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2月はFX税金対策検討開始の月

新連載はFX税金です。ご存知のように、2月は確定申告の時期です。それと同時に「税金対策開始検討に調度良い月」でもあります。

 

FXの節税対策は、短期で大きく税金を減らせるような技は私の知る限り「ふるさと納税」くらいです。そのため、11・12月になって利益が沢山でてから慌てても手遅れとなってしまいます。

 

ある程度運用技術の定着している方は、2017年もFXで利益を計上する可能性も高いです。とはいえ、「やりすぎ」は禁物です。FXの調子を崩して予定していた利益が出ないことだってあるからです。この辺が、FX税金対策の難しさでもあります。

 

これらの諸要素を考慮しながら、今のうちに有効に使えそうな対策は打っておかねばなりません。なので、対策を練るのは2月が最適なのです。

 

このFX税金の連載も毎年のようにやってきています。基礎知識はある程度お持ちの方も多いでしょう。そこで今回は、基礎部分の復習はできるだけ簡易にして、税金対策に繋がりそうな周辺知識を中心にまとめていくつもりでおります。「確定申告しないで誤魔せないだろうか?」と思っている方もいるかもしれませんので、先日の私のエピソードから始めさせていただきます。

みてます。みてます。税務署は見ています

数か月前のことです。

 

税務署から1通の手紙が届きました。

 

「確定申告でお聞きしたいことがあります。以下の日程で税務署にお越しください。」

 

こんな内容で、日時が指定してあります。

 

き、きたーーーーーーー!

 

税務署さんからの手紙や電話、どちらも体中に緊張が走ります。とはいえ、何の身に覚えもない。書いている内容から、要件も今一つあやふやです。

 

中身を確認する意味も含めて、税務署さんに電話をして確認することにしました。

 

担当者:●年の確定申告の件ですが、先物取引所得(FXのこと)申告はされていますか?


 

私:はい、●●●万円で申告しているはずですが? 金額間違っていますでしょうか?


 

担当者:えっ?・・・・しばし無言(書類を見直している模様)・・・・ここの欄(先物所得記入欄)に金額記入ありませんよね。


 

私:あ、そうですね。でも、その下のところには書いたんですけど。


 

担当者:調べなおして、また連絡します。


 

こんなやり取りがされました。

 

結局、私の提出書類に記入漏れがあったがために、担当者は「この人、FX利益申告してしないぞ!」と判断したということだったようです。

 

とはいえ、記入漏れはあったものの、税金の金額は同じです。なので、最終的に何のおとがめなしということで済みました。

 

私はホッとするとともに「随分簡単に照合できるようになっているようだ」という印象を持ちました。おそらく、FX業者からの利益合計を把握して確定申告書をみて最初の行に記入がないとなれば、かなりの確率で申告漏れとなるのでしょう。

 

このパターンで指摘を受けている方が、かなりいるため私もその一人と判断されたと推測しています。

 

私も、難を逃れたとはいえ「記入漏れ」は反省しなければいけません。

 

あらぬ疑いをかけられないよう、今後は確定申告書記入にも注意していきます。

 

税務署が比較的容易に申告逃れを指摘できる傾向は、今後はどんどん強くなっていくはずだからです。

マイナンバーで照合簡単になる

今年の確定申告よりマイナンバーの記入が必要になります。これによって、私たちのFX利益の把握は更に簡単になります。

 

今後は、おそらくマイナンバー番号入力すればその人のFX利益が一発で確認できる状況になるはずです。FXに限らず株式投資やソーシャルレンティングなど他の投資分野の利益把握も一緒にできるはずです。

 

多分、納税者を「FX利益の多い人順に並べる」なんてこともできるでしょう。。

 

税務署では、その一覧をみながら利益と納付済み税金の合わない人を順番に調べていけばよいことになります。

 

ついでだから、税務署が税金教えてくれたらいいんですけどね。

 

将来的には株式口座みたいに利益がでた時点で源泉徴収される仕組みもできるかもしれません。ただ、FX業者にとって大きなシステム投資負担が必要になるので、かなり先になるでしょう。でも、将来的には有りうる話です。

 

FXに限らずCFD取引など他の金融商品も、課税側の利益の把握は今後どんどん簡単になっていくはずです。

 

先日、私が口座開設したソーシャルレンティング口座でもマイナンバー記入は必要です。株式やFXなどの投資運用とは関係ない部分まで、マイナンバーは入り込んできているのに、ちょっと驚きました。

 

税金の納付漏れがあれば、最悪の場合には重加算税などで40%以上の追徴課税を払う可能性もでてきます。

 

もはや「税金を払うか払わない」は議論すべきではありません。

 

今年から大切なのは、「税金を間違えずに正しく納税して追徴課税などを受けないようにする」ことです。余計な罰金を払わずに済むよう、しっかり対策をしていきましょう。

FX税金2017 目次

2017/02/13


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