AUDUSDプットオプション売り開始
昨日、新規のFXオプションポジションを作成しています。今回も「プレミアム取り」で行います。USDTRYの買いを検討していたのですが、一方的な上昇でFXオプションでの新規権利行使価格設定がされなくなってしまいましたので、今回は見送りすることにしました。
当面は、のんびりプレミアム取りに専念します。
AUDUSDプットオプション売り ナンピンで攻略
AUDUSDプットオプション売り最初のポジションです。権利行使価格0.7300・期日11月21日でプレミアム0.00884です。売買数量は5万通ですので、このポジションで期日に受け取れる最大利益は442USD(約5万円)となります。
このポジションは、AUDUSDの為替レート0.7390の頃に作成しています。
参考までに、AUDUSD週足はこんな動きをしています。
まだ下がりそうな感じに見えるかもしれませんね。なかなか微妙なところです。
今回のポジションの損益分岐点も計算しておきましょう。
- 権利行使価格0.7300−プレミアム0.00884=0.7211
期日に0.7211よりも下がらなければ利益となりますが、それ以上下がるようであれば損失となります。
期日前でも、プレミアムの売買はできるので、全体の状況に応じて期日前でも「損きり」「利益確定」でポジションを決済する可能性があります。
それと、今回のポジションは2分割で行います。
所謂、ナンピン売買です。
これは、現在のAUDUSDのオプションのプレミアム値が今後大きく上昇する可能性を考慮したものです。
現在のAUDUSDの為替値はとても落ち着いています。
でも、為替値が下落すれば私の保有するポジションも上昇します。
下落だけでなく変動自体が激しくなっても、プレミアムは上昇します。これは、プレミアム値の構成要素に「ボラティリティ(変動率)」も入っているためです。
ちなみに、AUDUSDの「現在のボラティリティ」は6%台と低水準なのです(参考までにトルコリラは20%前後)。
為替値が現在と同じ0.739でもボラティリティが上昇すればプレミアムが今よりも大きく上昇することも有り得るわけです。私は「売り方」なのでプレミアム上昇により不利な立場に立たされます。
ただ、暫くの間このまま大きな変動なく推移する可能性も十分にあります。
プレミアム値の構成要素には時間的価値があるので、特に変化なく推移すれば時間的価値の減少によりプレミアム値は下がっていき、それはそのまま「売り方」の利益になっていきます。
これらの対応のために、ポジションを予め2分割で建てていくことにした次第です。
- 為替値下落+変動率上昇⇒2本目ポジション検討
- このまま変動少なく推移⇒1本目で利益享受
こんな目論見です。毎回のことですが、完全に目論見通りにいくことはありません。大きな流れを見ながら、利益を確保できるよう動いていくつもりです。運用状況は、今後も定期的に記事にまとめていきます。