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FXオプションと金利低下 その影響を図で説明

金利変動はFXオプションの価格形成に大きな影響を及ぼします。どんな影響があるのかを実際のレート変動で確認してみましょう。

 

 

金利低下がFXオプションに及ぼす影響

 

金利は、FXオプション価格を形成する大きな要素の一つです。

 

ボラティリティなどの要因も大きいので、いつでもそうなるわけではないのですが、金利低下時には以下のような傾向が出やすくなるようです。

 

豪ドル金利低下期の傾向

 

  • 豪ドル円の場合:プットオプションのプレミアム低下

 

「買い」「売り」でのこの影響は、具体的にはこうなります。

 

  • プットオプション買い:支払プレミアムが減る⇒損失リスク減る。利益が出しやすくなるので、これまでより有利になる。
  • プットオプション売り:受取プラミアムが減る⇒利益が減る。リスクは同じなので、これまでより不利になる。

 

FXオプションで「買い」の損失上限は「プレミアム値」になります。

 

「買い」の場合、どんなに相場が想定外に動こうとも、損失は購入時に支払うプレミアム値が上限になる仕組みです。

 

金利低下期にはこのプレミアム値が下がりやすくなるので、プットオプション「買い」はこれまでよりも損失少ない運用ができやすくなります。

 

「売り」の立場

 

「売り」は、立場が逆になります。

 

プレミアム値が下がるということは、プットオプション売りで受け取る利益が減るということです。

 

この受取額が最大利益なので、プレミアム値が経ると利益が減るということに直結します。

 

でも、為替相場が不利な方向に動いた時のリスクは変わりません。

 

総合的に考えれば、「売り」方は「利益が減って、リスクは同じ」ということで、金利低下期は今までより不利な条件での売買を強いられるということになります。

 

豪ドル円コールオプションでも似たような影響はあると思います。

 

ただ、過去の画像やデータをとっていないので比較が出来ず、断言が出来ませんので、今回は割愛させていただきます。

 

次に、私の過去記事からの画像と本日のFXオプションプレミアム画像で、ここまでの説明内容を確認してみましょう。

 

金利低下期の影響 実際のプレミアム値で確認

 

金利引き下げ前のポジション

 

資産倍増計画 豪ドル円 FXオプション

 

この画像は、豪金利引き下げ前に作ったプットオプション売りポジション(豪ドル円買いポジションに相当)のものです。

 

 

内容はこうなっています。

 

  • 画像時点の豪ドル円値 76.13円
  • FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り
  • 権利行使価格:76.00円
  • 権利行使期日:11月6日
  • プレミアム:2.18
  • 売買数量:3万通貨
  • 利益上限:2.18×3万通貨=6.54万円

 

金利低下後のプレミアム

 

金利低下 FXオプション 影響

 

え?

 

画面が違う?

 

そうなんです。ここ1ヶ月の間にサクソバンク証券さんで口座管理画面の画像がリニューアルしてしまったのです。

 

商品内容には変化はありませんので、比較は有効ですのでご安心ください。

 

薄赤色部分に注目してください。

 

ここは、プットオプション売りを作る時のプレミアムです。ここでプットオプションを作ると以下のような内容になります。

 

  • 画像時点の豪ドル円値 74.04円
  • FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り
  • 権利行使価格:74.00円
  • 権利行使期日:11月27日
  • プレミアム:2.013
  • 売買数量:3万通貨
  • 利益上限:2.013×3万通貨=6.039万円

 

両者をみて、プットオプション売りの利益条件が厳しくなっているというのが確認できますでしょうか?

 

権利行使日が3週間ほど違いますが、これは日数がそれなりに経過しているので権利行使日までの残日数で考えればほぼ同じ条件です。

 

比較表にするとわかりやすいかもしれません。

 

項目 金利低下前 金利低下後
豪ドル円値 76.13円 74.04円
権利行使価格 76.00円 74.00円
プレミアム値 2.18 2.013
3万通貨での最大利益 6.54万円 6.039万円

 


プットオプションは、豪ドル円値が権利行使価格よりも高い場合、権利行使価格に近くなればなるほどプレミアム値は高くなります。

 

これを意識して比較表をご覧ください。

 

金利低下前は、豪ドル円値76.14円のときに権利行使価格76円と14銭も高いにも関わらずプレミアムは2.18ついていました。

 

なので、プットオプション売りで受け取れる最大利益も3万通貨で6.54万円期待できるポジションが作れたのです。

 

ところが、金利低下後は、豪ドル円値74.04円と権利行使価格とほぼ同じくらい近いにも関わらずプレミアムは2.013しかありません。

 

なので、3万通貨の最大利益も6.039万円と少なくなってしまいます。

 

金利低下後は、現在値の条件が厳しいのに最大利益が減っている。

 

こういう事になっています。

 

今後も、豪の金利低下が続くようであれば、この傾向は更にでてきます。

 

私の方針としては、今後の状況次第ではFXオプションの活用の方向性も「売り中心」だけでなく「買いも入れる」形に変化させていくつもりでいます。

 

今までの金利が高い時期は、それほど苦労せずともプットオプション売りでおいしい利益が取れました。

 

これからは、リスクが下がった形で「買い」の活用を検討していきます。

 

私の方針と新規ポジション

 

プレミアム受取が減ったとはいえ、まだまだプットオプションによるプレミアム受取は魅力的な水準だと感じています。

 

私は、まだまだ豪ドル円プットオプション売りは魅力的なので仕掛けていく方針です。

 

その判断で、本日「豪ドル円プットオプション売りポジション 3万通貨」を追加しています。

 

金利低下 FXオプション 影響 3

 

作成したポジションがこれです。内容もまとめておきますね。

 

  • 画像時点の豪ドル円値 74.06円
  • FXオプション内容:豪ドル円 プットオプション売り
  • 権利行使価格:74.00円
  • 権利行使期日:11月27日
  • プレミアム:2.000
  • 売買数量:3万通貨
  • 利益上限:2.013×3万通貨=6.000万円

 

プットオプション売りポジションを作った段階で、6万円の受取が発生しています。

 

この後、11月27日の権利行使日に豪ドル円が74円を割り込んでいるようであれば、FX口座で買値74円の豪ドル円買いポジション3万通貨が発生します。

 

権利行使日に豪ドル円が大きく下落していればいきなり含み損のFX買いポジションが発生します。

 

それでも、プレミアム2円の受取も考慮すれば、現在値74.06円で豪ドル円買いポジションを単純に作るよりは、相当有利なFXポジションとなります。

 

この方法は、豪ドル円を底値圏で丁寧に拾っていくのに向く方法だと感じています。

 

FXポジションになった後は、資産倍増計画ポジションとして上昇期がくるまでスワップポイントを貯めながら保有し続けます。

 

資産倍増計画は、もともと豪ドル円を安値圏で拾うことにより安定して運用資金を増やしてきました。

 

 

FXオプションの優位性を活用しながら、資産倍増計画を加速させていくつもりでいます。

 

豪ドル円プットオプション売りは、これまで同様に作ってきたポジションと併せると合計10万通貨となります。

 

今後も運用状況をまとめてまいります。

 

FXオプション売りが出来るのはサクソバンク証券だけです。FX口座開設後にオプション口座開設手続きができます。

 

 

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2019/06/18


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