ループイフダン 2022年10月設定内容
最近ループイフダンの自動売買が好調に推移しています。
2021年4月に運用開始してから1年半が経過して、その運用状況などは定期的に記事にまとめてきています。
参考記事:ループイフダン 運用状況
ただ、「その考え方がわからない」というメールをいただくこともあります。
なので、現時点の私のやり方と稼働中の設定についてここで説明させて頂くことにしました。
2022年9月までの成績
ループイフダンのここまでの成績はこうなっています。
- 運用開始日 2021年4月
- 運用開始時元金 200万円
- 2021年:127,994円
- 2022年:615,703円
- 合計利益:743,697円
- 2022年1月:11,390円
- 2022年2月:35,867円
- 2022年3月:71,236円
- 2022年4月:70,597円
- 2022年5月:17,511円
- 2022年6月:150,657円
- 2022年7月:50,907円
- 2022年8月:68,441円
- 2022年9月:137,374円
- 9月までの合計利益615,703円 年間利益率28.93%
当初、「年間10%くらいの利益率で十分」というつもりで始めました。
でも、2022年は9月段階で既に28.93%の利益率になっています。
幸運にも円安の波に乗れたお陰ですが、好調に利益を出し続けています。
私のループイフダン運用は、FXオプションのカバードコール戦略を組み合わせて行っています。
参考記事:カバードコール戦略とは
では、その設定をご覧ください。
ループイフダン 現在の設定内容
- 稼働中の設定
- B15(USDJPY)数量1:最大本数10本
- B50(USDJPY)数量1:最大本数10本
- B100(USDJPY)数量3:最大本数4本
- B100(USDJPY)数量1:最大本数3本
数量1=1000通貨です。
ループイフダンで稼働中の設定は、現在4本で、全てUSD/JPYのB(BUY)ということで、つまり米ドル円買いのみです。
「米ドル円買い」のみのシンプルな設定ですが、3種類同時稼働していることが確認できるはずです。
- B15・・・15銭下げるごとに買っていくタイプ
- B50・・・50銭下げるごとに買っていくタイプ
- B100・・100銭下げるごとに買っていくタイプ
それぞれ、意味があります。
15銭設定の内容と役割
15銭は、小さな値動きでも利益を出すために稼働させています。
最大本数は常に10本です。最大本数になったらカバードコール戦略に基づいたポジションに変身します。
最大本数に達した後は、以下の作業をします。
- 15銭設定の自動売買停止
- 決済指値注文取消
- オプション口座で「コール売り」新規作成
これで、カバードコール戦略ポジションの完成です。
- ループイフダン口座:米ドル円買い
- FXオプション口座:コール売り
カバードコール戦略は、以下の効果があります。
- 上げ相場での総合での利益確保
- 下げ相場でのコール売りでの利益確保
- 権利行使日までのスワップポイント累積利益確保
米ドル円相場が上昇または往来相場を続ける時は自動売買で稼ぐ。
下落傾向を示し始めたら、カバードコール戦略の形にして塩漬けポジションでもう一稼ぎする。
そんなイメージでやっています。
自動売買止めてから暫くしたら、次の15銭設定を稼働するようにしています。
こういうルールなので、大きな下げ相場では、最大本数になった15銭設定が残骸のように残るようになります。
私の売買ルールでは、その数は4つまでとしています。
50銭設定の内容と役割
次に、50銭設定です。これも最大本数10本で設定しています。
50銭下げるごとに1本づつ買いポジションを作っていくので、約4.5円の下げに対応ができます。
米ドル円で4.5円の下げというと、「ちょっと深目の下げ」というところです。
米ドル円が1.25円も下げると、先程の15銭設定は最大本数に達してしまい、稼働停止してカバードコール戦略ポジションに変身します。
この流れは、先程15銭設定で説明したとおりです。
でも、この50銭設定は最大本数に達しても止めません。
ずっと、稼働させたままです。
画像で見て頂くと、登録日時というところがあるのですが、それが稼働開始日です。
「2021年11月4日」となっていて、稼働中設定の中で一番古いものになっているのが確認できるはずです。
今後も、この設定はいじらずに行く方針です。
100銭設定の内容と役割
最後に100銭設定です。
100銭下げるごとに買っていく設定ですので、派手に利益を出すものではありませんが2つ設定されています。
- B100(USDJPY)数量3:最大本数4本
- B100(USDJPY)数量1:最大本数3本
説明上必要なので、最大ポジション数量も計算しておきましょう。
- 数量3×最大本数4本=12本
- 数量1×最大本数3本=3本
- 合計最大ポジション 12+3=15本
この設定は、「これまでの利益増加に応じて増やす」というルールにしています。
「利益5万円ごとに1000通貨追加」
運用開始からここまでの利益合計額が約75万円です。
- 75万円÷5万円=15本
先程の最大ポジション数と一緒になっています。
増やし方にルールはないのですが、出来るだけ「ちょっと深目の下げ」にも対応できる設定を作っていくよう心掛けています。
この100銭設定は、利益的にあまり期待していないのですが、1回の利益額が数千円と大きくなるせいか、長期間でみると結構な利益額となってくれます。
これにカバードコール戦略に基づいて「コール売り」を2本保有しています。
コール売りポジション 保有状況
- 作成日:2022年9月12日
- FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
- 作成時点の米ドル円:142.440円
- 権利行使価格:146.00円
- 権利行使期日:2022年11月30日
- 売買数量1万通貨
- プレミアム:1.579
- 利益上限:1.579×1万通貨=15,790円
- 損益分岐点目安:146.00+1.579=147.579円
- 作成日:2022年8月19日
- FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
- 作成時点の米ドル円:136.600円
- 権利行使価格:140.00円
- 権利行使期日:2022年12月21日
- 売買数量1万通貨
- プレミアム:1.164
- 利益上限:1.007×1万通貨=11,640円
- 損益分岐点目安:140.00+1.164=141.164
コール売りは、「上げ相場で損失・下げ相場で利益」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。
ループイフダンの15銭設定が最大本数となった時に「カバードコール戦略」の一環として作ったポジションです。
基本的に、権利行使日まで保有します。
権利行使日の状況に合わせて、次のポジション操作をします。
⇒もう1回コール売りを検討する。
⇒ループイフダン買いポジションも利益確定して合計利益とする。
ここのところは、「コール売りが損失となった場合」が多いのですが、これはたまたまです。
円安傾向がいつまでも続くものではありません。
円高傾向となれば、「コール売りが利益となった場合」のケースも出てくることになります。
なので、コール売りが損失となっても気にしないようにやっています。
現在は利益を出すための必要経費という存在
このコール売りを使ってどれくらいの収支になっているのかは、定期的に作成している記事で確認できます。
参考記事:運用状況:2022年10月13日
この時点で、それぞれの収支はこうなっています。
- ループイフダン 1,372,940円
- FXオプション ー603,935円
- 合計損益 769,005円
FXオプションは、大幅なマイナスですね。
FXオプション使わない方が良かったんじゃないの?
当然、そう思いたくなりますよね。
これを見た方の中には、「FXオプション使わなければもっと利益出せただろ」と思った方もいるはずです。
ここのところ、米ドル円が大きく上昇し続けているので、期日まで保有するコール売りは、大きな損失を抱えやすくなっているので、それがそのまま成績に出てしまっています。
ただですね。
ループイフダンの利益が大きく出ているのも、FXオプションでコール売りを保有している効果でもあるのです。
カバードコール戦略は、「FX買い+コール売り」という仕組みのため、両方のポジションを権利行使期日まで数ヶ月単位で保有し続けます。
つまり、本来ならループイフダンで利益確定していたかもしれないところでも、売らずにいたために円安のおかげで利益が膨らんできたという訳です。
カバードコール戦略は、「FX+FXオプション」で損益を考えるべきものでもあるので、コール売りの損失は割り切るべきところだと思っています。
円安の後の円高相場への対応
原稿を書いている時点の米ドル円は、148.50円と150円間近に迫ってきています。
まだまだ円安は続きそうです。
でも、ここまで円安となると「そろそろ反転するかも」という気持ちもでてきています。
私の方針としては「円高転換」と判断するまでは、このままついていくつもりです。
円高転換となった後は、ループイフダンの売りを入れた形に変化させることも検討していくかもしれません。
余裕資金を確保して、気楽に構えていきましょう。
リピートでループイフダンを選んだ理由
一通りのリピート系自動売買を試して、ループイフダンに戻ってきました。
ループイフダンを選んだ理由は3つあります。
- 追尾型であること
- スワップポイント受取が高目であること
- スプレツド+手数料負担が軽い事
これらの特徴より、私の「米ドル円買い」を中心のリピート系自動売買に最も合うと感じています。
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