当ページは、アフィリエイト広告を含みます。

デューカスコピージャパンの値洗い方式について

先日口座開設したデューカスコピージャパンですが、現在日本ではほとんど取扱いのない「値洗い方式」の口座であることがわかりました。私もポジション保有してから気づき、報告が遅れてしまいました。

 

この方式は、毎日未決済ポジションの含み損含み益を解消するロールオーバー処理を行います。このため、含み損益は解消されてすぐに現実の損益となります。

 

つまり、値洗い方式では未決済ポジションのままで含み損益がその年の課税対象となります。

 

ちなみに、日本のFX口座で主流となっているのは「建値維持方式」です。

 

建値維持方式は、未決済ポジションの含み損益は決済されるまでは課税対象とはならないという特徴があります。

 

スワップポイントの取扱いでは、FX口座間の違いがありますが、ポジション自体の評価損益は決済しないうちは課税対象とならないという点は建値維持方式口座では共通しています。

 

このため、スワップ放置投資系の長期ポジションを保有すると通常の勝手が違ってきます。

 

逆に、短期売買では特に問題はない方式です。

 

同じスワップ系運用でも、スワップポイントサヤ取り(異業者両建)では翌年2018年までにポジションを決済すれば最終的につじつまを合わせることができます。もしも、スワップポイントサヤ取り系のポジションを既にお持ちの方はすぐに決済する必要はありません。いつも通り、スワップポイント変動でも起きない限り、ある程度利益が溜まるまでお待ちくださいませ。

 

私がデューカスコピージャパンさんの記事を初めて書いたのは先週からですので、口座開設手続き中の方も多いかと思います。トルコリラ円や南アフリカランド円の超狭スプレッドを利用して単純なスワップ投資を検討されていた方などは、注意が必要です。

運用法によって対応は違ってきます。

この値洗い方式は、投資家それぞれの運用法によって対応が違ってきます。

 

無税の範囲でスワップ投資

 

このやり方には、値洗い方式のFX口座は向きません。未決済ポジションでスワップポイントを貯めていき、税金のかからない範囲でスワップ振替機能などを活用して利益額に留意していく必要があるためです。スワップポイントはデューカスコピージャパンよりも低目となりますが、スワップポイント振替機能をもつ外為どっとコムなどの方がこのやり方が向きます。

 

スキャルピングなどの短期売買

 

トルコリラ円や南アフリカランド円などでデューカスコピージャパンは、ダントツの低スプレッドを誇ります。これらの通貨で短期売買をするには、デューカスコピージャパンは最適な口座です。

 

スワップ放置投資での利用

 

値洗い方式は、含み損益は翌日には解消されます。そのため、通常なら未決済ポジションで大きな含み損を抱える局面でもデューカスコピージャパン口座ではすでに実現損として口座残高が減っているという状況になります。

 

税金上不利にならないためには、毎年デューカスコピージャパン口座分の損益を確定申告しておく必要があります。利益の出た年だけでなく損失の年の損失繰越も大切です。FXをやっている方は、毎年確定している方が多いと思います。

 

通常であれば決済取引がない口座の損益は気にしなくてもよいのですが、デューカスコピージャパン口座は決済取引がなくてもポジションを保有しているだけで損益が発生しています。忘れずに年間損益計算書を打ち出して確定申告の集計対象に入れておかねばなりません。

 

スワップポイントサヤ取りでの留意点

 

デューカスコピージャパン 値洗い方式

デューカスコピージャパンは、一部通貨では業界最高水準の高スワップポイント口座でもあります。

 

その特徴を利用してスワップポイントサヤ取り(異業者両建)などの両建てに使うこともあるかもしれません。

 

ただ、デューカスコピージャパン口座のポジションは毎日値洗いがされるので全体ポジションの決済時の損益計算に手間がかかることです。

 

現在のところ通貨別損益の機能もないため、長期間ポジション保有した場合取引ログなどをCSVで取り出してエクセルで集計するのが良いかなと思われます。

 

他の通貨ペアの取引も差し引く必要があるので、売買頻度が高い方はこの辺の把握が大変かもしれません。

 

尚、翌年までポジションを持ちこすときは充分にご注意ください。

 

デューカスコピージャパン口座のポジションは含み損益が解消されているのに対して、両建ての片方の口座ポジションの含み損益はそのままになるためです。スワップポイントサヤ取りでは、デューカスコピージャパンで500万円の利益を計上している場合、両建ての片方の口座には500万円前後の含み損があるのが普通です。

 

この場合、デューカスコピージャパン口座の500万円はその年の課税対象となり、他口座のー500万円は翌年以降の課税対象となります。両建てポジションを翌年に繰り越すかどうかは、税金を考慮したうえで決定しなければいけません。

 

未決済ポジションの扱いが違うことによって、デューカスコピージャパン口座の取扱いは注意が必要になります。これを敬遠してデューカスコピージャパン口座を使わないという判断もありです。私は、逆に「敬遠する人も多そうなのでスワップポイントなども安定して使えるかもしれない」という期待ももっています。

 

そんなこともあり、今までの方針どおり私はデューカスコピージャパン口座を活用していく予定です。

 

デューカスコピー・ジャパン検証 どこが有利なのか?

2017/02/14


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
TOPへ