メキシコペソ円 くりっく365参入開始
くりっく365でのメキシコペソ円取扱いが今週より始まりました。2日目の今日は最初のスワップポイント金額も発表されています。スワップ投資・両建て投資の両方で使えそうな特徴がいくつか見えてきているのでご紹介させていただきます。
時間帯同時比較で見えた攻略の糸口 メキシコペソ 取引条件同時時間帯比較
まずは、メキシコペソ円の取引条件をスプレッド・スワップポイントで比較してみました。
比較対象は、メキシコペソ円(MXNJPY)スワップポイント比較のメンバーでもある外為どっとコム・マネーパートナーズ・IG証券の3口座です。
くりっく365スプレッドは、朝8時〜10時くらいの間ちょこちょことチェックしてみました。朝方は1.0銭くらいに拡がることもあるのですが、概ね0.5銭ということで他の3口座とほぼ同じ条件です。
スワップポイントは、ちょっとした差がでています。
本日のくりっく365メキシコペソ円スワップポイントは、5日分で593円です。1枚10万通貨なので他口座同様に1万通貨に合わせると11.86円になります。
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買い |
売り |
スプレッド |
売買単位 |
---|---|---|---|---|
11.88円 |
−11.88円 |
概ね0.5銭 |
10万通貨 |
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15円 |
−25円 |
原則固定0.5銭 |
1万通貨 |
|
15円 |
−26円 |
0.5銭 |
1000通貨 |
|
12円 |
−14円 |
0.6〜1.2銭 |
1万通貨 |
- 1万通貨・1日分に換算したスワップポイント比較です。
今のところ、くりっく365は高スワップポイントで競争ではなく売りスワップポイントの低負担で優位にたっているという感じです。この傾向が続くのであれば、スワップポイントサヤ取り(異業者両建)で売りポジション用口座という使い方が有効かもしれません。
ただ、くりっく365は月末にスワップポイントが一時的に大きく増減する傾向があります。
実際のスワップポイントがどれくらいの水準になるかは明日以降の傾向をみて判断するのが妥当です。
これと同時に、為替レートを観察していて興味深い動きをみつけました。
為替レートが0.5銭以上乖離現象
興味深い現象というのは、FX口座によって為替レートに結構な差が出ているということです。
まずは、下記の画像をごらんください。
朝方、画面に同時表示させたマネーパートナーズFXとくりっく365のメキシコペソ円為替レート画面です。
この画像では、くりっく365とマネーパートナーズFXで0.6銭もの為替レートの差がでています。メキシコペソ円は為替レートが低いので、米ドル円などに置き換えれば5銭以上の差が出ているのと同じ状況です。
こういう状況が、9時前ずっと続いていました。9時以降は、だんだんと差が無くなっていったものの、時折大きく開くこともあるという状況です。
FX口座間での為替レート差が、これだけはっきり長時間出続けているのは珍しいです。
くりっく365のメキシコペソ円取引が始まったばかり故の現象にすぎないかもしれません。
いつまで続くかはわかりませんが、この現象はスワップポイントサヤ取り(異業者両建)での両建て取引等にも使えそうです。
例えば、この画面で「くりっく365買いーマネーパートナーズFX売り」とすれば「5.875買いー5,876売り」という両建てポジションが出来上がります。もしも、くりっく365の方がマネーパートナーズFXよりもスワップポイントが高ければ、この両建てを維持するだけでスワップポイント差利益が得られることになります。
しかも、スワップポイントサヤ取り(異業者両建)で障害となるスプレッドコスト回収日数は為替レート差を利用してポジションを作ったお蔭でかなり短縮できます。
今はくりっく365の方がマネーパートナーズFXよりもスワップポイントが低いので使えませんけどね。
でも、日によっては上記画像と逆のスプレッド差が開く可能性も有るかもしれません。その時は、「くりっく365売りーマネーパートナーズFX買い」というポジションを有利に作ることができます。
単純に裁量トレードをする場合でも、この為替レート差は利用価値があります。メキシコペソ円を売買したいときには、まずは口座ごとの為替レートチェックすることで、0.5〜1.0銭くらい有利にポジションを作れるかもしれないからです。
こういう取引は、ちょっとした工夫でリスクを減らしながら利益を増やせます。今後も定期的にチェックを続け、利益に結びつけていくつもりです。
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