FXは頭の良い人が勝つという誤解
FXは誰にでも勝てる可能性のある投資商品であると思っています。でみお、勝つためにはFXへの誤解を解くことから始めるべきなのだとうとも思っています。
例えば、FXは頭の良い人が有利という誤解です。
頭の良い人が有利であれば、FXは誰にでも勝てるという言葉は幻想ともなります。それほど難関校でもない大学を出た私のような凡人がこの世界に残り続けられるはずもないのです。相場で勝つために大切なことは別の次元にあります。
FXを知的ゲームのように考えている人は、相場で勝つことはできません。
その理由と、FX運用の真実について書かせていただきます。
FX運用は頭脳労働ではない。
相場の90%は技術であり、頭を使うのは残り10%に過ぎない。〜林輝太郎
先程の理由はこの格言に集約されていっても過言ではありません。
そうなんです。
FXを始めとする相場運用は、基本的に頭脳労働ではないのです。だから、頭が良いとか悪いというのは関係がなくなります。
私自身、林輝太郎を師匠として30年近く相場運用を続けてきました。
振替ってみて感じるのは、相場運用の世界というのは「スポーツ」や「将棋の世界」によく似ている気がします。
スポーツはさておき、将棋の世界は基本的に頭の良い人の集まりですので、「やっぱり頭の良い人が有利ってことじゃないか」と言いたくなるかもしれません。
でも、そこじゃないんです。
スポーツや将棋の世界とよく似ていると感じるのは、「決断の根拠」なんです。
スポーツの世界では、瞬時に次の行動を判断しなければいけません。
将棋の世界では、次の一手を数千種類ある候補の中から選び出さねばなりません。テレビなどでみる将棋対局では次の一手を選び出すまで長い時間をかける場面がよくあります。
でも、プロ棋士の書いた本を読むと多くの場合「次の一手の候補は早い段階で決まっている」のだそうです。長考しているのは、「見落としがないかの確認」や「その後の流れのシミュレーション」などをしているためなのだということがよく書かれています。
FX運用でも、ほとんどの場合次の一手は朝の場帳・グラフ記入の数分で決まります。これは、スポーツ選手の次の行動を決める瞬間や将棋棋士の次の一手を決める瞬間によく似ています。
そして、師匠の格言にある「相場の90%は技術」という言葉の部分だとも思っています。日々技術を磨き続けることで、次の一手が数分で浮かんでくるようになるといった感覚です。
FXで運用技術が高くなってくると、成績が安定してくるとともに思考策度して悩みぬくということも少なくなっていきます。なんとなく、淡々とした感じにもなってきます。
昔は、たまに思うことがありました。
「こんなこと続けているだけで、本当に大丈夫なのかなぁ」
そんな漠然とした不安がでてくるときもあったのです。
でも、日々の場帳・グラフ記入をきっちり行って売買を続けれいれば成果は出てくるようになります。
油断したり傲慢になったりするのはいけません。でも、気を抜き過ぎるのもよくないはずです。
気を抜き過ぎないためには、適度な刺激を定期的に自分に課すのが効果的です。例えば、教科書本を読み直すとか玉帳(売買記録)を見直すなどです。
自分を過去の売買記録を見直すと、「まだまだ運用技術が未熟である」ことを痛感させられます。改善余地の多い売買記録を見直せば、自然に心は引き締めることができます。
私は誰にでも出来ることしかやっていません。私たちのやり方は、もう何百年もまえから多くの先人がやってきたことでもあります。だからこsど、安心して長く続けられたのだと思っています。
これからも、私のメイン運用法は「サヤすべり取り」です。