トラリピ口座 5月成績と新体制概略
トラリピ口座、5月までの成績と6月からの運用体制と目論見などについてまとめました。設定内容も入れ替えて、激変も予想される相場に挑んでまいります。
トラリピ口座 2019年5月成績概況
5月26日までの成績
5月27日〜31日までの成績
トラリピ口座、2019年5月はシステム変更の影響で5月26日までの成績と、それ以降月末までと報告書が2通に分かれています。
合計成績は以下の計算のとおりになります。
- 5月26日までの成績:売買益14,100円ースワップポイント550円=13,550円
- 26日から31日までの成績:4,332円
- 合計:13,550円+4,332円=17,882円
毎月平均1万円くらいの利益が普通なので、何気に好成績でした。
システム変更で、スワップポイントの付与方法も変更になっています。
これまでは、毎日発生したスワップポイントは口座残高に反映されていく形だったのですが、システム変更で「ポジション決済までスワップポイントが蓄積していくタイプ」になっています。
この変更自体は大したものではないんですけどね。
それよりも残念だったのは、5月まで続いていたマイナススワップポイント低減が終了したことです。
この影響で、豪ドル円のマイナススワップポイントは、−35⇒―56円に上昇しています。
豪ドル円は、まだまだ弱そうな局面が続きそうなので、マイナススワップポイント負担が小さい口座で売りポジションを保有し続けたいと思っています。
トラリピ口座でも「豪ドル円売り」を続けようと思っていたのですが、この変更で中止しています。
この辺の事情は、先日の記事でも書いたとおりです。
参考記事:トラリピ設定 【2019年6月 最新版】
豪ドル円売りの後釜として仕掛けているのが「メキシコペソ円買い」です。
これも、スワップポイント条件の変更があり、ちょっともたついたのですが新体制での売買が動き出しています。
ここからは、米ドル円買い+メキシコペソ円両建てでトラリピ運用を続けていきます。
メキシコペソ円は下落不安も抱えているので、「買い+売り」の両建てです。売りスワップポイントは、条件の良いくりっく365口座を使っての運用です。
- トラリピ口座:メキシコペソ円買い+米ドル円買い
- くりっく365口座:メキシコペソ円売り
当面、この形でやっていきます。
米ドル円下落での含み損状況
ここまでの成績概況はこうなっています。
2019年損益 | 累計利益 | 含み損益 |
---|---|---|
62,517円 | 260,334円 | -95,712円 |
運用原資 | ここまでの利益率 | 運用開始年月 |
1,000,000円 | 26.03% | 2017年3月(28カ月目) |
*含み損益内訳は、トラリピ口座―113,218円+くりっく365口座メキシコペソ円含み損益17,506円=−95,712円です。
ここ数日の米ドル円下落で含み損が増えています。
ただ、メキシコペソ円下落に伴い、メキシコペソ円売りポジションの方は含み益となってきていて、全体の含み損を軽くしてくれています。
こんな体制で2019年6月相場に挑んでいきます。
トラリピ現在の設定と考え方
2019年6月4日現在、トラリピ口座で稼働させてある設定は2つあります。その値下がり対策としてくりっく365口座も使っています。
通貨別には、「米ドル円買い」と「メキシコペソ円両建て」となります。
運用口座は2つに分かれます。整理するとこんな感じになります。
- 米ドル円買い(トラリピ口座)
- メキシコペソ円買い(トラリピ口座)
- メキシコペソ円売り(くりっく365口座)
考え方などの詳細は、下記記事にてまとめています。
参考記事:トラリピ設定 【2019年6月 最新版】
ここでは、簡略に説明させていただきます。
トラリピ口座
メキシコペソ円売りポジション口座:くりっく365
各設定内容は以下のようになっています。
トラリピ口座画面の上2つは「米ドル円買い設定」です。1番上の設定内容はこうなっています。
- 仕掛けた値幅:米ドル円111.14〜120.94円
- 最大ポジション数:50本
- 1本の売買数量:1000通貨
- 売買方針:20銭買い下がり
- 利益確定:10銭
- 決済トレール設定:あり
- 損きり:なし
2本目の設定は、途中でおまけでつけたようなもので、似たような設定ですのでここでは割愛させていただきます。
6月3日にいれた「メキシコペソ円20万通貨買い設定」です。最初の入れた10万通貨とあわせると最大30万通貨の買いポジションとなります。
以下の内容になっています。
- 仕掛けた値幅:メキシコペソ円5.500〜4.500円
- 最大ポジション数:20本
- 1本の売買数量:1万通貨
- 売買方針:20銭買い下がり
- 利益確定:5銭
- 決済トレール設定:なし
- 損きり:なし
最初に設定した「メキシコペソ円買い設定 10本」も大まかな内容は同じです。
この30万通貨買いポジションは、メキシコペソ円4.5円まで買い下がっていきます。
30本の買い設定がどんな感じになっているのかは、このチャートがわかりやすいかと思います。
濃くなっている部分が、2つの設定が重なっている部分です。
メキシコペソ円値幅帯でいくと、5.25−5.5円の部分が、2つの設定が動いてくれるところになっています。
メキシコペソ円買いは、これから活躍してくれそうなのですが、その一方で「大きく下落しそうなところ」もあります。
そのリスクに備えて作成してあるのが、くりっく365口座でのメキシコペソ円売りポジションです。
先程の画像くりっく365口座のポジションです。30万通貨のメキシコペソ円売りポジションを長期保有していきます。
メキシコペソ円を売る根拠は「大きな流れ」です。
年月 | ピーク値 | 変動幅 |
---|---|---|
2001年12月 | 14.968 | |
2005年1月 | 9.000 | 39.9%下落 |
2005年12月 | 11.642 | 29.3%上昇 |
2009年2月 | 6.090 | 47.7%下落 |
2010年5月 | 7.748 | 21.4%上昇 |
2012年6月 | 5.332 | 31.2%下落 |
2014年11月 | 8.720 | 63.5%上昇 |
2016年11月 | 4.969 | 43.0%下落 |
2017年7月 | 6.431 | 29.4%上昇 |
このポジションは、基本的には売買はせずにトラリピ口座のメキシコペソ円買い設定の状況と連動させて「決済」「ポジション追加」などを検討していきます。
メキシコペソ円は、急激に下がる局面はあるでしょうが、大体の時期は往来相場が続くとみているます。
なので、その中で利益をある程度積み上げていければという目論見です。
最終的には、「トラリピ口座メキシコペソ円収支」+「くりっく365口座メキシコペソ円収支」の合計額で利益を取れれば良いと考えています。
以上が、大まかな体制です。今後も運用状況を定期的にまとめていく予定です。
先程全体の成績をご覧頂きましたが、月別・年度別の成績は以下のようになっています。
トラリピ運用 ここまでの総合成績
トラリピ口座、2019年度の月別成績はこんな感じです。
- 2019年度運用元金 1,197,817円
- トラリピ運用原資 1,000,000円
年月 |
利益額 |
2019利益 |
利益率 |
---|---|---|---|
2019年1月 |
2,115円 |
2,115円 |
0.17% |
2019年2月 |
15,594円 |
17,709円 |
1.47% |
2019年3月 |
18,022円 |
35,731円 |
2.98% |
2019年4月 |
8,904円 |
44,635円 |
3.72% |
2019年5月 |
17,882円 |
62,517円 |
5.22% |
ここから円高相場突入となれば、豪ドル円売り設定がさらに利益上乗せしてくれるかもしれません。
逆に、上げ相場転換となれば、豪ドル円売り設定の損きりがここまで積上げた利益を一気に吹き飛ばしてしまうかもしれません。
ここは、焦らずに攻めていかねばなりませんね。
- 運用開始年月 2017年3月
- 運用原資 100万円
運用原資は2017年は増減していたのですが、2018年からは元金100万円で固定しています。
年 |
利益額 |
累計利益 |
---|---|---|
2017年 |
135,334円 |
135,334円 |
2018年 |
62,483円 |
197,817円 |
2019年 |
62,517円 |
260,334円 |
最後に「ここからの方針」です。
トラリピ ここからの方針
メキシコペソ円、スワップポイント条件が提供開始後に大幅に変更されたときはちょっと困りました。
買いスワップポイントは当初の水準より上がっているので、「メキシコペソ円買い」を単純に設定するには良い条件になっています。
私のように「メキシコペソ円は下げ気味に推移する可能性もある」と感じている場合は、今回のようにマイナススワップポイント負担の小さいくりっく365口座を使うのも戦略としては有効です。
あとは、自動売買に任せていきます。
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