豪ドル円と南アフリカランド円 両建ての有効性について
ユニークな特徴の多い、デューカスコピー・ジャパンのチャ−トシステムには数通貨ペアのチャートを同時表示して比較する機能があります。この機能、設定時間軸や比較期間の変更も自由にできるためサヤ取りや両建て系の検証が簡単にできます。
今回は、「豪ドル円と南アフリカランド円 両建ての有効性について」みてみました。
豪ドル円と南アフリカランド円 両建ての有効性について
今の私の裁量トレードは、豪ドル円買いと南アフリカランド円売りの両建てに近い売買が増えています。
豪ドル円は●●▲■による場帖・グラフでの売買、南アフリカランド円は自作EAの売買シグナルをもとに仕掛けていて基準は違っています。ただ、南アフリカランド円売りには豪ドル円買いのヘッジの意味も持たせているため全体をみるとサヤ取りによる両建て売買にも見えます。
利益は出ているものの、過去の値動きからどれくらい妥当なのかなどは検証してはいませんでした。
まずは比較可能な最長9年間の両通貨の値動きを表示させてみました。
比較期間2008年4月〜2017年4月のものです。豪ドル円と南アフリカランド円が折れ線グラフで一緒に表示されています。赤線が豪ドル円で青線が南アフリカランド円です。
このチャートは、両通貨ペアを変動率で一緒の画面に表示させたものです。
リー万・ショックの後、赤線の豪ドル円は安定的に回復してきています。これに対して、南アフリカランド円は右肩下がりの傾向になっています。
その差は、期間が長ければ長いほど広がる傾向があります。
9年分というのは長期の参考指標としては短いかもしれませんが、豪ドル円の安定的と南アフリカランド円の下げ傾向を併せ見ると「南アフリカランド円を売りヘツジ通貨として使う」有効性があるとも見れます。
比較期間5年間の場合
これは、比較期間を2012年4月〜2017年4月と5年間に短縮したものです。先程を長期とすればこれは中期の比較チャートとなります。
でも、これくらいの期間だとあまり大きな優劣は見えてこないですね。
それぞれの通貨ペアの始まりと終わりを比べてみると、豪ドル円は5年前とほぼ同じ為替水準なのに対して皆南フリカランド円は数十銭下げているため南アフリカランド円の下げ傾向という特徴は少し見えます。でも、気になるほどのものではありません。
注目しているのが、この比較チャートで「南アフリカランド円が豪ドル円より高いときに売れば利益を出しやすそうだ」というところです。これは月足チャートでの比較なので大雑把なのですが、日足などで比較チャートを作ると売買ルールも作っていけそうな感じもあります。
この比較チャート、もっと深く使い込んでいくつもりです。
これまで南アフリカランド円売始めりでは、単純なMT4自作EA売買シグナルのみを使用してきました。
この比較チャートを組み合わせれば、もっと有効な売買の仕方が見つけられるかもしれません。デューカスコピージャパンは、これらのチャートを使った自動売買もできます。残念ながら、JAVAを使うのでMT4の知識をそのまま使えないので私にはまだ対応できていません。
でも、デューカスコピージャパンは南アフリカランド円のスプレッドも欧州時間では0.4〜0.8銭くらいの実績を続けていて文句なく業界最狭水準なのです。この好環境で自動売買もできます。いずれは、南アフリカランド円売買で主力口座として使いたい口座でもありあります。
サヤ取りされる方にもこの比較チャートは必見の価値があります。