ナンピン(難平)練習法
FXで成功するために大切な技術であるナンピン(難平)には、いくつかの型があります。今回はその型と練習方法についてまとめました。
ナンピン(難平)の型と基礎練習
ナンピンには、いくつかの型があります。大きくは等分割(分割枚数が同じ)と不等分割に分かれます。
先輩相場師たちが使っていた基本型を整理すると以下のようになります。
- 等分割:2分割「1−1」
- 等分割:3分割「1−1−1」
- 不等分割:1−2
- 不等分割:1−3
- 不等分割:1ー2−2
- 不等分割:1−2−3
- 不等分割:2−3−5
現実には、これらを基本形にして投資家それぞれに分割の型ができていくようです。
私がこの間まで悩んでいたのも「分割の型」です。
実は、私には今まで決まった型がなかったのです。
型がないというよりは、あまり分割を意識せずに売買してきてしまったというのが正確な表現かもしれません。
「今回は細かく分割していこう」と大雑把に決めて、回数も決めずにポジション分割したりしていました。これで良いかなと思う部分もあったのですが、師匠林輝太郎の本を読み直してから気持ちが変わりました。
基礎練習を再開することにしました。
本来自分の型ができてくるはずなのに、出来ていないというのは今の私の大きな課題だということに気づいたからです
型がある程度決まってきた方が、自分の攻め時や撤退時もわかりやすくなり売買にもしまりがでてきます。型が決まらないと売買がいつまでも続くような感じになり、だらしがなくなります。
ここ数年豪ドル円サヤすべり取りに収益が低迷していたのは、この辺が原因だったかもしれません。今までは、豪ドル円自体が低迷しているのでしょうがないと思っていたのですが、自分自身の運用技術の磨き方が甘くなっていたということかもしれないのです。
ナンピン基礎練習について
ナンピンを身に着けるための最初の段階で「基礎練習」というものがあります。
この基礎練習をすることで、ナンピンの基礎を身につけていき段々と難しいものになっていきます。
この基礎練習自体は簡単です。
ナンピンで一番簡単な等分割「1−1」を繰り返すのが基礎練習です。
師匠林輝太郎の著書では、「最初は20回くらい繰り返した方が良い」とも書いています。
この練習は、売買の調子を崩したときに「調子を取り戻すトレーニング」としてもつかわれています。師匠の自伝でも、大失敗した後に初心に帰って基礎練習をする話が何度かでてきます。
この辺は、スポーツ選手が調子を崩したときに「基本に帰って基礎トレーニングをする」のともよく似ています。
スポーツとFXトレードはに似ている部分がいくつもあるのですが、この「基本に戻る」という考え方もその一つです。
私自身、今年の売買成績はまあまあです。ただ「そろそろもう一段上達したい」という気持ちは日に日に強くなっています。
こういう時こそ基本に戻って基礎練習をしてみようと思います。相場運用で利益を出すのは難しいことではありません。でも、利益を出し続けていくにはそれなりの運用技術を身に着けて磨いていくことが必須です。
この基礎練習で自分のナンピン技術の基礎固めをしていき、次の成長に繋げていきます。