ドルコスト平均法 マイナススワップポイント時代の対応
2016年7月現在、私が純ドルコスト平均法で毎月積立対象としているのは豪ドル円です。豪ドル円のスワップポイントは数年前に比べると半分くらいになっています。こうなってくると「もしも、マイナススワップポイントになったらどうしよう」という不安もでてきます。今回は、その辺についてまとめさせて頂きました
マイナススワップポイント時代のドルコスト平均法はくるのか?
停止条件についてですが、スワップポイントがなくなったときとあります。もしも、豪ドル円のスワップポイントがマイナスになったそのときは、どのようにするおつもりでしょうか?
将来的に豪ドル円のスワップポイントがマイナスになる可能性は十分にあると思っています。
その理由の根本は、日本とオーストラリアの将来性にあります。移民を受け入れて変動はあるものの経済規模を拡大し続けている豪国と、人口減少に歯止めがかけられないまま財政赤字を拡大させ続けて打開のきっかけの術を減らし続ける日本とでは、将来性に大きな差がでてくると推定しています。
豪ドル円相場も、数年下げたりすることはあるものの長期でみていけば豪ドルが上昇する流れとなるでしょう。
日本は、まだまだ信用力が高いので通貨が強い時期は続くかもしれません。その間は、むしろ「買いのチャンス」とみています。いずれ、本当に日本経済が傾き始めるような時期がきたら、日本国債をどこの国も買わなくなるようにもなります。
そうなってくれば、低金利時代が終わりを告げることになるでしょう。
日本の金利が上昇すれば、豪国と金利逆転が起こることになります。そうなれば、FXの世界では「豪ドル円買いポジションでマイナススワップポイント」という2016年7月現在とは逆の現象が起きることにもなります。
このシナリオに沿えば、マイナススワップポイントとはなるものの、その時点では日本円自体が大きく下落しているため豪ドル円買いポジションには為替差益が出ている可能性大です。仮にマイナススワップポイントとなったとしても、為替差益の拡大が見込めるのであればドルコスト平均法の買いポジションを持ち続けるかもしれません。
無論、別のシナリオで豪ドル円スワップポイントがマイナスになるかもしれません。
でも、それほど心配はしていません。
大切なのは、豪ドル円が下げている時期にしっかりと買い平均値を下げておくことです。それによって、いずれくる上昇期には為替差益がしっかりと乗るようになります。
為替の世界は千変万化です。思いこみは捨てて、ゆったりと相場を眺めながら対応していければと思っております。