南アフリカランド 値動きの特徴とは?
その2 南アフリカランドの値動きの特徴を利用する。
過去に何度も両建をするときにもずっと感じていたのですが、南アフリカランドの値動きにはある傾向があると感じます。
「南アフリカランドは遅れて崩れだす」
円高などで為替相場全体が荒れるときに、主要通貨が大きく動いてから南アフリカランドが動き出すようなイメージです。
例えば、2月20日の夜のときもそうでした。まずユーロ円が崩れだしてそれが豪ドルや南アフリカランドに波及していきました。南アフリカランドが崩れるときは他の通貨が大きく下げだしてからが多いように感じます。
ユーロ円が10〜20銭くらい下げた程度であれば、南アフリカランドの値動きには影響がないのですが、下げ幅が30⇒50銭と拡大してくると南アフリカランドもズルズルと下げだすようなイメージです。
なので、私は主要通貨に対して円が全面高になっているのに南アフリカランドの下落がそれほどでもないときは売買注文を出すチャンスだと思っています。
実際、そのタイミングで両建決済の売買注文を出すことが多く、だいたい成功しています。
現在の相場変動では、ユーロ円50銭程度では、崩れたとは言いがたいので1円以上動くようなときが1つの目安です。ユーロ円が大きく崩れだしてその後も崩れそうなのに、南アフリカランドが崩れていないとすれば、そこで買いポジションを決済してから売りポジションの指値を入れます。
逆の場合もしかりです。
1月までの円安局面は、両建ポジションを作るには絶好の時期だったという気がします。
なんで、両建ポジションを作らなかったかというと、スワップポイント差が開いていなかったからです。
ポジション作成の好機といっても、肝心のスワップポイント差が開いていなければこの運用法をやる旨みがありません。
この辺は、タイミングが難しいところですね。
「ポジション作成時も決済時も荒れ相場」が望ましいのですが、そこまでは欲張りません。特にポジション作成時は、「スワップポイント差が開いた」ところだけを狙っています。
「スワップポイント差の拡大」と「荒れ相場」、この2つが揃うことはあまりありません。
その3 ほどほどの利益を大切にする。
この運用法は、最初のうちは慎重にやるので失敗することはあまりありません。でも、何度かポジションをとったり数ヶ月くらいして利益が軌道に乗り始めるとだんだんと欲がでてきます。
「もっと利益を出すために、ポジションを増やそう」
こんな気持ちになってきます。
預けてある資金はそのままでポジションを増やしてみてはどうだろうと考え始めます。この考えを実行し始めると、急な為替変動でポジションが吹っ飛ぶようなことにもつながってしまいます。
「ほどほどの利益を大切にする。」
「そして、欲張らない。」
これは、この運用で確実に利益を積み上げていくために一番大切だと思っています。
この両建て運用は、「」というリスクの低さが一番の魅力です。確実性を重視するためには、あまり欲張るべきではありません。
「こんな事わかっている!」
こう怒られてしまいそうですが、こういう当たり前のことがなかなか出来ずに失敗することが多いのが投資世界の常でもあります。
まあ、私だけかもしれませんが、こういう常識人がしないようなミスをよくしてしまいます。
今回の両建ポジションも、年利4〜5%くらいの利益で充分だと思っています。
為替リスクほぼゼロでの利益ですので、含み損で苦しむこともありません。無理なポジションを作らず資金管理と資金移動をきっちりと行っていれば、大損をすることもありません。
現在の両建ポジション状況は、今後もメルマガやブログで定期的に公開していきます。
- しばらく使わない資金がある。
- 資金をできるだけ減らしたくない。
- 為替変動リスクほぞゼロで安全性重視。
- 年間利益率は5%くらいでよい。
こういう条件を望む方には、豪ドルや南アフリカランドの両建運用が合うかもしれません。
スワップポイントサヤ取り(異業者両建)について
この両建は、ネット界では「異業者両建取引」「スワップただ取り」と言われることもあります。当メルマガでは「スワップポイントサヤ取り」と呼んでいます。基本構造はどれも同じです。
ここでは、異業者両建取引とも呼ばれているこの運用法を南アフリカランドでやった場合の売買のポイントをまとめています。
- その1南アフリカランド決済報告 両建売買 3つのポイント
- その2南アフリカランド両建 売りポジションはどこを使うべきか
- その3FX両建売買 荒れ相場を利用すべし
- その4南アフリカランド 値動きの特徴とは?
現在の両建のベストと思われる組合せはここを参考にされて下さい。
両建売買の気づきやテクニックについては、以下のカテゴリーでまとめてまいります。