FXオプション権利行使でFXポジションが発生する流れ
FXオプションの権利行使でFXポジションが発生しています。
FXオプションを使っていない方には理解しがたい仕組みの部分でもあるので、その流れを今回の記事としています。
現在の状況をまとめました。
この運用法は以下の特長があります。
FXオプションからのスワップ投資 9つの特長
- 運用通貨:米ドル円・南アフリカランド円・USDZAR
- 30万円くらいから運用可能
- スワップポイント投資をFXオプションでパワーアップ
- FXオプションで買い平均値を下げて含み損になりにくくする
- 利益源@:FXでの売買利益
- 利益源A:FXオプションでの売買利益
- 利益源B:FXオプションでのプレミアム受取利益
- 利益源C:FXでのスワップポイント受取
- 利益率目安:年間10〜20%くらい
FXオプション権利行使によるFXポジション発生となる条件
昨日の権利行使日に、保有中のFXオプションポジションで権利行使によってFXポジションが発生しています。
権利行使となったのは米ドル円プットオプション売りポジションです。
プットオプション売りポジションは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
下げ相場となれば含み損となるのですが、満期日となる権利行使日に2つの方法が選べます。
- 含み損を清算してポジション消滅
- 権利行使価格で含み損つきのFXポジションとして保有継続
今回は後者を選んでいますので、その流れをご紹介させて頂きます。
まずは、権利行使となったポジションをご覧ください。
権利行使となった米ドル円プットオプション売り
- 作成日:2020年6月15日
- FXオプション内容:米ドル円 プットオプション売り
- 作成時点の米ドル円:107.365円
- 権利行使価格:107.00
- 権利行使期日:2020年11月25日
- 売買数量10万通貨
- プレミアム:2.064
- 利益上限:2.064×10万通貨=206,400円
- 損益分岐点:107.00−2.064=104.936円
ポジションを作ったときに206,400円を受け取っていて、これは既に利益として計上済みです。
このポジションを作成したときの米ドル円レートが107.365円で現在の米ドル円レートは104.41円です。
通常のFX売買であれば、107.365−104.14=295.500円の含み損となる局面です。
それが、FXオプションを使ったことでどのようになっているでしょう。
その流れをご覧ください。
FXオプション権利行使からの流れ
権利行使でFXポジションが発生していることを通知している画面です。
ここでプットオプション売りポzシヨンが権利行使されて、107円の米ドル円買いポジションが発生したということが確認できます。
FXポジションを確認すると、先程の通知通り107円で米ドル円買いポジション10万通貨が発生しています。
米ドル円値は104円台ですので、最初から含み損約26万円を抱えている状態です。
サクソバンク証券でこのまま米ドル円買いポジションを保有していても良いのですが、私は高スワップポイントを期待できるくりっく365で保有することにしています。
- サクソバンク証券損きり⇒くりっく365新規ポジション
この取引を行って、米ドル円10万通貨買いポジションを移動させています。
−257,800円の損きりです。これで、サクソバク証券の米ドル円買いポジションはゼロとなりました。
次にくりっく365で新規ポジションを作ります。
くりっく365約定画面です。104.435円での米ドル円新規買いポジションです。
今日の取引だけを見れば、損失を出しただけなのですがポジションを作ってからの流れで収支をまとめてみると、FXオプションを使った効果が見えてきます。
今回の権利行使での収支
権利行使となったプットオプション売りは、ポジション作成時にプレミアム代金を受け取っていますので、最終損益は以下のようになります。
項目 | 金額 |
---|---|
ポジション作成時 受取済利益 | 206,400円 |
権利行使日 損きり金額 | −257,800円 |
差引損益 | −51,400円 |
もしも、同じ時期にFXオプションではなくFXで米ドル円買いポジションを保有していた場合の損失はー295,500円です。
FXオプションを使ったことで、同時期の損失が−295,500円⇒ー51,400円と25万円近く減らせたという見方ができます。
これを得と呼ぶのは相応しくないかもしれませんが、「FXオプションを使ったことで25万円得をした」という感じでもあります。
単純にこの時期まで待って米ドル円買いポジションを作るのが最も良い方法です。
でも、FXオプションポジションを作った2020年6月段階で米ドル円がここまで下げるとは私は思っていませんでした。
なので、私の力量ではFXでここまで待ち続けることはおそらくできなかったと思います。
FXオプションを使ったことで、今回のような安値局面で米ドル円買いポジションを拾うことができたと私は思っています。
あとは、静かにスワップポイントを受け取りながら米ドル円が上昇する時期に入るのを待ちます。
米ドル円売買で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。
「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。
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