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リスクを減らし大きく狙う ビッグヘッド戦略

米ドル円は、そろそろ天井近辺のようにも見えます。

 

なので、そろそろ「上だけを見ている形」から「下げも意識した形」に変化していく頃かなと思っています。

 

そんな意識から、今回のポジション操作をしています。

 

 

ビッグヘッド戦略とは?

 

今回使っている戦略は、ビッグヘッド戦略と名付けています。

 

 

上げ相場狙い・・・と書いていますが、今回の目論見は違います。

 

今回は、「そろそろ天井かもしれないが、もう一上げあれば大きく取りたい」という思惑で仕掛けています。

 

行った売買操作

 

行った売買操作は、3つです。

 

  • FX買い決済:651,940円利益
  • プット売り10万通貨仕掛け」+228,800円受取
  • コール買い13万通貨仕掛け:-212,680円支払
  • 収支:651,940円+228,800円ー212,680円=668,060円利益

 

まず、FX10万通貨決済

 

 

そして、同時に新しく作成したFXオプションポジションがこちらです。

 

 

ここまでは問題ないかなと思います。

 

今回のビッグヘッド戦略解説

 

そして、ここからが重要です。

 

このポジション操作で、10万通貨のFX買いポジションがどう変化したのかが大切なところです。

 

新規で作成したFXポジションはこうなっています。

 

  • プット売り10万通貨:権利行使価格147.50円権利行使日3月13日
  • コール買い13万通貨:権利行使価格148.50円権利行使日4月10日

 

プット売りは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。

 

コール買いは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「損失限定・利益限定なし」という性質を持ちます。

 

つまり、この2つの組み合わせは「下げ相場の含み損はプット売りが引き受けて、上げ相場の含み益はコール買いが引き受ける」となり、FXの10万通貨の買いポジションをそのままFXオプションに移したようなものになります。

 

大きく違うところは3つです。

 

まずは、売買損益のバランス・・・

 

「上げ相場の利益は13万通貨分発生し、下げ相場の含み損は10万通貨分で済む」

 

2つめは、スワップポイントが発生しないというところ。

 

そして、3つ目は、権利行使日が違うので、プット売りは3月13日とコール買いよりも早目に権利行使日になるということです。

 

このプット売りは、権利行使日に米ドル円が147.50円以上であれば、そのままプレミアムがゼロになり消滅してしまいます。

 

もしもそうなった場合は、コール買いのみが残ることになり、下げ相場でプット売りで含み損が膨らむというリスクが無くなります。

 

そうならなくても、3〜5円程度の下げであれば、オプションの乗換などの技を使うことで、下げによる含み損を軽減していけます。

 

つまり、FXで10万通貨を保有する場合と比べて、円安になった場合は利益を大きくできて、円高になった場合は損失を出しにくくできるという効果が期待できます。

 

ビッグヘッド戦略のデメリット

 

でも、デメリット部分もあるのです。

 

一番大きなデメリットは「機動性」です。

 

米ドル円の上げ下げへの反応度が、オプションは鈍いのです。

 

例えば、FXで1円円安になったとしても、FXオプションの反応は0.3〜0.7円相当くらいだったりするのです。

 

そのため、デイトレやスキャル系の売買をしたい方には向きません。

 

私のような、長い期間をかけてじっくりと資産を増やしていければ良いというタイプには、とっても有難い運用手段なんですけどね。

 

とりあえず、思惑通りいくかどうかは相場次第ですので、1週間後くらいの状況をみながら、次の一手を検討していくこととします。

 

FXオプション口座はここ使っています。

 

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2024/01/23


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