FXトレーダーの睡眠対策
健康管理にはかなり気を使っています。体調がサヤすべり取りなどの裁量トレードの売買判断に大きな影響を及ぼすからです。健康管理といっても幅広いのですが、今回は睡眠についてまとめてみました。
睡眠負債はどんな影響をもたらすのか。FXトレーダーにも深い関係のある睡眠対策などの内容です。。
睡眠負債で狂う売買判断
FXトレーダーは深夜トレードする方が多いせいか、短時間睡眠や不規則な生活をしている方が他の投資商品に比べて多い気がします。
株式取引も夜間取引や米国株など深夜取引が盛んになってはきていますが、昔ながらの午後3時に売買終了という方が多数派です。
一方、FXで午後3時に取引を終えるという方はほとんどいません。欧州時間やNY時間などが控えているため、「ここから取引に入る」という方も多いだろうと思います。
「仕事が終わってから出来る」これもFXのメリットという話も聞いたことがあります。サラリーマンの方などは、仕事が終わってから本格参入して深夜に頑張っている方多いでしょうね。
でも、無理はしないでくださいね。
睡眠時間を削り過ぎないようご注意ください。短期的な睡眠不足であればよいのですが、それが続くと「睡眠負債」と呼ばれる状態となります。
睡眠負債となると、進退にも異常がでやすくなります。最近は、睡眠負債が更に進んだ状態を「睡眠の自己破産」と呼ぶこともあるようです。
睡眠負債状態になると起こる現象がいくつかあります。プレジデント紙で紹介されていた事例をご紹介させて頂きます。
事例:夜勤明けの医師と、夜勤のない医師を対象に、日中の覚醒状態を比較する実験を行った。すると夜明け前の医師は、勤務中に1秒〜10秒間、眠りに落ちる瞬間があった。本人も周囲も気づかない居眠りで「マイクロスリープ」とも呼ばれる現象です。
また、アメリカの実験で以下の傾向も確認されています。
- 短時間睡眠者は短命になりやすい。
- 肥満になりやすい。
- 糖尿病や高血圧などの生活習慣病、認知症にも影響がありそうだ。
ザラリと読むと、睡眠不足は「万病の元」といってもよいくらいの弊害を体に及ぼします。
現在、FXで短時間睡眠で頑張っている皆様、一度ご自身のライフスタイルをしっかりと確認されてみることをおすすめします。
いくら寝ても疲れが取れないと感じている方などは、ライフスタイルを工夫して睡眠時間を捻出することも検討すべきです。
場合によっては、トレードスタイルの検討も有効かもしれません。
例えば、私の場合練るのは夜9時前後で起きるのが朝5時くらいです。睡眠時間は調度8時間というところです。
この睡眠時間からご推測できるように、NY時間には起きていたことがほとんどありません。FXトレードはほとんどの日で遅くとも15時には終了します。
株式投資でも商品先物でもCFDでもFXでも、このスタイルで利益を出してきています。
私たちの実践するサヤすべり取りは、売買判断は朝1分程度で終わる「場帳・グラフ」が基本となります。
場帳に為替値を記入して本日の売買を決める。もしも、「売買なし」であればその日は売買なしでトレードはしないという感じになります。
この方法、朝の数分が勝負となります。
的確な売買判断をするために、「いつも同じ健康状態」を実現できるよう配慮しています。朝食・散歩などとともに睡眠がその要になっています。
こんな感じで25年以上同じ運用を淡々と続けてきました。これからも、ずっと続けていくつもりです。