、同一通貨の両建てでの手出しはゼロ円ですみます。長期間両建てポジションを保有してもスワップポイント部分でマイナス発生はないので、これだけでも心理的負担は相当違います。

 

参考:DMMFXスワップポイント

両建て派 FX口座 1

 

右側の「買」と「売」がスワップポイント値です。同値であることが確認できます。

 

画像は、3日分のスワップポイントが発生した日です。売りと買いの差は3円あります。1日分換算で1円差になっています。

 

低スプレッドである事

 

同一通貨の両建てでは、投資家の負担するスプレッドコストは通常の2倍となります。このため、低スプレッドであることは大切な要件となります。DMMFXはこの点優れています。

 

くりっく365は、スプレッドは広目です。ただ、この後に説明する「建玉整理」が使えるため、他口座のように両建てポジションで2倍のスプレッド負担は不要となります。

 

証拠金MAX制度採用

 

証拠金MAX制度は、両建てポジションを作った際に証拠金を共有できるという制度です。例えば、証拠金MAX制度採用口座で10万通貨の両建てポジションを作ると必要証拠金は10万通貨のみで済みます。

 

これに対して、証拠金MAXを採用していない口座は両建てそれぞれのポジションで証拠金が必要となるので、この場合20万通貨分の証拠金が必要になります。

 

実際にところ、高レバレッジでの両建て取引をする場合でなければこの辺はそれほど重要ではありません。それでも、少ない証拠金で済むということは資金余力を大きく作っておけるため、心理的に気が楽になりメリットであることも間違いないところです。

 

建玉整理が使える

 

建玉整理は、両建てポジションの「買い」と「売り」を結び付けて両ポジションを消滅させてしまう制度です。これが使えるのは、今のところくりっく365だけです。

 

通常のFX口座であれば、両建てポジションを決済するときは「買いポジション決済」+「売りポジション決済」という具合に個別に決済して行います。このため、スプレッドコストは2倍となり、決済時の為替変動リスクもあります。

 

建玉整理は、例えば93円買いポジション+95円売りポジションとなっている場合、「93円で買って95円で売ったとして処理」します。このためスプレッドコストは、通常時と同じで2倍にはなりません。決済時の為替変動リスクも無関係です。

 

先程、2口座の比較表を作成しましたが実際の両建てポジションではこの2口座すべてを使っています。

 

建玉整理は便利な機能なので他のFX口座でも取り入れて欲しいのですが、その分低スプレッドで補っているという見方もできます。

 

この2口座以外では、スワップポイント差が大きくなったりするなど不具合も多いので同一口座内での両建てポジションは控えるようにしています。

 

以上ですが、口座使い分けの参考になれば幸いです。

スワップポイントサヤ取り 資金配分について

2017/08/23


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