FX 見通しよりも大切なものとは?
FXで勝つのにもっとも大切なことはなにか?
これに「的確な見通しができるようになる事」と答えてしまった方にお役に立てる記事かもしれません。多分、FXで利益を出し続けている人の大多数は「見通しはたいして当たらない人達」です。少なくとも、私はその一人です。「ここは確実にいけそうだ」なんて見通しをもったときは、ほぼ必ずハズれます(苦笑)。
でも、FXで毎年利益を出し続けています。
FXで本当に勝っている人の共通項 見通しよりも大切なものとは?
相場は見込の適不適中如何にかかわらず、商いの方法だによろしくを得ば、必ず利益を博するを得るべし 〜 江戸時代の相場格言
ちょっと読みにくい相場格言ですね。書いてあることは簡単です。箇条書きにするとこんな感じになります。
- 相場とは見込の的中・不適中で決まるものではない。
- 商いの方法=売買の方法(運用法)がもっとも大切だ。
- 売買の方法が正しければ、いずれ必ず利益を得られるようになる。
いつの時代もそうなのですが、相場というものは「●●が上がりそうだ」「●●は下がりそうだ」という見通し中心の世界にはまりやすい傾向があります。
これは、証券会社やFX業者さんにとっても、「見通し中心の方が売買をしてもらいやすい」ということもあります。
そのせいか、「見通し中心のFX運用」はこれがFXの王道であるかのごとく浸透しています。
雇用統計日のイベントなどは、その代表的なものです。雰囲気を楽しむためにイベントに参加するのは良いと思うのですが、その雰囲気にのまれて注文を出すのはあまり賛同できません。
でも、冷静に周りを見渡せば勝者の現実が見えてきます。
本当に勝っている人達は全く違う視点で相場をとらえています。
例えば、ヒロセ通商のリアルトレードバトルで上位入賞常連の「たかよし」さんです。彼の鉄板トレード部分を引用させて頂きます。
私は『リアルトレードバトル』で6ヶ月連続でベストテン入りを果たしました(2015年5月度〜10月度)。その手法を紹介します。毎月コンスタントに200万円稼ぐためにあみだしたものです。一定のリターンを確保した上で、いかにリスクを低減するかに腐心します。その際、競馬で、数十億円の払い戻しを得たにも関わらず所得を申告しなかったとして脱税起訴された事件で、彼が使っていた『競馬必勝法』をFXに応用しました。その『競馬必勝法』とは、こうです。まず2着までに入る可能性が一番高い馬を一頭選びます(A)。次に、それ以外の馬のうち、2着までに入ることがほとんどなさそうな馬を消去します(残りがB)。AとBの組み合わせの馬券を、少しずつ網羅的に買う、というものです。FXでいえば、Aに一番強い通貨としてポンドを選んだら、Bに決定的に弱そうな通貨を全部列挙して、AとBの組み合わせのかたっぱしに買う、というものです。このとき、ヒロセ通商さんは通貨ペアの種類が多くてとても助かっています。
これだけ奇抜な方法は、私のような凡人には真似はできません。
でも、そんな私でも見通しに縛られずにFXで利益を出すことはできます。
私がそのためにやっているのは、日々1分の場帖・グラフ記入ということになります。もう20年以上続けています。根が小心者のせいか、派手な利益こそ出せないものの、ほどほどの利益は出してこれました。
だんだんと資金も増え、「この運用法でやっていける」という自信もあります。地味な方法ですが、これからも「商いの方法」の基本をしっかりと守り実践していくつもりでおります。
相場予測の当たりはずれが気になってしょうがないというときは、ちょっとFXから離れて「これは本当に利益が出せるやり方なのか?」と自分に問いかけてみるのも良いかなと思います。