くりっく株365の株価指数証拠金基準額 高レバレッシ取引で留意すべき事
くりっく株365でレバレッジ40倍前後の取引が可能な状況となっています。
CFD他口座での日経225・NYダウ取引の最大レバレッジは10倍程度ですので、レバレッジ40倍というのは、はるかに有利な取引条件です。
ただ、絶対に留意しておいて欲しいことが一つあります。
NYダウー日経225サヤ取りの特徴
- 勝率約90%。2017年からの売買実績
- サヤ取り両建てポジション1枚売買の証拠金目安は40〜50万円(証拠金状況を勘案して決定)
- 特徴@:両建てなのでリスクは一般の裁量トレードより低目
- 特徴A:暴騰・暴落の影響を受けにくい
- 特徴B:周囲の雰囲気を気にせずに、冷静な売買判断をしやすい
くりっく株365 株価指数証拠金基準額
まず、現在のくりっく株365の株価指数証拠金基準額がどうなっているか確認しておきましょう。
株価指数証拠金基準額は1枚の売買に最低必要な資金です。FXでいうところの最低証拠金ですね。
現在日経225が77,770円・NYダウが8,050円です。
それぞれ現時点の取引値が日経225:29900とNYダウ:32800です。
現時点での最大レバレッジを計算してみましょう。
- 日経225:29900×100倍÷77770円=38.45倍
- NYダウ:32800×10倍÷8050円=40.75倍
*NYダウと日経225は、1枚の売買単位に10倍の差がありますので、この計算式になります。
どちらの銘柄も最大レバレッジで40倍前後の取引が出来るということが確認できると思います。
小資金で大きな運用が出来るというのは大きなメリットですが、それだけではありません。
仮にレバレッジ5倍程度での運用でも、必要資金が少なくて済む分、大きな値動きでも強制ロスカットされにくいというのも大きなメリットです。
最大レバレッゾ10倍のGMOクリック証券CFD取引などであれば、ポジションを作ってから値が1000・2000と動くと含み損がそれほど大きくなくても、証拠金で拘束される資金が大きくなり、強制ロスカットされる恐れがでてきてしまいます。
くりっく株365でのレバレッジ40倍という状態は、そのリスクを減らしてくれることになります。
GMOクリック証券のCFD取引には、別の良い面があるので、その辺は運用対象に応じて使い分けています。
で、本題に入りますね。
最大レバレッジ40倍で留意しておくべき事
ここからの取引で留意して欲しいことは、くりっく株365の精度に関わる部分です。
一言で書くと・・・
くりっく株365の株価指数証拠金基準額は大きく変動する可能性がある
・・・ということです。
くりっく株365の株価指数証拠金基準額は、毎週計算式で算出されて決定されています。
時期によっては大きく増えることがあるのです。
ちょっとこの記事を、お読みになってください。
記事の中に、2020年6〜7月ごろの株価指数証拠金基準額推移画像があります。
2020年ですので昨年のことですが、日経225の株価指数証拠金基準額は1枚で15万円くらいになり、NYダウは20万円(現在基準に直すと2万円)まで増加しています。
これは、くりっく株365の株価指数証拠金基準額が6か月間のボラティリティなどを考慮して決めるようになっているためです。
昨年2月以降から始まった新型コロナウイルス騒動による株価大変動でボラティリティが大きくなったことが影響しています。
今後も似たような大変動が起きれば、くりっく株365の株価指数証拠金基準額は現状から大きく増加することも有り得ます。
なので、最大レバレッジ40倍が可能だからといって、高レバレッジ取引にするのは止めた方が良いです。
ただ、安心して頂きたいのは、「来週いきなり株価指数証拠金基準額が2倍」なんてことはまずありません。
6カ月くらいのボラティリティを考慮するため、大きな株価変動が続いても、それが株価指数証拠金基準額に反映されるには数ヶ月かかるからです。
株式相場が大荒れになってきたら、株価指数証拠金基準額が増える可能性がある。
平常時は、これを頭の片隅においておく程度で問題はありません。
私がやっている「NYダウー日経225サヤ取り」でも、株価指数証拠金基準額が大幅に増えてきたら、作るポジション枚数を少し減らすようにしています。
余裕のない売買をすると、焦りのようなものが出やすく、ポジション操作が狂うことがあるので注意しています。
NYダウー日経225サヤ取りについて
NYダウと日経225の価格差(サヤと呼ばれています)変動を利用しながら利益をだしていく運用法です。
日本と米国は関係が深いこともあり、NYダウと日経225は相互が影響を与え合うような形で変動しています。
その価格差(サヤ)は、拡大したり縮小したりします。
その流れを利益に変えていくものです。
サヤ変動を利益に変えていくには、「NYダウ売りー日経225買い」という感じの両建てポジションによる売買をしていきます。
具体的な仕掛けパターンは2つあります。
- NYダウー日経225の価格差(サヤ)縮小⇒拡大をねらった仕掛け:日経225売りーNYダウ買い
- NYダウー日経225の価格差(サヤ)拡大⇒縮小をねらった仕掛け:NYダウ売りー日経225買い
拡大を狙うか、縮小を狙うかで、作るポジションが正反対になります。
このサヤ取りのメリットは、大きく3つあります。
- 周囲の雰囲気に呑まれにくく冷静な売買判断ができる。
- 拡大縮小の流れがつかめてくれると収支が安定する。
- 日中株価を見ている必要がないため、忙しくても実践可能
売買には、この後にお見せする「場帳(バチョウ)」という売買道具を使います。
岡三証券が提供するサヤチャートも似たようなタイミングでシグナルが出るので、参考指標として使っています。
リスクについて
サヤ取りにも様々なリスクがあります。
一見、安定してそうなのですが、現実に起きた過去の値動きや損きりなど、リスクを意識するうえで参考になる記事をご紹介します。
サヤ変動リスク これまでの大きな変動記録
記事でも触れていますが、サヤ取りを始めてから一番大きな1日でのサヤ変動幅は2020年3月19⇒20日の908(3005−2097)です。
損きりリスク これまでの記録
NYダウー日経225サヤ取り ここまでの成績
- 2017年運用開始
- 運用原資:7,797,081円
- 2021年運用元金 10,889,376円
年度 |
損益額 |
累計損益額 |
---|---|---|
2017年 |
1,202,919円 |
1,202,919円 |
2018年 |
819,128円 |
2,022,047円 |
2019年 |
-1,465,652円 |
556,395円 |
2020年 |
2,535,900円 |
3,092,295円 |
2021年 |
1,116,776円 |
4,209,071円 |
2021年もコツコツいきます。
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