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現状維持バイアス FXで勝つために超えねばならない壁

FXで勝つためには自分を変えないといけないということはほとんどの方が認識しています。普通の人が考え方を変えずにFXを続けていくと、どうしても失敗しやすいというのは経済学者の間でも常識となっています。これは、現状維持バイアスと呼ばれています。

 

  • いつも同じ失敗をしてしまう。
  • 新しいルールを守りたいのだが、今までのやり方を完全に捨てられない。
  • やり方を変えねばいけないのに変えられない。

 

これら、現状維持バイアスの症状のひとつです。人間は自分を変えたがらないというのが、人間の本質であるというのが現状維持バイアスです。

 

今の投資法ではうまくいかないのは薄々感じてはいる。あの投資法なら成功できるかもしれない。でも、様々な理由があり新しい投資法に取り組めない。

 

そんな方に参考になればと思います。

現状維持バイアスとは

FXには我流運用法も一つと数えると数千の運用法があります。その中には、「努力すれば成功できる投資法」「努力しても成功できない投資法」との大きく2種類に分かれます。何年も利益がなかなか出せない方は、投資法の見直しが有効なことも多いのです。

 

でも、そこには現状維持バイアスの壁があります。

 

「あの投資法でやってみよう」

 

こう思っても、実はなかなか実行できないのです。成功できる投資法といえど、うわべを真似しても絶対にうまくはいきません。その人が売買するタイミングに合わせて売買しようとしても、その人が完璧に売買を公開してくれるわけではないし完璧に売買経過を時間差があまりなく公開するのは難しいものでもあります。

 

そして、それを真似しようと注文を出そうとしてもなかなか勇気が持てないことなど現実にはいくつのも障害があります。

 

大切なことは成功できる投資法の基礎をしっかりと学ぶこと。

 

ここまでわかっていたとしても、成功できる投資法を実践するには大きな障害がもう一つあります。

 

それは「投資家自身が変わりたくないという気持ちを持っている=現状維持バイアスの壁」があるからです。

 

この現象は、行動経済学では現状維持バイアスと呼ばれています。これは、人間誰しも自分を変えたくないという気持ちが根本にあって行動するものだというものです。

 

この好事例として取り上げられるのが「携帯電話競争」です。AU・DOCOMO・ソフトバンクを中心に激しい争奪戦が繰り広げられています。のりかえたときのキャッシュバック金額ってすごいですよね。地域によっては、5万円以上のキャッシュバックがあるという話も聞いたことがあります。

 

あれってなんであんなに派手なんでしょうね。電話代が1割安いだけでもいいような気もするんですよね。

 

でも、ダメなのだそうです。

 

実は、「電話代1割安い」ではほとんどの人が電話を切り替える気にならない。

 

今の電話でも良いところはあるので「切り替えにちょっとメリットがあっても多くの人は現状維持を選ぶ」のだそうです。これは、現状維持バイアスの典型的な例です。

 

電話代を安くするだけでは切り替えてくれないということで、強力な飛び道具「大型キャッシュバック」が登場してきたということです。通話料半年分に相当するような強烈なキャッシュバックによって、現状維持バイアスの壁は破られて、携帯電話切り替えをしようという決断をするきっかけとなります。

FXにおける現状維持バイアス

さて、FXで投資法を変えるときにも似たような状況が起きます。

 

とはいえ、FXに携帯電話競争のような大型キャッツシュバックはありません。FX教材のなかには派手な宣伝があり、それが現状維持バイアスの壁を破る効果を持つものもあるのですが、残念ながら派手な宣伝をするFX投資法に本物は見当たりません。

 

地味で特に宣伝はしてないが本物である。FXで成功するにはこういう投資法を見つける目も必要です。

 

実際に、本当に成功できそうだと感じるFX投資法をみつけたとしましょう。

現状維持バイアス

 

「あの投資法のほうが儲かりそうだ」と感じる投資法があったとして、それに切り替えるにはかなりの勇気が必要です。

 

本物の投資法ほど、始めるにあたって派手な宣伝もキャッシュバックみたいな投資法切り替えによるメリットも何もないからです。

 

「この投資法なら、いずれ成功できそうだ」

 

最初は、そんな自分だけの確信のようなものしかありません。

 

私は、サヤすべり取りに出合った時には、大袈裟な話ではなく体中に電流が流れるような衝撃がありました。「やっと本物をみつけた」という気持ちとともに感情の高まりを押さえられずに、林輝太郎先生の本を泣きながら夢中になって読んでいました。

 

あの感動は今も忘れません。

 

でも、同じ本を別の方が読んでもそこまでの感動を得られるわけではありません。実際、損ばかりしている何人かの友人に林先生の本をプレゼントしたことがあります。でも、その友人達には感じるものはなかったようで、その後もその本に書いてあることを実践した形跡はありません。

 

メルマガ読者の反応をみても同様で、人それぞれに合う投資法は違うのだと感じる次第です。なので、私のやっている投資法が一番良いなどとは思ってはいません。人それぞれに自分に合うFx投資法があるのだといつも書いているのはそういう意味です。

 

仮に、「あの投資法のほうが儲かりそうだ」ということでFX投資法を変えようと決意をしたとしましょう。

 

その時に、やってはいけない事があります。

 

とくあるパターンで、「あの投資法のほうが儲かりそうだ」「でも、今の投資法にも良いところがある」てな感じで思考が動いていき、FXで一番やってはいけない方向性に進んでいきます。

 

FXで一番やってはいけないことそれは「投資法の融合」です。

 

A投資法をやっていた人が、B投資法に切りかえようとして、A+B投資法のような形で続けてしまう形です。

 

これをやるとほぼ確実に失敗します。

 

そもそも、成功できる投資法というのは「完成度の高い投資法」です。キャンパスに塗る色でいうなら綺麗な青や赤色のようなものです。これに、ヘタに別の色を混ぜればその色がくすんでしまいます。

 

投資法を融合させる背景には現状維持バイアスがあります。もしも、別の投資法をやっていこうと思ったらこれには十分に注意しないといけません。

 

一番良い方法は、一旦「すべてを捨てる事」です。

 

今までの投資法をポジションごとすべて清算して資金も一旦FX口座から引き出して基礎を身に着けるまでは運用をしない。

 

これくらい徹底できれば、その方はいずれ成功できるはずです。

 

正直、私はそこまで徹底はできませんでした。最初は、半端に融合させてやっていました。そして、それによって最初の破産状態に陥る原因になってしまったのです。

 

貯金がすべてなくなって相場をするお金が無くなるようなところまでいって、やっと目が覚めました。今から思えば、若いうちに破産状態の経験ができてよかったという気がします。今、同じような状態になったら立ち直れないかもしれません。

 

それからは、「投資法を正しく実践しよう」「他の投資法との融合は絶対にしてはいけない」と自分に言い聞かせながらやってきました。あの経験をしたおかげで「成功するにはどうしたらよいのか」を体で知ることができました。もう二度と経験したくない思いでですが、これからもあの教訓を活かしていくつもりです。

 

私のサヤすべり取りは、その基礎を●●▲■にまとめてあります。場帖・グラフ記入という1日1分の単純作業を続けていくだけの簡単なやり方です。これを20年以上続けています。

2015/09/07


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