メキシコペソ円スプレッド比較2018年4月
メキシコペソ円の人気が高まっています。トルコリラ円などが大きく崩れているのに対してメキシコペソ円は底堅く、上昇気味に推移しているからです。ご存知の通り、米国の利上げ傾向は新興国通貨には大きな下落要因となります。その意味では、ここから数年は短期売買も視野に入れた運用が高金利通貨でも望ましいと感じています。
でも、メキシコペソ円を始めとする新興国通貨のスプレッドは広いですよね。
あまり知られてはいないのですが、短期売買にも耐えうる低スプレッド口座が存在します。それはサクソバンク証券です。今回は、その実績などを記事とさせていただきます。
メキシコペソ円スプレッド0.2銭の最狭FX口座
4月19日日本時間午前8時30分のサクソバンク証券スプレッドです。サクソバンク証券は、変動スプレッド制なのですが多くの通貨で業界最狭水準のスプレッドを提供しています。特に、南アフリカランド円などの高金利通貨ペアで強い傾向があります。
メキシコペソ円でもその強さは発揮されています。
その最狭スプレッド振りはあまり知られていません。その理由の一つと思われるのが「スプレッド表示基準の違い」です。
上記画像をみて頂くと、この時間帯のスプレッドは22となっています。
これだけを単純に見れば「サクソバンク証券のスプレッドは22銭?0.5銭のFX口座もあるというのになんて悪条件なんだ」と感じてしまっている方も多い気がするのです。
でも、画像をよくみて頂きたいのです。他のFX口座のスプレッド表示状態と比べて欲しいのです。
メキシコペソ円スプレッド0.5銭で提供しているヒロセ通商の同時間の為替レートは、「5.930−5.935」です。これを0.5銭とみるのはヒロセ通商だけでなく、他のFX口座全体の標準的な見方です。
これに対して、上記画像のサクソバンク証券の為替レートは、「5.9313−5.9335」です。
サクソバンク証券のスプレッド「22」を他のFX口座の標準に合わせると「0.22銭」ということになります。
つまり、ダントツの最狭スプレッドなんです。
サクソバンク証券は、固定スプレッドではないのですが前月の欧州時間実績でみても0.13−0.27銭で95%の提示実績を見せています。
ちなみに、サクソバンク証券のダントツの低スプレッド傾向は南アフリカランド円・トルコリラ円などでも同様です。
通常、スプレッドが広いのが普通である新興国通貨でも十分に短期売買が出来る水準を提供しています。
参考までにスワップポイントの水準も確認しておきましょう。
メキシコペソ円 スワップポイント・スプレッド比較
|
買い |
売り |
スプレッド |
売買単位 |
---|---|---|---|---|
150円 |
−200円 |
原則固定1.9銭 |
1000通貨 |
|
120円 |
−230円 |
原則固定0.5銭 |
1万通貨 |
|
110円 |
−260円 |
0.5銭 |
1000通貨 |
|
120円 |
−140円 |
0.6〜1銭 |
1万通貨 |
|
116.3円 |
−116.3円 |
0.6〜1銭 |
1万通貨 |
|
100円 |
−300円 |
0.4銭 |
1万通貨 |
|
97.1円 |
−153.7円 |
実績平均0.13-0.27銭 |
1万通貨 |
調査日:4月19日
- 調査日に発表のあった各社のスワップポイトの比較表です(実際の付与日には1日くらいのズレがある場合があります)。
- 数日分発生した日は一日分に換算して計算しています。
- 10万ペソ円あたりのスワップポイントです。
スワップポイント水準は、他口座に比べると少ないですね。この辺は、もう少し奮起して欲しいところです。
でも、私はメキシコペソ円売買でサクソバンク証券を使い始めています。
メキシコペソ円は、単純なスワップ投資よりも適度に下げたところを拾いながら利益確定をしていくのが効率的な攻略法だという気がしているからです。この低スプレッドであれば、一日の値動きの中でも利益を出していくことは十分に可能です。
新興国通貨は、崩れだすと大きな下げとなってしまいやすいという傾向も持っています。現状のメキシコペソ円は、トルコリラ円のような崩れは見せずに底堅いのですが今後もその傾向が続くという保証はありません。
状況をみながらこの好環境を活用していきます。